仕事を断るようになってから、
とても穏やかになった。

もとい、小さなトラブルは数あるものの、
“嫌なら断ればいい”と決めてから、
毎日19時には家にいて晩酌ができるし、
夜はぐっすり眠れる。

夢見がいいおかげで、肌の調子もいい。

それでも、少しばかり不安があって、
転職サイトを活用してみた。

思いつくものに応募をしたが、
今の売り手市場もあって、
すぐ面接が決まった。

しかし、応募をしておきながら、
いざ面接が決まると、食指が動かない。


この仕事がやりたい、とか、
ここで働きたい、という気持ちが、
全くと言っていいほどわかない。


むしろ、19時には家に帰りつき、
お酒を飲みながらテレビを見てることの、
なんと幸せなことか。

寝る前には技術書を読む。
たまに語学の勉強もする。

嫌になったら、
貯めたお金でどこへでも行けるし、
知識が私を支えてくれる。

もう一生懸命働きたくない。
働かなくていい。
自分ひとりなら、なんとでもなる。

そんなふうに思うことは、
いいことなのか、悪いことなのか。

ある意味でとても孤独である。