ファンデリー社長・阿部公祐さん メタボ対策の宅配健康食
プロの栄養士が献立を考えた健康食を、宅配便でお届けするのが主力事業です。糖尿病、高脂血症、痛風、腎臓病などの生活習慣病に合わせたメニューをそろえています。今回、生活習慣病の人だけでなく、その予備軍とされるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策に特化した健康食のオンラインショップ「美味しく健康ボックス CCB」(http://www.ccb.ne.jp)を立ち上げました。
≪阿部公祐社長は損害保険会社でサラリーマン生活を続けた後、平成12年に独立し、ファンデリーを設立した。栄養士が考案する本格的な健康食を、低価格で宅配するのが強み。生活習慣病克服に取り組む人たちのために、東京都の一部と埼玉県の南部エリアを対象に、栄養士をカウンセラーとして自宅に派遣するユニークな事業も展開している≫
当社の主力事業である健康食の宅配は、6000カ所の医療機関に「ミールタイム」という食事通販カタログを配り、全国展開しています。当社の強みは何と言っても、「プロの栄養士による健康食」という商品力にあります。
女性社員15人はすべて栄養士の資格を持っており、採用活動も栄養士を中心に取り組んでいます。「ミールタイム」を配布している医療機関の中には、入院患者向けの健康指導の教材として使ってくださるところも多いようです。
≪今年4月から、メタボリックシンドロームの予防に重点を置いた特定健診・保健指導が始まった。同社はこれを受け、メタボ予防に取り組む人たちを対象に10月9日から、東京慈恵会医科大学付属病院新橋健診センター所長の和田高士氏が監修するカロリーコントロール食のオンラインショップ「CCB」をスタートさせた≫
CCBは栄養成分が調整された冷凍タイプの食事で、和食・洋食・中華10メニューを1セット5980円というリーズナブルな価格で提供します。1食当たり598円で健康食が味わえるというのは、当社がこれまで取り組んできたノウハウを凝縮した成果で、品質、価格ともに自信作です。送料は無料で、午後6時までに注文を頂ければ、最短で翌日の午前中に届く物流システムも構築しました。
≪CCBはおかずのみで、1食当たり約270キロカロリー、塩分は1・9グラム以下。管理栄養士がウェブ上でごはんの量など栄養面をサポートする仕組み。また、イメージキャラクターに、再結成したミュージシャンのCCBを起用。往年のヒット曲をもじった「メタボリックが止まらない」をキャッチコピーに、メンバーがダイエットに取り組むブログとも連動させた広告を展開している≫
これまでの核となる顧客は、生活習慣病で通院経験のある人たちで、栄養に高い関心を持っています。一方、CCBのターゲットは、生活習慣病やメタボの予備軍で、食事制限に費用をかけることに抵抗感がある方々です。
また、医療機関にカタログを配布していた広告戦略も、マス(大衆)に向けたものになり、コストもかかります。しかし、メタボ市場のほうが、国民の健康維持と医療費削減という社会的意義は大きい。将来、株式上場を目指す当社にとって、最初の大きなチャレンジです。
出典:MSN産経ニュース