頻尿
1日に10回以上、または、1晩に1回以上トイレに起きる人は頻尿だそうです。
私たちの尿は、昼間は水分が多く薄い色をしていますが、夜は濃縮されて濃い色をしていますが、その調整をしているのが抗利尿ホルモンです。
抗利尿ホルモンは、腎臓から水分を再吸収して、身体の水分を調整している大切なホルモンです。
ところが、加齢によって、このホルモンの分泌能が落ちてくると、夜間の尿が濃縮されにくくなるので、尿の量が多くなり、夜中に何度もトイレに起こされることになります。
この冬から、私は夜中に必ず1度か2度は、トイレに起こされます。
そのために、昼間はいつも眠い感じがします。そこで、ネットで調べてみました。
コーヒーを止める
コーヒーのカフェインには利尿作用があります。カフェインの利尿作用で、夜の尿量が増えるのは当然です。
これまではカフェインには無頓着で、寝る前でもコーヒーを飲んだりしていましたが、ネットには、夕方以降は飲むべきでないと書かれています。
そこで、コーヒーをやめて紅茶を飲むことにしました。
浮腫み対策
夜間の尿量が多くなる理由のひとつに、浮腫みがあります。
昼間は地球の重力で、体液が下半身に滞ります。
そして、夜ベッドで横になると、下半身に滞っていた水分が全身に広がます。
この広がった体液を排出するために、夜間は尿量が増えるのだそうです。
浮腫み対策として、エコノミー症候群体操のように足首を上げたり下げたり、ぐるぐる回して、できるだけ体液の循環を良くする姿勢をとったりしてみました。
しかし、グラフに、はっきりとした効果は現れませんでした。
水分摂取を減らす
浮腫み体操くらいではダメなので、そこで、できるだけ水を飲まないことにしました。
水分をたくさん飲むという健康法がありますが、医師によると、あまり意味はないそうです。
そこで、喉が渇くまでは、水分を摂らないようにしてみました。
水分摂取を減らすと、なるほど日中のトイレの回数があきらかに減ります。
しかし、夜間の尿量はやはり減りませんでした。
下図は2月のはじめ頃の状態です。毎晩、真夜中と早朝3時か4時に起こされます。
1日に10回以上、または、夜中に1度以上トイレに行くのは頻尿です。
泌尿器科を受診すれば良いのですが、泌尿器科は総合病院にしかありません。
また、クスリで治すよりも、生活習慣で治したいものです。
ジョギング
ジョギングをすると、大量の汗をかきます。
大量の汗をかくと、身体は、脱水状態になるのをふせぐために抗利尿ホルモンの分泌量が増やし、水分が失われないように働きます。つまり、ジョギングをすれば、抗利尿ホルモンの分泌能力が高まります。
私は、いつも夏には毎朝ジョギングをします。
ジョギングをすると大量に汗をかきますが、それによって抗利尿ホルモンの分泌能が高まります。
私は、夏には夜中にトイレに起きることなどありません。
私は、6月の神鍋高原マラソンに向けて、しばらく前からランニングの練習を始めました。
そのせいだろうと思うのですが、最近は夜の尿量が少なくなりました。
たぶん、抗利尿ホルモンの分泌能が高まってきたのではないかと思います。
下図のように、最近は昼間の尿量が多く、夜中には1度も目が覚めていません。
夜中のトイレがなくなると、ぐっすりと眠れた感じがします。
半身浴で大量の汗を出しても同じ結果が得られるだろうと思います。
その後、夜間のトイレの間隔が9時間以上になり、夜中にトイレに起こされることが少なくなりました。
・コーヒーを止めたこと、
・足の浮腫みの解消に心がけたこと、
・夕方から水分を摂らないようにしたこと、
が良かったのだろうと思いますが、最大の原因はジョギングを始めたことだろうと思います。
ジョギングで大量の汗をかくと、抗利用ホルモンの分泌能力が高まるのではないかと思います。
追記2:
その後、1週間が経過しました。
夜中にトイレに起きることがいっさいなくなりました。