つりぼり十番勝負・改
幾つもの記録を塗り替えた今年の猛暑。
ぐったりしてしまったのは人間だけにあらず、お魚達も一緒です。至る所で猛暑による酸欠で川の魚が浮いてしまったという話も聞きました。
ましてや人工の池にいる管理釣り場のお魚達はさらに過酷です。いくら水を巡回しているといえども日陰の少ない池に焼け付くような日差しが容赦なく照りつける。池の水温は上がりっぱなし。
獲物を追う気力など出るわけもない。
上から降ってくるルアー何てわたくし達が炎天下で出会う油蝉くらいにうざったかったはずです。
こちら側人間も炎天下での1日釣行は命の危険さえ感じる為、朝早くからの3時間程の釣行に留めますが、始めて間もなく照りつける太陽にお魚の活性は急降下し、釣果は酷い事に………。
途中、釣りに来たんだか日焼けに来たんだか分からなくなっておもむろに衣服を脱ぎ捨てお池にダイヴ、
「ほおれ、ほおれ、おっきなっラバージグだよーん」
とわたくしの巨大擬似餌「オオサンショウオくん」にお魚達は狂喜乱舞。上だ下だのお魚達のお口の刺激にわたくしはオルガズ……
そんな中、わたくしの永遠のライバル、「パックン」(トモダチコレクションで誰か作りたい芸能人いない?と問うと開口一番に「ヒトエ・ゴナムーブ!!」と叫んだアブノーマルな42歳・独身)はヤッてしまったのでした……。
From:パックン
To: ぢゅんぢょヴィ
Sub:アジサイ・ブルース
目が醒めると時計は5時40分を指していた。
もしかしてこれは“行くべき”ではないか!と。
前日何も支度もせずいたのだが慌てるわけでもなく家でリーダーをつける。
その足でF,Sへ。(別名「カナダ 」)
なぜか心踊りつつも落ち着いている。
“今日はいけるかも?”
6時15分に着き3時間券。
1時間、あたりがない。いつもこんな感じだ。
2時間、あらゆるスプーンをためすが手元にくるあたりどころかラインにも反応がない。
その後クランク、ナッツ、へのじ、あらゆる手持ちのプラグを投げた。
そのとき!放流タイム!!
急いで“オレ金”スプーンに変え早巻き!
…………が残る時あと5分。
やっちまった。とうとう…。
傷を癒すはずが………。
きっと近いうちリベンジに訪れる。
“アジサイ・ブルース”が聞こえないように。
おわかりであろうか?
「アジサイ・ブルース」なんつってカッコつけてるが要するに
「ボウズ」
なんである。
うわっ!!
言うのも忌々しいその言葉!
アングラーならずとも釣りをする全ての人々が忌み嫌うその三文字。
うわっ言っちゃった!うわっ!!!
えんがちょっ!!!えんがちょっ!!!
それからと言うもの「パックン」に会う度に
「『B』を継ぐもの」だの
「頭文字(イニシャル)B」だの
「B-boy」だの
と連呼していると
「『B』ってなんだよ!よしじゃあ次からおまえと対決して必ずおまえを
『ビリ』にしてやるっ!!!」
そして戦いの火蓋は切って落とされるのでした。
「B-boy」の汚名を抜け『Bakuchou』(爆釣)の伝説に向けて………。