いつもありがとうございます。
ハッピーダイエットライフの船田です。
今年の冬は「節電」+「節ガス」です。
すでにガス料金は値上げを発表していますが、さらに値上げだけではなく天然ガスの不足により、政府がガスの供給を制限する可能性があります。
電気もガスも不足するとなると、
暖房グッズが必要かもしれませんね。
ちなみに、これも闇権力の詐欺です。
あらゆる手で人類を苦しめていますので、その点はお忘れなく。
「節電」はよく聞きますが、「節ガス」ってあまり聞きませんよね? でも、「今年に入ってガスも値上げが続いており、特に今年の冬は“節ガス”が重要になりそうです」と節約アドバイザーの丸山晴美さんは言います。なぜこの冬は節ガスが必要なのか、その理由を聞きました。
なお、今回ご紹介する情報はすべて2022年9月時点の取材情報を基にしています。
みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。 お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。
私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「節ガス」!
家庭や企業に「節ガス」を要請する新制度が誕生!?
2022年の冬は電力不足だけでなく、ガス不足も起こるかもしれません。というのも、経済産業省が2022年9月に、都市ガスの節約を家庭や企業に呼び掛ける「節ガス」の制度案を公表したのです。
それによると、ガスの需要量に見合った供給量を確保できない場合、まず家庭や企業に使用の節約を要請。それでも需給の逼迫(ひっぱく)が解消されない場合には、使用量の大きい大口企業に使用制限令を出せるようにするとのことです(※1)。
国が不足分のガスを海外から調達できるようにするなど、供給面の対策も行います。さらに、節ガスを後押しするため、利用者が節約したガス使用量に応じ、ガス会社がポイントを付与するなどの還元策も検討されています。
なぜこのようなことになったかというと、日本は都市ガスの原料である液化天然ガス(LNG)を輸入に頼っており、LNGの年間輸入量の約9%をロシアに依存しています。そのため、安定した調達に支障が生じた場合を考え、備える必要があるのです。
すでに大手ガス会社が続々とガス料金値上げを発表!
こうした状況を受け、大手ガス会社が次々とガス料金の値上げを発表しています。 東京ガスは2022年10月から来年3月まで、ガス料金の上限引き上げを実施。標準的な家庭の8月分の料金は上限が5,886円で、1年前と比べて25%上がっていますが、今回の引き上げでさらに毎月約290円ずつアップすることになります(※2)。
東邦ガスも10月分のガス料金値上げを発表。平均的な家庭の場合7,593円と前の月と比べて232円アップすることになり、14カ月連続の値上げとなります。 大阪ガスは12月分から来年5月まで段階的に値上げを実施。利用者が払うガス料金が最大3割高くなる可能性があります。
ガス料金が最も高くなる冬こそ、節ガスが重要に!
もともと冬は夏よりもガスの消費量が多くなります。なぜなら、冬は気温も水温が下がるため。同じ量の水を沸かすのに、夏より多くのガスが必要になるからです。 家族の人数や地域にもよりますが、冬のガス料金は夏の1.5~2倍かかると言われています。
家庭で主にガスを消費しているのは、給湯器とガスコンロですが、暖房にガスファンヒーターやガス温水式床暖房を使っている方は、その分もガス使用量がアップ。冬のガス料金がさらにふくらむと考えていた方が良いでしょう。
節ガスはガス不足を防ぐだけでなく、家計を守ることにもつながります。ムダなガス消費を減らし、上手に使う工夫をしながらこの冬を乗り切りましょう。
※1 出典:「節ガス」で使用制限令 需要対策、法改正へ―経産省
※2 出典:東京ガスが10月からガス代上限を値上げ 来年3月までに3割上昇も