つりぼり百番勝負’11 再燃④
元の所に戻るも先程までのお祭り騒ぎは夢の後。
釣果はありますが落ち着いてしまったようです。
しかも今日一番のアタリ・ルアーをロストしてしまいました。
しかしながら五平こと「パックン」(最近の夢は「武井咲」ちゃんを膝に乗せる事と言うプチパニックな頭の持ち主42歳)との釣果の差はきっと大きく今回の勝負は勝っていると見て良いでしょう。
時間は既に昼を大きく回ってそろそろ、ここ「すそのフィッシングパーク」のもう一つの池に移動する事になりました。
先程までの池の水は澄んだ「クリアポンド」、向かう池の水は濁っており「マッディーポンド」と二種類の違った池を楽しめるのでした。
「いやあ…今日は楽しめてるなあ!」
マッディーポンドへの道すがら笑顔でそう話す五平。
「いやいや、さすがに師匠ほどじゃないっすよっ!」
ヘラヘラとヨイショまでしてきます。
「コイツ…自虐モードに入ったのか?」
笑顔まで出す五平に気が触れたのか、はたまた、勝負は棄てたがそれなりの釣果があったという意味なのかはかりしれず、
「まあな。」
と言うに留めました。
マッディーポンドは普段なら水は濁っているものの表層に上がってくる魚影は濃く見えますが、今日は風が強く水面が波立って見えません。
わたくしは南側へと徐々に釣りながら移動する事にしました。
五平は逆周りに打って出ました。
今更ながらの逆転を狙っているのでしょうか。
先程の移動中の言葉はハッタリではないのでしょうか?
移動しながらもやはりMr.コンスタンティンと化す五平。
チマチマ釣りも健在で確実に釣果を伸ばしているようです。
わたくしといえば、アタリは有るもなかなか釣果に繋がらない。
しかしながらクリアポンドでの釣果の差で負けは無いだろうと思っていましたが、対岸のMr.コンスタンティン五平の存在に何やら一抹の不安を覚えるのでした。
強風でラインは揺れ、
アタリもままならない………はっ!!
わたくしは忘れていました。
「釣りキチ三平」というタイトルの上に胡座をかいていたのかもしれません。
こんな時こそ、視覚を使わずにその他の感覚で感じる我が釣りの真骨頂「感釣り」、
「感釣り・座頭市」
の出番ではなかったのかと。
その後本日二度目の爆釣タイムにはいるのでした。
あばよ。
五平。
【つづく】