つりぼり十番勝負≪OF編≫⑥ | human being

つりぼり十番勝負≪OF編≫⑥

3つある「ルアー・フライ専用ポンド」をくまなく周りキャスティングし続けますが、やはりここ管理釣り場「OF」は「野性の王国」を色濃く感じさせるのでした。


蛇にチョウチョに…


ヤブ蚊だって蛙だって石亀だってみんなみんな生きているんだ友達

……なわきゃない(タモさん風)。


持参した虫除けスプレーを使い切りました。

日が傾くにつれヤブ蚊の猛攻は激しさを増し、わたくしはほとほと疲れ果ててしまったのでした。


キャスティングし、ラインの変化と手元の感触とでアタリをとるのですが、キャスティング直後に2、3匹のヤブ蚊が顔面に集りアタリを取ることに集中出来ずに発狂……。


しかし「釣りキチ五平」事「パックン」(恐らく今頃彼のアメブロの読者登録はAKBでパンパンになっているであろうおっさん。)といえば、キャスティングし、その後は最小限の動き、正に「地蔵」のようなリトリープをして確実に釣果を出しているのです。

恐らく「五平」には血が通っていないと思われ………


敗戦濃厚です。

もしかしたら「ダブルスコア」も有り得るかと思いますが、頑張ろうにも時既に遅し。

「ヤブ蚊の慰み者」となって気持ちのポッキリ折れたわたくしには反撃の余力は残っていないのでした………。

終了の5時を過ぎてもまだまだ釣る気十分の「五平」。

しかも魚とファイト中です……。

わたくしはぐったりとタックルをしまい始めます。

なかなか帰って来ない「五平」。

見に行くとまだキャスティングしています。

あがろうとサインを送ると力強い足取りで帰ってきて一言…


「あらっ!?六時までじゃなかったっけ!?てへ!」



《管理釣り場『OF』の結果》


パックン  28匹(他・真鯉1匹)

わたくし  18匹



規定により



『釣りキチ 三平』・パックン(タイトル奪還)


「釣りキチ 五平」・ぢゅんぢょヴィ(防衛失敗)






「「真鯉」はカウントしてないから。」


と爽やかに宣言する「鯉の魔術師」こと「新・釣りキチ三平」こと「パックン」を…


あんたに負けたんじゃない、「ヤブ蚊」に…


いや。


「ヤブ蚊ごときに集中力を欠いた己の脆弱な心」に負けたんだ…




……と潤んだ瞳を向けるのでした。