胃を小さくする

ダイエット成功のカギは胃を小さくすることです。
誰でもダイエットに成功した人は胃が小さくなったといいます。
胃壁が実際にに小さくなるわけはないのですが、いつも小食にしていると、内臓に占める胃のスペースが小さくなるので、食べられなくなるのです。胃が小さくなると満腹感が早くくるので、本当に小食になります。


お腹が減らなくなるスゴ技
ダイエット7

先日、NHKためしてがってん!で非常に面白い実験をしていました。
ある会社の社員食堂で、大盛りご飯を頼んでいる人4人に頼んで、実験に参加してもらいました。
実験の方法は、社員食堂のご飯を中盛りで頼むようにしてもらうことと、いつも1回の食事の量を減らすようにしてもらうことです。その結果、1ヶ月後には、4人とも体重が3~3.9Kg減っていました。


体重が減った理由は、ご飯を一度にたくさん食べると、インスリンが一度にたくさん分泌されるので血糖値が急降下します。
血糖値が急降下すると、早くお腹がすきます。
ところが、ご飯を少量食べると、インスリンが少量しか分泌しないので、その結果、血糖値の低下が緩やかになるのです。
そうすると、空腹感を感じる血糖値になるまでの時間がかえって長くなるのです。
昔の言葉でいうと、一度にたくさん食べると胃拡張になって、かえってお腹がすくようになります。

1回に食べる量を少なくすると、ウェストが細くなって内臓に占める胃のスペースが小さくなるので、少しの量で満腹感が早くくるようになるのです。

今度から、一度にたくさん食べないようにしてください。
どうしても、たくさん食べたいときは、半分に分けて、残りの半分を20分以上あけて食べると良いと思います。


満腹感
私たちは食事をするときに、満腹感を感じるまで食べているのではありません。
私たちが食事をしてから、血液中のブトウ糖濃度、つまり、血糖値が上昇してくるまでに20分のタイムラグがあります。
満腹感は脳の満腹中枢が血糖値の上昇を検知したら、満腹信号を出すのですが、血糖値の上昇には20分のタイムラグがあるので、私たちは満腹感を感じるまで食べているわけではありません。

私たちは、食べる前に値踏みをします。食事を食べる前に、量が適当かどうか判断してから、食べ始めます。
そして、食事が終わってから、ちょうど満腹感がはたらくと、私たちは満足します。食べすぎだったら、次回からは少し減らして食べるようにします。
私たちは、子供の頃から、このようにして食事の適量を学習してきました。
ですから、私たちは食べている最中に満腹感を感じるまで食事をいるわけではないのです。

満腹感を感じるまで食べていたら、食べ過ぎてしまいます。


15分ルール
目の前にお菓子があったら、誰でも食べてしまいます。その場合、15分ルールを守ってください。
たとえば、菓子パンだったら、半分食べて、15分待ちます。
15分たって、まだ食べたかったら、残りの半分を食べます。
菓子パン1個をパクパクって食べてしまうと、もっと食べたくなります。
15分ルールで食べると、満腹感がくるので、たくさん食べることがなくなります。