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つりぼり十番勝負《管釣り『K編』②》


人間発電所



カッパの装着を早々と終えて、さて管理釣場「K」の今まで釣って居た反対側の池へと移動しました。

さて先ずは手前から、と早速ルアーを投げ込みます。


先程までの「好奇心旺盛・興味津津ドッキドキ・ニジマス」とはうってかわって、


「百戦錬磨・酸いも甘いもかみ分ける熟女・ニジマス」の池のようです。



投げ込まれたルアーに


「フッ、ルアーかい…あたしゃそんなもんに食い付きゃしないよっ!おととい来なっ!」

的な何とも素っ気無い態度を見せてくるのでした。




これから良くわかりました。


ここ管理釣場「K」は養魚場を本業とし、魚の事を熟知していて、池ごとに釣りの難易度を変えてあるようなのです。


先程の「ニジマス・フェスティバル」で気をよくしていた私は

「かかってこいや……」

とばかりに燃えに燃えていましたが、やはりその釣果は激減しさっきまでの自信が少しづつ崩れて行くのを

感じていました。

横で竿を降る「五平」こと『パックン』

 (四十路・あっ!可愛い!と思った女の子は先ず「人妻」…と「人妻好き」の性癖をプチ告白)


も先程までの「半笑い」はその表情から消え去っておりました。


刻々と近付く終了時間………。








エンディング・テーマ 『鱒 is over』

鱒is over 悲しいけれど 終りにしよう きりがないから
鱒is over 鮭などいないよ ただの鱒だけ あなたのために
鱒is over 若いアメマスと 笑って言える 嘘をつくから
鱒is over 泣くな男だろう イワナの事は 早く忘れて

私はあんたを 忘れはしない
誰に釣られても 忘れはしない
きっと最後の鱒だと 思うから

鱒is over 私はあんたの
晩飯でいい そっとイケスに
鱒is over 最後にひとつ 鮭だとだましちゃいけないよ

銀鮭かなんかでごまかさないで
本当のニジマスじっと見つめて
きっとあんたにお似合いの味がある

鱒is over 悲しいよ 早くサバいて 皮剥かないで
鱒is over 全部たべてね  鱒 is over……







『管理釣場「K」の釣果』

私……………………20匹
パックン……………16匹


規定により

○『釣りキチ三平』=「  私  」(タイトル防衛成功)

●『つ ・ 五平 』=「パックン」(タイトル挑戦失敗)

つりぼり十番勝負《管釣り『K編』①》


人間発電所-TS3E03070001.JPG


前回《ニジマス編》で完全に「ルアーフィッシング」の虜となってしまった「現・三平ホルダー」のわたくし

「つ・五平」の「パックン」

 (40歳・居酒屋のメニューが老眼鏡なしでは読めなくなり、「何にする?」の問いに「え!?任せる!」と

 見えない事を隠そうとする恥ずかしがり屋さん)


 (つりぼり十番勝負・エピソード・ワン(゚m゚*)プッ )


日々の昼ご飯を節約、夜のおつまみを節約、「定額給付金」をあてに釣竿、リール、ルアーなどのタックルを

揃えていったのでした。



今回は管理釣場「K」が「釣りキチ・三平」タイトルマッチの会場となったのです。


ここは養魚場を本業とし、そのついでに「管理釣場」を開放しているようで、釣場のおじちゃん曰く


「売る程魚いるから絶対釣れる!」


と豪語する程の場所らしいのです。

始めてちょっとのルアー釣り。



いきなり何にも釣れないのでは、「ガラスのハート」の持ち主のわたくし達では池で泳いでしまいかねません。

また、その池の数たるや………。

ネットで写真を見て「パックン」こと「五平」は言いました。






『つりぼりのデズニーランドやぁ!』







早速着いたわたくし達はやりたい衝動につき動かされサクサクと準備に取掛かり、チケットを購入。


「中2の様な激しい欲望」は当初の3時間の予定をアイコンタクトのみで5時間と決定しました。


差し当たって、奥から行ってみようと一番奥の池へ。


居ます。ワサワサ。いや。


『ウジャウジャ』とニジマスが群をなして泳いでいるのです。

ルアーを投げる。

糸を巻く。

確実に何匹かが追っかけてきます。

早速釣り上げる「五平」。


しかも釣り上げる前に池で暴れるニジマスに、他のニジマス達は餌が来たと勘違いするのか、

一斉に群れてくる程の「おなかペコりんこだぶー(byゆうこりん)」っぷりを見せつけてくれるのでした。

二匹目を上げて半笑いの「五平」。

さあこちらも負けては居られません。


何匹か上げて、冗談で投げた「ダ○ソー100円」ルアーが入れ食いになり、まさに

「ニジマス・フェスティバル」の様相を呈したのです。


「五平君。『ダ○ソー』爆釣だぞ。貸してやるよ。」


と「三平師匠」としての余裕とその優しさを見せてやろうと言えば、



「いや。結構です。」


と全く可愛げの無い返事。



それでも「五平」もコンスタントに上げ続けているようです。


そんなおり、少し天候が怪しくなりポツポツと雨が落ちて来たようです。

10匹を超え始め違う池にもと思っていたので、カッパを着るついでに反対側の池にいこうと提案しました。


「そうですね。他にも行ってみましょう。」


コンスタントに釣れる事に気をよくし、「ここは攻略ですな!」などとのたまって和気あいあいと次なる池に

移動します。





そんな二人のピンコピンコに高くなった鼻をボッキリへし折る池がこれから待っているとも知らずに…………。





                                                                《つづく》

一寸法師

「ねえねえ!ママッ!お話聞かせて!」



「しょうがないわねぇ……じゃ、何がいいの?」



「うーんとねぇ………………『いっすんぼうし』!!」




「はいはい。………では始まり、始まり………。」









ある所に「一寸法師」と言う男の子が………いたとかいないとか。




なぜってその体長が一寸と言うより「ナノ」サイズだったので誰も気付かなかったのでした。





でもそれじゃあ、「一寸法師」じゃなくて「ナノ法師」じゃあないかと言われても、

昔話だからその頃「ナノ」なんて単位はないから、その頃の最少単位「一寸」を使ったけど、

何せ小さくて誰にも見つけられな………

「おやすみなさい……ママ。」





「・・・はい。おやすみ。」


人間発電所