部分痩せ
ダイエットで部分痩せが出来ないというのが一般常識になっていますが、運動をすれば、部分痩せができないことはありません。

運動をすると、副腎からアドレナリン、ノルアドレナリンなどが分泌しますが、これらのホルモンには、体脂肪を溶かし出す作用があります。

全身の脂肪組織の中で、これらのホルモンの作用にもっとも敏感に反応するのは、運動で使われる筋肉まわりの脂肪組織と内臓脂肪です。
たとえば、ジョギングで太ももの筋肉を使うと、太ももの脂肪と内臓脂肪がもっとも多く消費されます。

ですから、食事制限だけのダイエットで部分痩せはできませんが、運動のダイエットでは部分痩せは可能なのです。
太ももやウェストの脂肪を落としたいのであれば、筋トレよりもジョギングの方が早く脂肪が落ちます。


下図は、私の最近のボディサイズです。
去年の秋は、体重が65Kgでしたが、今は60Kgです。
この体重変化にもっとも敏感に反応するのがウェストです。

つまり、内臓脂肪とお腹まわりの皮下脂肪がもっとも敏感に反応します。


ダイエット7


お腹ぽっこりを解消する
お腹ぽっこりを解消するには、朝食前、または、夕食前の空腹時にジョギングをすると、もっとも効果が上がります。
お腹ぽっこりの解消は筋トレでは難しいと思います。有酸素運動で内臓脂肪を燃やす方が効果的です。

おへその中心におへそを引っ張る筋肉があります。

腹筋を締めてはしるのではなく、おへそを思いっきり引っ込めて走ってください。
ジョギングは時速8Km/hくらいで、ゆっくりペースの省エネ走法で、できるだけ歩幅を大きくし、できるだけ遠くまで走ります。


省エネ走法
省エネ走法は次のようにします。
ふくらはぎの筋肉よりも太ももの筋肉、太ももの筋肉よりもお尻の筋肉の方が大きいので、できるだけ大きな筋肉を使って走ると省エネになります。
太ももとお尻の筋肉を使って走ると、歩幅が大きくなり、ゆっくり走ってもスピードが出ます。
ジョギングのあとで、ふくらはぎが筋肉痛になるのは、省エネ走法ではありません。
省エネ走法では、お尻の筋肉と太ももの後ろの筋肉が筋肉痛になります。


省エネ走法は次のようにして習得します。
・ジムのランニングマシンで時速6Km/hで早足ウォーキングをします。
・マシンのスピードを7Km/hに上げます。時速7Km/hでは歩くよりも走った方がらくになります。
・時速7Km/hでは、つま先のキックを使わなくても、太ももの筋肉でその場ジャンプをするだけで走れます。
・スピードを8Km/hに上げて、太もものその場ジャンプだけで30分間ジョギングをしてください。
・この走法では、つま先のキックを使わないので、ふくらはぎが筋肉痛になりません。


一般道路では、次のようにします。
・たとえば、水たまりを跳び越すとき、私たちはお尻の筋肉で太ももを大きくあけて、跳び越します。
・一般道路では、その場ジャンプだけではなく、前方へジャンプして走ります。
・お尻の太ももの筋肉で歩幅を大きくして、時速8Km/hくらいのゆっくりスピードで走ります。
・省エネモードで走ると、内臓脂肪が良く燃えるので、早くウェストが細くなります。