Jリーグ初ゴールは空気読まない外人
昨晩の深酒がわたくしの体を蝕んで、今日はすこぶる体調が思わしくないというブログをアッピングしようと思いますが、内容が内容の為、皆様のご気分を害さないようにと『Jリーグ助っ人外国人フィルター』を使用しています。
朝起きた瞬間から顔が既にエスパルスの助っ人外国人マッサーロだった。
頬に触れてみる。
無精髭でアントラーズの助っ人外国人ジョルジーニョだった。
昨日の晩をレッズの助っ人外国人ポンテと思い出そうとした。
ベルマーレの助っ人外国人 ベッチーニョそんなに呑みたいわけでなかったが、
酒がジュビロの助っ人外国人スキラッチしょうがない。
「たグランパスエイトの助っ人外国人リネカー?」と酒を追加したが
「そんなにヴィッセルの助っ人外国人イルハン!」と言われひとりで呑んだ。
泥酔して「フリュ-ゲルスの助っ人外国人モネール!!」と横になって今に至る。トイレに入るなりフリュ-ゲルスの助っ人外国人エドゥーいていたが、
先ずは便座にジュビロの助っ人外国人ドゥンガと腰を下ろし男らしくレッズの助っ人外国人ブッフバルトと用を足そう。
下着をヴェルディーの助っ人外国人ペレイラと脱ぎ捨て便座に鎮座し、
ガンバの助っ人外国人エムボマと勢いよく力んでみたが
グランパスエイトの助っ人外国人ストイコビッチだった。
余りの体調不良に股間もエスパルスの助っ人外国人シジマールだった。
Back attack the moon
むかーし、むかし………からの知っているこの男、があるところに住んでいました。
この男、嘘をついてみんなを驚かせるのが大好きでした。まわりの人は毎回つかれる嘘にほとほと困り果てておりました。
ある日電車で出くわしてしまった時のお話のつづき。【はじめ】
帰ってしまおうかとも考えましたが、潰してしまったこの先の予定が今更どうなるわけでもなく校門のすぐ前の寂れたゲームセンターでエロ麻雀をしながら時間を潰していました。
一時間半ほどして校門から男がこれもまた嘘くさい荒い呼吸で走って出てきました。
「ごめん!ごめん!本当にごめん!」
ペコペコと拝むように謝り続ける男に言いました。
「飯おごってくれるんでしょ?」
「もちろん!もちろん!武士に二言はない!」
とんだ「嘘つき侍」です。
学校の裏手にとても美味しい定食屋があって学生達にも評判だと男は案内していきました。
そのお店はこじんまりとした佇まいでしたが、店内は昼時で学生達の活気にあふれていました。窓際の席に案内されました。
「『メンチカツ定食』、ライス『大盛り』で。」
即オーダーを決定し、男にいいました。
「おお!一杯食ってくれ。本当に待たせちゃって悪かった!何か他にも喰うか?」
高額商品を頼んでやろうと思いましたが、定食の素晴らしいボリュームと、ニッコリと微笑んでくれるウエイトレスのお姉さんと奥の定食屋のヒゲがダンディーな親父さんに好印象をもったうえ、料理もとても美味しそうで残すのも嫌なので「ライス大盛り」にとどめました。
男はお姉さんを呼び「メンチカツ定食」と「アジフライ定食」のライス大盛りの二つを頼みました。頼み終わると何やらそわそわし始めました。
「あれ?…財布………あれ?」
始まったと思いました。何も言わないでいると
「お前、いくら持ってる?もちろん後で返すから。」
と真剣な顔で言いました。殆ど持っていない現金は先程ゲームセンターでエロ麻雀に使ってしまったため財布を開けると240円しかありませんでした。
「うわっ………マズいな。」
全身のポケット全てを叩き何かを考えるように外を見つめる男。
「嘘だろ?」
見る見るうちに顔色を変えて、男は今までとは違った真剣な表情で耳打ちするように言うのでした。
「財布を教室に忘れたか、落としたかもしれない…どうしよう…………」
笑いながら男の目を見つめましたが真剣そのものな上、少し目がオドオドと揺れています。財布は後にして銀行のカードがあるから取りあえずお金をおろしてくると言うのです。銀行は近くにあるのか聞くと解らないと言いました。
「本当!?」
