生命力&パンを焼く時の小麦粉について | スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

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スイス生活14年目突入。
スイス人パートナーと2019年、2022年生まれの息子達と2024年生まれの娘の5人家族。
スイスでの日常生活、
面白いこと、腹立つこと、
いろいろ日記として書いてます。

新年明けて2日の夜以来、雪が降り続けている。

そんな雪のしんしんと降る朝のこと。
ふとキッチンの窓の外を見ると、黒い虫が・・・



ハエやん・・・



もう寒くなってからはしばらく見ていなかった、小さい羽のついた肉厚なアイツ・・・



もう完全に冬眠に入ったと思っていたのに、この雪の中でもまだ成虫がいたのかっ!とビックリ!


あの小さな生命力たるや・・・
恐ろしか〜・・・



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本題。
時々、パンを焼くようになった、スイス生活。


数年前かな、惣菜パンを心の底から欲して、ツナコーンパンときんぴらマヨパンを作ったり、アンパンマンを作ったりしていたが、やはり良く分からなかったのが、小麦粉のこと。



最近とてつもなく、はちみつバターパンが食べたい。
3センチ以上ある分厚い食パンに切り目を入れて食べるだけの、あれが欲しい。



パンを一斤で買えたらいいのだが、あいにく私の近所にそんなパン屋はない・・・


ということで、食パンを作ろうかと模索中のところ、これを機に、小麦粉のことを調べようと思い立った。



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日本では小麦粉の種類は、薄力粉、強力粉となっていて、レシピの通りに今までは焼いてきた。



けど、ヨーロッパの小麦粉は、もちろん「強力粉」などとは書いていない。



こちらではどうかというと、パンのレシピをドイツ語で探そうとすると、数字が出てくる。


Weizenmehl (小麦粉のこと) 550
Dinkelmehl   (スペルト小麦のこと) 630


と言った具合に。



それでパンの本場ドイツのレシピを作ろうと思っても、こんな数字はパッケージに無い。


調べてみると、スイスではこのシステムが使われていないのだとか。




最初の部分を抜粋すると・・・



In der Schweiz wird eine DIN-Typisierung nicht angewendet. Es wird zwischen verschiedenen Ausmahlgraden unterschieden, die anhand des Mineralstoffgehaltes definiert werden.


数字のタイプ分けは、DINタイプ分けというらしい。
これはスイスでは使われておらず、ミネラル含有量によって決められる製粉度合によって区別する。


このサイトにある表をつけると、



ババン!
{9D622D7A-8D88-4C12-9971-087442778180}

スイスで普通に売られている小麦粉は、65%の製粉度で、ミネラル分は0.63、ドイツでいうところの、ナンバー550に相当する・・・


結論、スイスでパンを焼くときは、普通の小麦粉を使えばいいことになる。


なるほど。
ちなみに、このミネラル分のことは日本語では灰分(かいぶん)というらしい。


そもそも、ミネラル分とは、小麦を高温で燃やした時に、燃えずに灰として残る部分のことらしい。


パン用として日本で売られている強力粉の灰分は、例えば日清製粉のものなら0.33%。鳥越製粉のものなら、0.55%。



製品によって違いがあるようだが、ヨーロッパの小麦粉の方が、ミネラル分が多いものでパンを作る傾向があるのかな。




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結論は出たけど、さらに調べてみる。


スイスには、Zopfmehl と言って、三つ編みバターパン用の小麦粉が売られている。


パン用だと思い、この小麦粉をよく使ってきた私だが、あながち間違いではなかったが、正しくもなかった。



この三つ編みパンと小麦粉はどう違うのか。


中途半端だけども、ちょっと長くなってしまったので、続きは次回に。




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新年「ゾッとしたこと」がハエだった私・・・
一日置き、遅くても2日置きの更新を目指したいです。