スイス人とタバコと教育 | スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

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スイス生活14年目突入。
スイス人パートナーと2019年、2022年生まれの息子達と2024年生まれの娘の5人家族。
スイスでの日常生活、
面白いこと、腹立つこと、
いろいろ日記として書いてます。


先日、駅の近くを歩いてたら、

またまた18~20歳くらいと思われる若い女の子が、

タバコを吸いながら歩いていた。

歩きタバコ、個人的には危ないし、臭いし、大嫌いです。




けど、気になったのはそこではなくて、

この女、人より吐いてる煙の量が、” 尋常じゃなく ”、多い。




おそらくこれは、たばこの正しい楽しみ方じゃないと思う。

吸った煙を体内に吸収してへんやん、全然。

すぐ吐き出すくらいやったら、たばこ、やめたらええのに。

それとも、たばこを既に辞められないほどの中毒?

たばこを吸うことが、カッコいい!!!

とか勘違いしてるのかも。若いからあり得る。





10代から働くのが一般的なスイス。

日本人と比べると早熟なスイス人だから、タバコを吸うのも早いのか。




ところで、スイスの教育事情は、とても、興味深いです。

ドイツ語学校のクラスメイトに聞いた話によると、

ヨーロッパの中でもスイスやドイツでは、大学はエリートの集まり。

大学に入るには、そのための専門学校にいく。

日本でいわゆる”高校”にあたる学校にも、2種類ある。

① 大学へ行ける学校

② 卒業したら、17歳から働く学校(専門的な学校に通いながら)

①の大学にいける方にすすまないと、大学への進学は難しい。

②の普通のコースに進んでしまい、大学に行きたければ、

追加で2年間も、勉強しなければならない。




もちろん、大学進学コースの方は、レベルが高い。

ついていけなければ、普通の高校へと、逆戻りとなる。

「バカ宣告」をされる、ということになるんですかね…。




しかしこの、どこへ、行くかの選択を、わずか12歳で決断させられる。

小学校を卒業した段階で、勉強するか、働くかって…

決めれるか!!!!って話しです。

だから、大学に行くために勉強するか、

普通の高校へ行き、卒業後に働くのか。

学校の先生が、

「 あなたは賢い方 」  「 あなたは普通の方 」

と、振り分ける。なんと過酷な世界なんでしょう。

自分が希望しても、学力追いついてなければ、行けません。





ところで、私は2人の人を知ってます。


一人はこの秋から大学進学が決まっている秀才S。

”大学に行くんだから、頭がいいんだろうな”、とは思っていたけれど、

ひょんなことから、頭の良さを思い知りました。

先日家に遊びに行ったときに借りた、インターネットのアクセス。

そのパスワードが、たぶん、20~30桁くらい。

何の脈絡もない数字とアルファベットが、並ぶだけの文字。

それを、” パソコン5台を設置するうちに覚えた ”という。

ちょっと嘘やろ・・・とも思ったが、

私なら50回やっても覚えられないと思う。

100回はやらないと…

正直驚いた。





そして、もう一人は、彼の親友R。

私の前で、「みんな英語を話そう!」と声をかけてくれた、

優しくてイケメン、ミュージシャンでもある為、地元では少し有名なR。

彼は進学コースに進んだが、途中で勉強をやめて、働くことを選んだ。

そして今は、専門職について働いている。

私は普段、Rについて、

「何故こんなに英語が堪能なんだろう…」 と常に思っていたけれど、

秀才の頭を持っていたんですね。




ちなみに私の彼はというと、

ミュージックエンジニアの専門学校へ行ったみたいです。

さすがに、かなり耳がいいんですが、

私には聞こえない音を、聞こえたりするので、

ちょっと怖い時があります…。

誰にでも聞こえるらしいのですが、

トレーニングされてない私には恐怖でしかありません。






まぁ、こんな風に、スイスでは大学に行かず、

17歳から働く人が多いんです。

それも、働くのは学校に通いながらです。

自分が17の時、何していたか思い出して見ると、

ただ、クラブ活動で、ゲラゲラ笑っていただけな気がする…





ここで、問題があるようです。





スイスで一番話されてるのはドイツ語。

フランス語圏はわかりませんが…

ドイツから学士を持ったドイツ人がやってきて、

スイス人よりも出世するケースが増えて、

スイス人から苦情が出てるらしいです。




そりゃ、そうですよね。

日本に、中国人や韓国人がやってきて、

日本人の仕事を奪うことを想像してみてください。

恐ろしいですよ。

日本は規制があるだろうから、そんなことは起こらないと思いますが、

ヨーロッパは日本よりも緩い。スイス、外国人だらけですし…





これは、彼の親友Fが教えてくれたことですが、

特にドイツに近いところなんかでは、会社からしてみれば、

人件費の高いスイス人を雇うより、

人件費の安いドイツ在住、スイスでは働きたいドイツ人のほうが、いい。

数年前と比べると、少し規制ができて、

ドイツ人にとっても、簡単ではなくなったようです。


しかし、これ、大問題。

スイスの失業率が高くならないことを祈ります。




とあるパーティで飲んだ、手作りモヒート!!

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やっぱり、本場の人が作るモヒートは味が違いました。

今度、自分でも作ってみるーー!!!






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