初・ベルリン。
ドイツの中でも東西分裂・統合という特殊な歴史をもつ街。
ちょっと駅の地下道にピーピーのにほいが漂っているのはいただけない、パリとにおいが似ている気がした。(パリに失礼)
イーストサイドギャラリーに向かう電車の中で、目つきの悪い女が目の前に座り、何だか良く分からない言葉で話しかけてきた。鼻につく酒のにおいと、完全に座っている目・・・。
理解されないと思ったのか、次は英語で話し続けるので話を聞いていると、どうやら空港に行きたいが迷ってしまったとのこと・・・。
一気に警戒モード発令。



最初、新手のスリか何かと思った。私たちがスマホを出した途端、かっさらって走って逃げられる気がして持ち物に気を配ったが、そんな必要はないと徐々にわかってきた。
取り出そうとしているスマホも画面も割れてるし、押してるのか押してないのか、画面が明るくなるのに随分時間がかかってたし

うつろな目の女の話を聞いていると、夜通し、知り合いと飲んでいたらしいが朝方に解散。空港まで一本で行けるからと言われて電車に乗ったらしいが、途中、駅や通行人に道を聞いてみるも分からず迷い続け、半泣き状態で私たちに聞いてきたようで・・・
12:30離陸の便で、私たちに聞いてきたのが既に11:45。離陸まで45分、絶対間に合わへんやん・・・と思ったら、段々可哀想にも思えてきた。
一旦電車を降りて話をしている間、ホームでカバンからタバコ取り出して吸い始めるし、マップも途中で無くしたって言うし・・・
めちゃくちゃやん・・・
仕方なく、予備に持っていたミニマップをあげて、行き方をネットで調べてあげて、それを彼女のカメラで取り、後で見るように伝えてサヨナラ。
別れる時に、
「あなた達はなんて親切なの〜!アイラブユー ガーイズ♡」
の言葉とともに、ドアは閉まった。
無事に空港にたどり着いて、新しいチケットを買って国に帰れてたらいいが・・・
ちなみに、アテネに飛ぶのだと言っていた。
誰と一緒に飲んでいたのか・・・
若いとは言え、フラフラ足元がおぼつかなくなるまで飲むか、普通・・・
別れた後、旅先でこんな変な人に出会い、なかなかベルリン観光の予定が前に進まず、思わず顔を見合わせて笑ってしまった。

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