新年明けて2日の夜以来、雪が降り続けている。
そんな雪のしんしんと降る朝のこと。
ふとキッチンの窓の外を見ると、黒い虫が・・・
ハエやん・・・
もう寒くなってからはしばらく見ていなかった、小さい羽のついた肉厚なアイツ・・・
もう完全に冬眠に入ったと思っていたのに、この雪の中でもまだ成虫がいたのかっ!とビックリ!
あの小さな生命力たるや・・・
恐ろしか〜・・・
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本題。
数年前かな、惣菜パンを心の底から欲して、ツナコーンパンときんぴらマヨパンを作ったり、アンパンマンを作ったりしていたが、やはり良く分からなかったのが、小麦粉のこと。
最近とてつもなく、はちみつバターパンが食べたい。
3センチ以上ある分厚い食パンに切り目を入れて食べるだけの、あれが欲しい。
パンを一斤で買えたらいいのだが、あいにく私の近所にそんなパン屋はない・・・
ということで、食パンを作ろうかと模索中のところ、これを機に、小麦粉のことを調べようと思い立った。
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日本では小麦粉の種類は、薄力粉、強力粉となっていて、レシピの通りに今までは焼いてきた。
けど、ヨーロッパの小麦粉は、もちろん「強力粉」などとは書いていない。
こちらではどうかというと、パンのレシピをドイツ語で探そうとすると、数字が出てくる。
Weizenmehl (小麦粉のこと) 550
Dinkelmehl (スペルト小麦のこと) 630
と言った具合に。
それでパンの本場ドイツのレシピを作ろうと思っても、こんな数字はパッケージに無い。
調べてみると、スイスではこのシステムが使われていないのだとか。
参考サイト→★(bäckerlateinドイツ語)
最初の部分を抜粋すると・・・
In der Schweiz wird eine DIN-Typisierung nicht angewendet. Es wird zwischen verschiedenen Ausmahlgraden unterschieden, die anhand des Mineralstoffgehaltes definiert werden.
数字のタイプ分けは、DINタイプ分けというらしい。
これはスイスでは使われておらず、ミネラル含有量によって決められる製粉度合によって区別する。
このサイトにある表をつけると、
ババン!
結論、スイスでパンを焼くときは、普通の小麦粉を使えばいいことになる。
なるほど。
ちなみに、このミネラル分のことは日本語では灰分(かいぶん)というらしい。
そもそも、ミネラル分とは、小麦を高温で燃やした時に、燃えずに灰として残る部分のことらしい。
パン用として日本で売られている強力粉の灰分は、例えば日清製粉のものなら0.33%。鳥越製粉のものなら、0.55%。
製品によって違いがあるようだが、ヨーロッパの小麦粉の方が、ミネラル分が多いものでパンを作る傾向があるのかな。
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結論は出たけど、さらに調べてみる。
スイスには、Zopfmehl と言って、三つ編みバターパン用の小麦粉が売られている。
パン用だと思い、この小麦粉をよく使ってきた私だが、あながち間違いではなかったが、正しくもなかった。
この三つ編みパンと小麦粉はどう違うのか。
中途半端だけども、ちょっと長くなってしまったので、続きは次回に。

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新年「ゾッとしたこと」がハエだった私・・・
一日置き、遅くても2日置きの更新を目指したいです。