人類が直立してから、ヒトは誰でも下肢が浮腫むようになりました。
浮腫みは次のようにしておこります。

人体の血液は、心臓のポンプによって押し出されて全身に流れます。
血液は毛細血管から、浸み出て体液となり、全身の細胞のすみずみまで栄養が配られます。
体液は、その後は、リンパ管をゆらりゆらりと流れて、首のリンパ節まで上がってきてから、心臓へ入り、再び全身を巡ります。


筋肉は第2の心臓

問題は、体液がリンパ管を通って心臓へ戻るためのポンプがないことです。
体液が心臓に戻るためには、筋肉の動きが必要です。
私たちが足首を動かすと体液が少しだけ上へ移動します。
少し上に移動した体液は、次にふくらはぎが動いたときに少し上方へ移動します。
次に膝を動かしたら、体液が上へ少し移動します。

足から心臓までには、リンパ節が20ケ所くらいあって、筋肉が動くたびに、リンパ節の弁のはたらきで体液が上へ昇っていきます。
そして、首のところまで上がってから心、臓へ還流します。
このため、足の筋肉は「第2の心臓」と呼ばれています。


浮腫みの解消には、いくつかの方法があります。
・運動
・メディキュット
・リンパマッサージ
・塩分制限


1つ目は、運動です。
できれば、ジョギングがベストですが、走るのがキライなら、ウォーキングでもかまいません。
ウォーキングで筋肉を動くと、血行がよくなり、体液の循環がよくなります。


2つ目は、メディキュットです。
メディキュットを履くと足が細くなるのがすぐにわかります。

履いて寝ると、翌朝は足が細くなっています。

100円ショップに、スリムソックスという着圧ソックスがあります。105円です。

なければ、ゴラッグストアでメディキュット、スリムウォークなどを買います。


3つ目は、リンパマッサージです。

マッサージの仕方は、下記を参照してください。
http://lymphmassage.web.fc2.com/houhou.html


4つ目は、塩分摂取です。
塩分摂取を制限すると、むくみが少なくなります。
塩分の摂取が多いと、人体は体液を薄めるために多量の水分を取り込むので、身体が水ぶくれします。
味噌、しょうゆ、ソース、ケチャップ、マヨネーズなどの調味料を一切使わないようにします。
缶詰や加工食品も味付けが濃いので止めます。

塩断ちをすると、1週間で塩分に対する味覚がものすごく鋭敏になります。

塩分に対する味覚が鋭敏になると、外食や加工食品が塩辛くてキライになるので、自然と減塩生活になり、塩分摂取が少なくなります。

体重も確実に減ります。