WAKE UP TO DEAD | human being

WAKE UP TO DEAD

今朝。


ガスが止まっていた。



言っておくが、家は「極貧」、明日の食費もままならない生活で庭に生えている草をおかず………

としている訳ではない。

朝起きて、熱いシャワーで目を覚まし、「F・O.J(フレッシュ・オレンヂ・デュース)」で喉を潤す。
朝食は「ペイグル&スクランブルド・エッグ」、「パルマ産・生ハム」。
濃いめの「カフィー」を「ネル・ドリップ」し、もぎたて「グレイプ・フルーツ」を頂きながら「N.Y.times」で

その日の世界情勢に目を通すのが私の朝のルーテイン……

でもない。



要するに『朝シャン』(朝からお気に入りの「シャンソン」を爆唱する事)である。


いつもの通り蛇口をひねる。
しかしながらその水は何時まで経っても水のまま…一向に温かくならない。

給湯機の文字盤を見た。
いつもと違う記号が表示されていた。

そこで私は分かった。




「ガス」が止まったと………。







原因はマイ・スゥイート・ワイフにして『ジャイ子』の「ガス料金」を払い忘れると言う「ジャイアニズム」である。

ガス会社が変わって銀行から引き落としではなくコンビニ振り込みになってしまった。
引き落としにしてもらおうと新しいガス会社からの手続きの用紙を無くし、面倒だからとそのままにしておきつつ、

支払いを忘れると言う彼女の大いなる「ジャイアニズム」が事の発端なんである。


そんな事を気付いたとしても、水は水のままシャワーのヘッドから出続けている。

そして私はもうすでに「生まれたまんまの姿」、言い換えるならば「フル・チン」……

そう「ヘア・ヌード」またまた言い換えるならば「サンタ・フェ」状態である。

「この世の全てが『ヌーディスト村』だったなら……」

などと言う妄想も何の解決をもたらさない。



私は覚悟を決めた。


これは人生の修行である。

「ジャイ子」を嫁に娶った私の「カルマ」に他ならない。
滝壺に身を投じ、解脱の時を待つ修行僧よろしく、その流水を頭からかぶった。







目の前に「藤田まこと」が見えた。


そう。

皆さんご存じの「必殺・仕事人 中村主水」の「藤田まこと」である。

人間発電所


しかし目の前に現われたその姿は「はぐれ刑事・純情派」で、


人間発電所


片手に「小瓶」を掲げてこちらに微笑んでいるんである。




「動悸、息切れ、めまいに…キュゥ~シン、キュゥ~シン」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




え?



「藤田まこと」は「養命酒」だって?







要するに、いきなり冷水を全身に浴びるのは危険なので止めましょうって話・・・・。

人間発電所-bana
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