金の斧 | human being

金の斧

先日修理に出した携帯についての連絡がショップから入りました。

内部に「浸水反応」があって基盤が腐蝕してしまっているそうです。

要するに表向きは平静を装っていても中身は反応しきってしまって

ヴィッショヴィショなのです。
しかしながらわたくしはそんなふしだらな携帯に育てた憶えなど全くなく、大切に大切に育てて来たつもりも毛頭ございません。


あれは確か小春日和なそんなある日。


わたくしは何時もながらにお池で釣りをしていました。

すると近くで水に何かが飛び込む、どぼんと言う音が。
わたくしはおそらく活性の上がった元気な虹鱒か何かが跳び跳ねたのだろうと思いながら音のする方向へ目を向けたのでした。



池の底に沈んでいるのは確実にわたくしの携帯でございました。




「おまえの落とした携帯はこの普通の携帯か?それともこのデコってある女の子の電話番号が一杯入ったこちらの携帯か?」


「あっ!デコ電の方です。」

「え?」

「デコ電」

「なんて?」

「………ふ、普通の携帯です。」

「おぬしは正直者じゃの。ではこの『Jリーグポケベル』をやろう。

 じゃあの。」


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と懐かしの「Jリーグポケベル」ではなく、代替え器は何故かピンクの携帯でした。