今を遡ること10年。

俺はあるひとりの女性と連絡を取っていた。
連絡を取っていたけれど会ったことがない。
会ったことがないけど連絡を取っていた。

言い換えれば、会ったことがないけど連絡を取っていた。
連絡を取っていたけれど会ったことがない。

敢えて逆に言うとするなら…。
そうだな…。
『連絡を取っていたけれど会ったことがない。
会ったことがないけど連絡を取っていた。』
そういうことになるのか。
 

皆様には事実を歪曲してお伝えしたくはない。
すべてを正直に話そうか。


ぶっちゃけあれよね、アメブロじゃないけどこんなかんじのところで知り合ったの。
人の奥様。
それなりに容姿端麗なら会ってセックスしちゃおうかなって思ってたけどぶっさいくだったってだけ。そんだけ。
ぶっさいくでもするときはするけど。

で、その女、
旦那のことが大嫌いだと話してた。

どのくらい嫌いかを俺に話していたね。
凄まじい勢いで。

「あいつは金だけ持ってくりゃいいの。」

まあまあありがちな話。
そういう心持ちの奥様は多いでしょ。

釣った魚、というと言葉は悪いけれど、釣った魚に餌をやらない男が多いのね日本人。
毎日の感謝は言葉にしないと伝わらない。
態度や行動で示さないと。

続けざまにこうも話した。

「私んち犬飼ってるのね。旦那が帰ってくる前に犬に餌やって、その食器であいつに夕食出すの。なんにも知らないで食べてるあいつ見てると笑えてくるの。」

釣った魚に餌をやらないと犬以下の扱いに成り下がる。でも奥様の笑顔が見られるならば、それはそれで亭主は幸せなのか。

ああ、わたくしのような下僕にこのような素敵なごはんを提供していただいて嬉しく思います。
そう言葉にすべきではなかろうかと俺は思う。
感謝は言葉にしないと伝わらない。
 


「いつも私のが先にお風呂に入るのね。
そんで出る前に浴槽におしっこしてやるの。
いい湯だったとか言ってるけどおしっこに浸かってるのよ。バカじゃん。」

大量に混ざっていたとしても入浴剤色してるわな。
経血が混ざっていてもローズなんとかの入浴剤で通るのかも知れない。
通しているかも知れない。

女は陰湿なんだ。
きっと自分のその行為に女陰を湿らせていたに違いない。


心底ご主人が嫌いなのか、それとも彼女の性癖なのか。
夜毎にそんなプレイで夫婦仲良くしているのかも知れないし。

サディスティックな彼女だった。