つりぼり十番勝負≪FO編Ⅱ≫⑥
渋かった釣果で傷ついてしまったのか「釣りキチ五平」の「パックン」(良かれと思い『矢吹シャルロッテのブログ 』を教えてあげたのに、「好きじゃないもん・・・腋毛。」と彼女の存在を全否定するも結構エキセントリックな性癖を持つ40代)は早々と元のポンド目指して帰って行くのでした。
既に「ヴィクトリーの『V』」が見えているわたくし「釣りキチ三平」としてはそれ程焦る必要もない。
ゆっくりと「勝者の余裕」でポンドに向かうのでした。
しかしながらこの管理釣り場「FO」は人気です。
平日の釣行にもかかわらずひっきりなしにアングラーが集ってきます。
戻ったポンドはアングラーが岸辺にびっしりと並んで皆さん釣りを楽しんでいるのです。
当然二人分のスペースが空いているわけもなく離れて釣る事になりました。
「五平」はポンド中央辺りにわたくしはアウトレット(水の出口)付近に入らせてもらいます。
先程よりも激しくなったプレッシャーからでしょう、大分魚がスレてきているようです。バイトもずいぶん減っている様です。ここはお魚ちゃんに激しいアッピールをするためプラグ類をにルアーチェンジです。周りのアングラーさんにご迷惑をかけない為にも真っ直ぐ縦のみのキャスティングなのでお魚ちゃんがルアーに飽きるのが早い。こまめなルアーチェンジを繰り返して何とか数本を上げる事に成功しました。
ここからでは「五平」の釣果は伺い知れませんが、恐らく今のシブちんな状況で半ベソ…「五ベソベソ」と化しているんではないでしょうか…。
そんな思いやりたっぷりな心の小宇宙(コスモ)を抱きしめた「聖闘士星矢」のようなわたくしが案じてあげたがらなのか、丁度わたくしの周りのアングラーさん達がお時間のようであがって行かれたのでした。
ここは「五ベソベソ」を呼んでやり、釣らせてやろうではありませんか!
場所を離れられないので携帯で連絡します。
「はい。どうしたの?」
「アウトレット付近にいるけど周り空いたから来たら?」
『いや、平気。ブツ……ツー…ツー…』
『ピキッ
』
【止めない】