シンデレラ
「ねえねえ!ママッ!お話聞かせて!」
「しょうがないわねぇ……じゃ、何がいいの?」
「うーんとねぇ………………『シンデレラ』!!」
「はいはい。………では始まり、始まり………。」
ある所にシンデレラという美しい娘がおりました。
シンデレラは意地悪な継母と姉二人と住んでいました。
継母と姉達はシンデレラに家事の一切を任せっきりで自分達は放蕩の限りを尽くすのです。
その上、毎日の様に陰湿なイジメを繰り返す始末。
勿論、血の繋った父に相談もしました。
しかし継母に頭が上がらないのか、
「まあまあ…仲良くやってよ……」
の一点張り。
有一の頼りも失ってしまい、ほとほと疲れ果てました。
私はどうすれば良いのでしょうか……………?
と「みのもんた」の番組に生電話。
「奥さん、今ひとり?」
と問い掛けられても、まだ独身ですし……
「そのままでね……コマーシャル入れるから。」
とお茶を濁され大した相談にものってもらえないまま「今日は何の日」のコーナーに
入っていってしまいました。
「もう『おもいっきりテレビ』は、やって無いよ。ママ。」
「・・・・・・・はい。おやすみ。」
「…………………。」

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妖怪大全集 ⅩⅩⅣ
「スーパー銭湯」…………
それは魑魅魍魎が巣くう「妖怪の館」……………。
皆様にご紹介いたしましょう。
『妖怪・流木』
この妖怪はスーパー銭湯内の浴槽の縁に出現する。
温まり過ぎた身体のホテリを冷ます為か、はたまたただ眠いのか、浴槽の縁にその痩せ細った身体を横たえる。
そのポジション・バランスの微妙さからか、まず動く事はなくその姿が
「縁に引っ掛かった流木」
を想わせる事からその名がついた。
それでも時折身体が冷えるのか、微妙なバランスを取りつつ、湯を身体に掛けるが
渇ききったその肌が潤いを戻す事はない。
漂うその「肢体」と「哀愁」が、見るものの涙を誘う。
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