ジメジメとした「梅雨」の時期が本格的に到来したこの頃
いかがお過ごしでしょうか?
しかしこの「ジメジメ」を越えれば「夏到来」、開放的かつ刺激的な
アバンチュールが待っています。
こんなわたくしでさえ、夏は好きですが、ひとつだけ夏の「醍醐味」を
味わえない事があるのです。
あの忌々しい「緑地に黒のシマシマ」、そのくせインサイドは対称色の
卑猥な赤を擁する………そう。
「志村けん」の早食いのモノマネをしたい衝動を押さえこんだ
哀しき幼少期が去来する夏の代表、「スイカ」に他なりません。
「あら、だいなもくん!いらっしゃいっ!スイカ切ったからたべなさいな!」
優しく微笑むマイフレンドのママンのその微笑みを凍り付かせる
「す、すいません……スイカ嫌いなんです………。」
と言うセリフを何度はかさせられたか………。
「あ…ああ……じゃ『麦茶』どうぞ……」
「す、すいません「麦茶」大好き……いただきます………。」
ナウィーヴなわたくしの精神を傷付けるその存在………「スイカ」。
「カブトムシ」の餌としては適していないくせに………
(プチ雑学を披露するとともに「スイカ」の欠点をつつくわたくし。ちなみに「カブトムシ」
下痢しちゃうのです。)
そんな夏の風物詩「スイカ」を避けて通って来たわたくしにも有一の
「スイカ・メモリー」があるのです。
それは「小学校」での納涼会。
お約束通りスイカが振る舞われます。
嫌いなわたくしは美味しそうにスイカを頬張るクラスメイツを横目に所在なく
座っていたのです。
するとその男友達の一人が「タネ」を女子の一人に当てるかのように
吐き出しました。
「きゃあっ!止めてよお!もうっ!!!」
電波して行くその遊び。
もちろんやられた女子も反撃とばかりにタネを吐いて男子に当て始めました。
「うわっ!…このやろうっ!!!」
報復に次ぐ報復。
一気にスイカを頬張るクラスメイツの大半がその遊びに取り込まれていきました。
もちろんスイカを食べていないわたくしに「タネ攻撃」を仕掛けて来る
女子はいません。
しかしながらわたくしもその「タネ戦争」に身を投じる事を決意したのです。
それは、何故か?
仲間はずれになるのが嫌だったからでも、独りぼっちになるのが嫌だったから
でもありません。
我が幼少の恋心、セピア色の想い出…大好きだった「メグちゃん」も
その「タネ戦争」に取り込まれていたからに他なりません。
好きな女子の「防災頭巾」に顔を埋める。
好きな女子の「リコーダー」を舐める。
などの「おサル」の群、小学生の男子が、可愛い「メグちゃん」を
ほって置くはずもなく、彼女は何となく多くの男子の標的となっているでは
ありませんかっ!
ここは彼女をおサルの毒牙から守る騎士(ナイト)として、わたくしは
戦場の真っ直中に身を投じ………………。
「メグちゃん」の元に駆け寄り、男子の「タネ攻撃」をヒラリとかわして
「タネ」を「メグちゃん」に当てる。
そして反撃に打って出る「メグちゃん」のその可愛いお口から放出される
「タネ」を全身で、いや、特に「顔面」で受け止める為
にわたくしは彼女の元へと走り込んだのでした。
彼女のお口でコネくり回された「タネ」が彼女の吐息を持って勢い良く
わたくしの「顔面」に心地よい刺激を…………
嗚呼っ!…………はふうっ
!!!
今でも「美しい想い出の1ページ」としてわたくしの心に刻まれているのでした。
(『通報』だけは勘弁してください。)