咥える女
女は興奮していた。
男が差し出した黒く光った太い棒。
その先端は美しいピンク色が顔を覗かせていた。
黒とピンクの色のコントラスト。
それが女に淫靡な感覚を呼び起こさせているのだった。
男はニヤリといやらしく微笑んだかと思うと、その黒光りする太い棒を女の鼻先へと誇示するように突き出す。
女はその大きさと太さに息を飲んだ。
目の前に迫った棒は女の視線からではそそり立った塔のようで見下ろされているかの様な圧迫感さえ感じる。
女は軽い恐怖を感じつつも、大きく太いその存在感に興奮をしている自分を呪ったのだった。
更に鼻先へと近づく黒光りの塔。
すえたようなそれでいて馨しい薫りが鼻腔を擽る。
男に目を移せば、女の興奮を感じ取ったのか先程の微笑はそのままに楽しんでいるように思えた。
女は急に羞恥を感じて男に一言伝えようとすると男は人差し指を唇の前に立て、沈黙のジェスチャアをする。
その手は夜に羽ばたく一羽の蛾のように優雅にゆっくりと移動して女の瞼へと留まった。
瞼を閉じ暗闇に包まれた。
意を決して女は鼻先を擽るその巨大な黒光りする棒を握る。
思った以上に固く、見た目以上に太い。
驚きつつもやはり女は興奮の炎が再び燃え上がるのを感じたのだった。
もう後戻りは出来まい。
握った手を自分の方へと手繰り寄せ女は一気に、咥えた。
甘い薫りが広がった。
もしかしたら本当は甘くは無いのかもしれない。
甘く感じるのは自分の卑猥な感情がそうさせるのかもしれない。
女は酷く自分を恥じるのだったが、そんな思考はすぐさま吹き飛んだ。
黒光りする棒は女の口腔を一気に満たすと更に奥へ奥へと突き進んで行く。
口一杯に広がる巨大な棒とその味。
しかしながら味わう余裕などなかった。
女は苦しいのか閉じた目尻にうっすらと涙を浮かばせ、そして大きく開かれた唇は棒が出す脂か、はたまた女の唾液か、ぬらぬらと妖しく光っていた。
別の生き物のように蠢く唇は、ゆっくりではあるが確実にくわえ込まれた黒光りの棒を奥へとそしてその全てを中へと送り込んでいくのだった。
苦しそうに顔を歪めながらも開かれた顎先と喉を小刻みに震わせ嚥下を繰り返す女。
静寂した室内には女の口から立つ淫靡な粘着質な音と、激しさを増していく鼻息の音が響いている。
そしてとうとう女は巨大な棒のその全てを飲み込んだ…………。
「超苦しいんですけど。」
一昨年はこんなん でやんの。
俺の節分って・・・。
