むくみ
夜間多尿の最大の原因はむくみです。
人類は二足歩行を始めてから、下半身がむくむようになりました。
成人の体重の60%が水分でできています。
体重60Kgの人なら、36Kgの体液が身体を循環していますが、この体液が重力の影響で下半身に貯まった状態がむくみです。
人類は直立したおかげで頭脳が発達しましたが、その代わりに下半身がむくむようになりました。
私たちは長い間たち続けていると足がむくんで、夕方には靴が履きにくくなったりします。
むくみがひどいときには、1Kgくらいの水分が下半身に貯まることがあります。




下半身がむくんだままで就寝すると、体液が一気に上半身に戻ってきます。
上半身に体液が戻ると、心臓の血液が増加するので、身体が余分な水分を排出しようとします。
このために、下半身がむくんだ状態で就寝すると、夜間に尿量が増加するのです。


夜間だけ多尿という人の主な原因はむくみですから、むくみをなくして就寝すれば夜間多尿が治ります。


むくみをなくすには
ネットを検索すると、むくみの改善方法がたくさん載っています。
その中でもっとも簡単なのが、弾性ソックスです。


美容用の弾性ソックスは高価ですが、100円ショップの着圧ソックスでも十分です。
私はジョギング用の弾性ソックスをたくさん持っているので、履いてみました。
その結果、夜中に目が覚めることがなくなりました。
ぐっすり眠れる日がもう4日間続いています。





もう1つ大切なことは、夕食のタイミングです。
食事には、重量の約80%の水分が含まれていますが、この水分が
吸収されるまでには思った以上に時間がかかります。
夕食後すぐに寝たりすると、睡眠中に水分が吸収されてくることになり、夜間の尿量が増えてしまいます。

ですから、夕食のタイミングが大切です。
就寝前のトイレで、十分な量の尿が出れば、その日のタイミングは大成功です。