鶴の恩返し
「ねえねえ!ママッ!お話聞かせて!」
「しょうがないわねぇ……じゃ、何がいいの?」
「うーんとねぇ………………『つるのおんがえし』!!」
「はいはい。………では始まり、始まり………。」
ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。 おじいさんは町に薪を売りに行く途中、田んぼで罠にかかった鶴を見つけました。 おじいさんは罠を外してあげました。 鶴はおじいさんの上をお礼を言うかのように啼きながら飛んで行きました。
その晩は大雪になりました。
おじいさんがおばあさんに鶴を助けた話をしていると戸を叩く音がしました。
「こんな大雪の晩に誰だろう?」
おばあさんが戸を開けるとそこに一人の美しい娘が立っていました。
「知り合いを訪ねて来ましたが、この大雪で動けなくなってしまいました。
どうか泊めていただけませんでしょうか?」
おじいさんとおばあさんはそれは気の毒だと娘を泊めてあげることにしました。
娘が言いました。
「お礼に機を織ります。でも機を織り終わるまで戸を開けないでください。」
そして奥の部屋へと入って戸を閉めました。
見るなと言われたら見たくなるのが人の心情。
しかも美しい娘とあらば、おじいさんは我慢ができる訳もなく…
「お、おやすみ……」
若い頃のような激しい「欲望」がムクムクと湧き上がるのを感じました。
おじいさんは…
「マ…ママッ………」
五分としないうちに奥の部屋の戸を少し開け覗いちゃいました。
すると中には一羽の鶴が立っていました。
そしておじいさんに言いました。
「この『エロじじい』!!」
そして鶴は飛び立っていってしまいましたとさ。
おしまい。
「『恩返し』してねえじゃんっ!」
「………はい。おやすみ。」
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