その問いには目をぐるぐる回し考えるようにして答えずに
「ちょっとかかるかもしれないけど走って行ってくるから先食べてて!」
男は店を走って出て行きました。
しばらくすると頼んだ定食が運ばれて来ました。お姉さんは一人減ったこの席に少し不思議そうに定食をおきました。
ホカホカと上がる湯気を見ながらどうしようかと考えました。この昼時に席を占領する訳にもいきません。もし男が戻るのが遅いようなら二人分を食べて席を立つしかありません。240円ではいくら安い定食屋さんでも一人前も払えません。ドラマのように皿洗いと言うわけにもいかないだろうとも、事情を説明し免許証などを預けて後日支払いに来るというのは……。
少し目をあげて店内を伺うとできたての二人分の定食を前にそわそわして箸をつけないのを怪訝そうにチラチラと見る、お姉さんと親父さんの4つの目がありました。
かといってすぐさま箸をつける気にも、また早く食べ終わる訳にもいかないと、どうやって時間を稼ごうと困っていると、突き刺さるような視線を感じました。
店内ではお姉さんと親父さんはもうこちらに目を向けている暇はないようで忙しく働いており、学生達も食べる事に集中しています。
窓から外を見ると、店の植え込みの陰でしゃがんでこちらを見ている男がいました。目が笑っています。いいえ。顔全体で笑ってとても楽しそうです。男はすかさず立ち上がり店に入ってきました。そして目の前の席に付くなり財布をテーブルに乗せて
「なんで食べないのぉ?キョドってるし!ププゥッ(笑)!」
と吹き出しました。
文句を言おうとすると、
「ほらっ!店込んできたから無駄口聞かないっ!!」
とアジフライを頬張りました。
メンチカツは予想を超えて美味しかったのですが少し涙の味がしました。
口をついてでる言葉の八割以上が嘘のこの男。
この男こそ現実の「狼少年」。
いいえ。
『リアル・狼中年』なのです。
Of a wolf and men
むかーし、むかし………からの知っているこの男、があるところに住んでいました。
この男、嘘をついてみんなを驚かせるのが大好きでした。まわりの人は毎回つかれる嘘にほとほと困り果てておりました。
ある日電車の中でこの男に出くわしてしまいました。
これから学校へ向かうようです。一緒に来ないかと言うのです。この男は昔からの知り合いと言えど同じ学校になったのはただの一度だけ。この時も違います。
久しぶりに会ったのだから飯でも食いたいが、今日の1時限だけは単位が危ないのでサボれないと男は言いました。そして男はその授業はとても受講人数が多く、講堂で受けるので部外者が入っても気付かれないとも言いました。
その後予定がない訳ではなかったのですが、その男の懇願にまけて男の学校へ向かうことになりました。
初めての校舎ですので何処が何処だか解らずにただただ男の後に付いていきました。
そして教室に到着しましたが、どう見ても20人入ったら一杯のような、実に小さい教室です。
「あれっ!?場所変わった?……てへ。」
周りの学生のリアクションが、「え?何言ってんの?」風だったことからこの男が嘘をついたのが分かりました。
わざわざここまでやって来たのと、この男に仕返ししてやろうとためらわず教室の席に着こうと入り口を突き進みました。もし講師の先生に何か言われたらこの男に連れてこられたと言おうと心に決め席に向かいます。すると男が目の前に来て進むのを邪魔しながら、
「いやいや!無理でしょ!?(笑)」
と言いました。しかし進むことの力を緩めずに
「絶対座るっ!」
と進み、束の間もみ合いになっていると講師の先生が現れて
「はい!授業始めるから、部外者は出て!」
とこちらと目をあわせながら言ったのでした。その威圧感に負け教室を後にしようとすると男が出口までやって来て、
「ごめんごめん!昼飯おごってやるから!校門の先のゲーセンで待ってって!!」
と言ってドアをピシャリと閉めました。
《つづく》
口をついてでる言葉の八割以上が嘘のこの男。
この男こそ現実の「狼少年」。
いいえ。
『リアル・狼中年』なのです。

