つりぼり百番勝負’11 再燃③
「いや~快便、快便!!」
爽やかに声をかけますが今度はつまんない事さえ言わずだんまりを決め込む「釣りキチ五平」こと「パックン」(「やっぱ武井咲ちゃんだわあ」と言っているが彼女のお父さんと同い年だぞ41歳) 。
もう既に折れかかった心の柱は修復不可能なのでしょうか…ぷ。
わたくしは再び竿を手に先程の爆釣ルアーをキャスティング。
トイレタイムが功を奏したのか、再び飽きることなく爆釣タイムがやってきました。
わたくしは釣果の差をもって一気に五平のハートを粉っ々にしてやる為の発言を思いつきましたがそこはわたくし「釣りキチ三平」、またの名を「仏の三平」は慈悲の心をもって見守る事としたのです。
しかしながら止まらない我が爆釣。
するといたたまれなくなったのか竿とネットをを握って場所移動に移る五平。
声をかけようと思いましたが握った手は細かく震え、唇を噛みしめた表情、サングラスはしていましたがおそらく泣いていたんではないでしょうか……。
投げかけた言葉如何ではそのまま池に入水しないとも限りません。
そのか細く小さく丸まった震える背を見つめ……る余裕は爆釣中のわたくしにはありませんでした。
移動した五平もそれ程数は上がらない様子です。
一方のわたくしはアタリ・ルアーは投げる度ヒットし、少々飽きてしまった程でした。
確実に勝利を確信した今、ここで釣果を伸ばす事より移動して更にこの池全てを攻略する事が我が「釣りキチ三平」に架せられた使命ではないのでしょうか。
わたくし三平は手前2、3メートルにチマチマとキャスティングするちっちゃい釣りキチ五平の横に移動しました。
もちろん、わたくしのダイナミックな漢(おとこ)の釣りを見せてあげる為にです。
あからさまに嫌な顔をする五平改め「五チマチマ」。
しかしながらこの池は我が手に陥落せりっ!!
と叫ぼうと思ったのに移動すると先程が嘘のように釣れないのに対し五チマチマはコンスタントな釣果のMr.コンスタンティンですが、それは本当に手前に魚が溜まってるとはいえチマチマチマチマチマチマチマチマした釣りだからどうかと思えども数に変わりはないとか言われちゃあ何も言い返せないから
元の所に戻りました。
【つづく】