スパイダー
よ、横浜に巨大な蜘蛛が出現しましたぁっ!!
………はあ・・・・・・C= (-。- )
あっ。
ちなみにこの人「斉藤由貴」さん。いや、マジで。
ところで皆さん「蜘蛛のオス」ってかなり哀しい生き物だって知ってますか?
あまりの切なさに流れる涙が止まりませんから、ハンケチなどご用意頂いた方がよろしいかと。
常々、「人間辞めて野に帰ろう」かと思案するこのわたくし。
カマキリはエッチの後喰われるから嫌だとか、(自然界では結構な確率でオスは逃げるらしいけど、何だか行為の後そそくさと帰るのはジェントルマンの僕には合わないよね、マドモアゼル。)
鮭なんかは雌との触れ合いが無いから死ぬまでチェリーで悲しいなど、(卵にかけるだけって…醤油じゃないんだから!・・・ねえ?セニョリータ。)どの動物として生きて行くかを日々真剣に考えているのです(通院です)。
しかしながらこれ程まで切なくて哀しい生き物をわたくしは知りません。
皆様に分かりやすいように「小説・ある成年蜘蛛の一日」としてご案内致しましょう。
『ある成年蜘蛛の恋』
「一、準備」
彼は朝から緊張していた。
何故なら今日は2軒先の巣に棲む彼女へアタックするからだ。
あの大きな身体。輝く8つの目。長く美しい8本の脚線。彼は一目で恋に落ちたのだった。
彼は首尾よく事が進んで彼女が産卵する光景を思い浮かべた。
多くの卵はやがて孵化し、そして多くの「蜘蛛の子が散って」は囲まれ、また散っては囲まれる。
彼は妄想に酔いしれほくそ笑む。
しかしそれまでにはやらなければならない事、乗り越えなくてはいけない壁がある。
彼は気を引き締め直すのだった。
彼は先ず成長しきった自分の触肢を見つめた。「成人君子」いや「成虫君子」いや、『成蜘蛛君子』としての証であるスポイトの様な形になった。彼はその造型に満足し、そして欲情した。
彼女へのアタックの機は熟した。
彼女にこの思いと欲情をぶつけようと彼は決起した。
彼はおもむろに糸を放出する。そしてその糸で器用に袋を作り出した。そしてその袋に「迸る熱い息吹」を己の身体から放出した。快感が頭へと突抜ける。しかしその快楽に浸っている暇は無い。この「熱いたぎり」を彼女に届けなくてはならないのだ。彼はその「欲望の固まり」を成長した大人の証、スポイトの様な触肢に装填した。
そして、彼は家を出た。
《つづく》
え!?…《つづく》の!?と思ったのはわたくしも一緒(汗)。

