Strawberry fields forever | human being

Strawberry fields forever

ゴールはすぐそこだった。

なのに今「ムーン~」だか「~ライト」だか…確実に「ムーンライト」ではないスナック?パブ?だいたいその辺の区切りが分からないが乾杯が始まろうとしている。
財布にお札は入ってない。このお店の入り口で抜かれた。今焼酎のボトルを握っている男にだ。この男全員からなけなしのお金を引き抜いた。5、6人いるのに1万円在ったのか微妙だ。そのお金はさっきこの男がこの確実に「ムーンライト」ではないお店のカウンターに撒いた。そして今テーブルに烏龍茶らしき茶色い液体、氷、ボトルがある。
乾杯か?掛け声だ。あ!自分は知らない間にグラスを握っている。突き出した。グラスが当たった音がした。よし、のむぞと口をつけようとしたら腕を掴まれた。 お店の人か?そうだ。この顔の知り合いはいない。何で呑ませない。と思ったらグラスがさっきと違う形だった。尖ってた。割れたんだと認識して新しいグラスで煽った。あ!女の子だ。女の子が横のテーブルにいる。話しかけた。何だかんだ話した。5、6人で一杯話した。女の子が何か出した。なんだあれは。鏡が付いてる。化粧だ。化粧品だ。笑ってる。化粧しだした。隣を化粧しだした。笑ってる。うわっ!なんか塗られた。笑ってる。笑っとけ。ああ…楽しい。笑ってる。楽しい…でもねむ………眠い…………




喉が渇いていた。



でもだからって起きた訳じゃなかった。
ゴールにいた。
今夜の寝床と決めていた友人宅にいた。頭は重かった。でもそれで起きた訳じゃなかった。




呻き声だ。


痛がっているのか?

いや、今は違う。

呼んでいる。自分のことを呼んでいる。

寝起きは悪い方だ。しかも二日酔い確実な上安眠を妨害されつつある。最悪の気分だった。


「何よ!?」

不機嫌さを言葉とともに横の友にぶつけた。

横にいたのは友達じゃなかった。


イチゴの国からやってきた「Mr.strawberry」だった。


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え?…何で?


え?…何て??


痛いの?…顔が痛いの??…………ええ~っ!?



皆何事かと飛び起きた。

全員化け物である。化粧が施されている上、泥酔して床についたのでなんだかエライ崩れようである。

が、笑いあう余裕もなく、皆が横の「Mr.strawberry」に気づいた。



「Mr.strawberry」だけはみんなと違った。
昨夜より顔の表面積が25%アップ(そいつ比)だった。化粧の思い出も確認できなくはないが、明らかに顔全体がファンデーションとは異なる色付きな上、

「見てください!この凹凸!!」

とマッサージ機だったら喜ばれそうなほど肌の起伏が激しかった。

「Mr.strawberry」が触ってみろと言うので、嫌々彼の頬に触れた。純情かっ!?ってほど熱かったので、すぐさま病院に行くように言ったら、よっぽど痛いのか「Mr.strawberry」は素直に応じてチャリンコで帰って行った。



「Mr.strawberry」が帰った後、部屋は大爆笑に包まれたがまだまだ深酒の後遺症がヒドくてみんな眠りに落ちた。





猛烈な喉の渇きを覚えた。何だか物音もしている。

目を開けた。


横にショットの国からやってきた「Mr.golfball」がいた。




初めて化粧をしたのはいつ? ブログネタ:初めて化粧をしたのはいつ? 参加中



化粧品が肌に合わなかったらしく湿疹を引き起こし、病院で軟膏をそのボコボコの顔に塗りたくられ帰ってきた友人。

隠したら余計変なので酔って化粧されたと医者に言ったらしい。