宮崎あおいは許してやる | human being

宮崎あおいは許してやる



もおっ!!
みんなが可愛いと思ってると思ったら大間違いだからなっ!!!
リアルになればなるほど「目の命が宿って無いっぷり」が助長されるんだって!



あの時も………

入口に立つ張りぼての「シロクマ」が掲げる『パンダもいるよ!』の言葉とは裏腹に入ってすぐは「リサイクルショップ」の装いです。壁に「何年前だよ!」とつっこみたくなる大きさのラジカセが引っかけてあり「爆音」で地元ラジオを放送中です。そしてラジカセには貼り紙。


「監視カメラで見ている」と書いてあります。

どう見ても何処にも監視カメラらしきものは見当たらない上、盗んでしまいたくなるようなものも見当たりません。
よくあるステンレスの灰皿。何時製造されたのか全く定かではない、鉄腕アトムのパッケージの子供シャンプー。

「あはは!ジャケット千円で売ってるぜ!」

とつかみあげた「パックン」(釣りを教えてくれと頼まれた知り合いから「雨だったら中止って事で」とのメールを受け取り「なめとんのかっ!」と激昂する「怒りオヤジ」)は戻って来るなり、

「何か……ベトベトしまんのや………」

と笑顔を引きつらすのでした。

蛇行する施設内の順路には所狭しと事務机、ちゃぶ台、椅子、タンスなどがバラバラと置いてあり、手書きの値札が付いているのでした。

「野生の王国」とは何ぞや?と疑問で頭一杯になりかけた頃二人の前に、やはり値札の貼られた事務棚に大量の「トカゲの剥製」が並べられているではありませんか! トカゲと言ってもその辺ののっぱらをチョロチョロしている細かい奴とはサイズが違います。4、50センチほどの「世界のトカゲ」が名前は解りませんが10体以上並んでいます。

掴んでみると腹には「値札シール」が貼ってあるのでした。

「ぢゅんちゃん、一体どう?(笑)」

にこやかに笑いあう二人。

しかしながらその横に視線を転じた刹那、わたくしの表情は固まり、みるみるうちに血の気を失っていくのでした。

                                            <つづく>



それでもやめない「連載シリーズ」。
KYとでもKU(顔色伺わない)とでもWU(辻ちゃん加護ちゃん)とでも何でも言いたまえ。