声優の増山江威子さんが亡くなりました。
声優の増山江威子さんが、5月20日にご逝去されました。
— アニメ「ルパン三世」公式 (@lupin_anime) June 3, 2024
「ルパン三世」ではPART1でのゲスト出演をはじめ、PART2からは峰不二子役としてTV、映画と多くの作品をご担当いただきました。
長年のご活躍への感謝と共に、お悔やみを申し上げます。
ありがとうございました。 pic.twitter.com/kWZ0QXa1ih
増山江威子さんは私が子供の頃みていたアニメの多くに声優として出演されていました。
バカボンのママ、キューティーハニーなど様々な役をこなされてきた増山さんですが
何といっても一番印象として残っているのは『ルパン三世』の峰不二子ではないかと思います。
私にとって峰不二子は今でも初代の二階堂有希子さん(故・柳生博の妻)なんですけど
二階堂有希子さんはテレビアニメの第1シリーズにしか出演していないんです。
その後、長年に渡ってずっと峰不二子を演じてきたのは増山江威子さんなので
やはり峰不二子の声優は増山さんだったと認めないわけにはいかないでしょう。
自分が大好きだったアニメの声優さんが亡くなってしまうことは
そのアニメ自体が死んでしまったような感覚を覚え、何とも言えない消失感に襲われてしまいますが
「それだけ月日が過ぎていて、自分もそれだけ年を取っている」ということにも気づかされます。
1971年10月24日に放送された
『ルパン三世TVアニメ第1シリーズ』
その第1話のタイトルは
子供だった私の胸になぜか深く刺さりました。
タイトルを目にした瞬間、
胸が「ズキッ」とした事を今でもよく覚えています。
当時はその理由が全くわからなかったのですが
大人になるにつれその理由がとてもよくわかってきた気がします。
お前は言いたいことを言い
やりたい事をやっているのか?
そう問われた気がしたからではないかと。
私にとってルパン三世は
ルパンがカッコイイとか
不二子ちゃんがカッコイイとか
ストーリーが面白いとか
そういうことだけではなく
戦うということはどういう事なのか
生きて行くというのはどういう事なのか
幸せとは一体何なのか
そういったことを学ばせてくれた
貴重な作品のひとつです。
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)