普段あまり言葉にすることはありませんが、
今日はあらためて、
自分がどんな考えで育成に向き合っているのか
年始に、少し整理して書いてみようと思います。
私の育成の軸は、
「サッカーを通して、子どもたちが人間的な成長を果たし、高いレベルに挑戦する選手を育てること」
にあります。
勝ったか負けたか。
今どれくらい上手いか。
そういった短期的な結果よりも、
どんな環境で、どんな基準に触れ
その中で、何を感じ、何に気づきながら成長しているか
この部分を、何より大切にしています。
サッカーの成長は、
努力の量だけで決まるものではありません。
誰と、どこで、
どのレベルの基準に日常的に触れているか。
この 「環境の質」 が、
選手の判断、プレースピード、思考の深さを大きく左右します。
だから、選手を管理したり、型にはめたりする育成はしていません。
指示で動かすのではなく、
自分で考え、選び、修正できる、成長の余白、判断の余白を残すこと。
その積み重ねこそが、
後の年代で大きな差になると考えています。
スペイン遠征や現地トレーニングへの参加も、
その延長線上にあります。
よく誤解されますが、
スペインはゴールではありません。
「正解」でもありません。
あくまで、
自分たちの立ち位置を測るための「物差し」です。
実際に現地でプレーし、
スピード、強度、判断の違いを体感することで、
日本にいるだけでは見えなかった課題や可能性が、
はっきりと浮かび上がってきます。
その気づきこそが、
次の成長につながる一番の財産だと思っています。
低学年の時期には、
細かい戦術や結果を求めすぎません。
大切にしているのは、
-
ボールに触れる量
-
仲間とプレーする楽しさ
-
失敗できる空気
その中で自然と生まれる
「もっと上手くなりたい」
「工夫してみたい」
という 内発的な動機 です。
早く完成させることよりも、
長く伸び続けること。
それが、育成だと考えています。
育成は、決して一直線ではありません。
遠回りに見える経験が、
後になって大きな差になることもあります。
だからこそ、
今この瞬間の評価ではなく、
数年後にどんな選手に、
どんな人間になっているかを見据えて、
環境づくりを続けていきたいと思っています。
業界では言い古された言葉ですが
20歳の彼ら彼女たちのプレーに責任を持つこと
サッカーを通して、世界を知り、自分を知る。
その積み重ねの先に、
「マラガでプレーする選手を育てる」
という目標があります。
それは、特別な才能を選別することではありません。
挑戦できる基準と、
挑戦できる機会を、
誰に対しても開いておくこと。
これからも、その姿勢だけは
ぶらさずに続けていきたいと思います。
はっきりとした正解、答えのない
自立した選手の育成
という目標
答え合わせは、20歳の彼ら彼女です
短期的な結果は、長期目標を追い続けるために必要ではありますが、結果は成長の手段としてこだわりつつ、しかしあまり囚われすぎずに
バランスを意識しながら
プレッシャーのかかる試合を楽しんでもらえたらと思います。
あっちこっち話が進みましたが、年始にて、考えを少し整理してみました。
冒頭、「私の」とありましたが、これをコーチ、保護者に想いを共有してもらい
「我々の」となるよう
みなさんと一緒に成長していきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします🙇
2026年 元旦
Diego Arashima Satoshi
