つりぼり十番勝負《USJ編》④ | human being

つりぼり十番勝負《USJ編》④

ここ管理釣り場「FS」にはポンド(湖)とその他にストリーム(川)の上流と下流の2つのポイントがあります。日帰り釣行で全部を回りきるにはポンドはそろそろ終了です。コンスタントに上げた「Mr.コンスタンティン」こと「現・釣りキチ三平」こと『パックン』(「コインランドリー誰もいなくてこまっちゃった!」誰か居た方がイヤだろうとは思わないのは操作方法が聞けるからと考える異質な思考回路の持ち主)とは裏腹に、一見さんへの洗礼とばかりにいぢめられたわたくし。砕け散りそうなガラスのハートを立て直し、重々しいこの空気を川に流してしまうべく、上流ポイントへとやってきました。


恐らくその釣果の差は歴然かと思われますが、「あきらめたらそこで試合終了ですよ。」の安西先生の言葉を胸にキャスティングします。

ストリームが性に合うのか出だしから今までの「ヘタレ」っぷりが嘘のように釣れ始めました。この日の為に買い揃えた「パル」(ルアー・スプーンの商品名)をローテーションすると面白いように釣れ始めたのでした。
対岸でキャスティングする三平師匠はなかなか釣果に結びつかないようです。ポンドで開いてしまった差を何とか取り戻さなければ………わたくしは今こそ好機と一心不乱にキャスティングしました。
ある程度の釣果を出し、少しスレてきたのと(お魚がルアーに飽きる事)陽がさんさんと降り注ぎ始めて暑がりのわたくしは上着を脱ごうと、車のある対岸へ戻りました。



「だいぶ良いピッチだねえ。俺、ストリーム苦手なのかな(苦笑)」



思った釣果が出ないのか、珍しく弱気な発言の三平師匠。


ここは励ましの言葉をかけてあげましょう………。








「教えてやろうか??」



「…………。いや、……いいや。」



悔しそうに上流へポイントを変える三平師匠。

わたくしの放った言霊が三平の気持ちを引っ掻き回し、このまま散々の結果になってくれることを祈りつつ、いいえ。呪いつつ、わたくしは下流へとポイントを移すのでした。


                         

                                               《つづく》