こぶとりじいさん
「ねえねえ!ママッ!お話聞かせて!」
「しょうがないわねぇ……じゃ、何がいいの?」
「うーんとねぇ………………『こぶとりじいさん』!!」
「はいはい。………では始まり、始まり………。」
ある所にほっぺたに大きな「こぶ」のある二人のおじいさんが住んでいました。
二人ともその大きなこぶには困っていましたが、片方のおじいさんは呑気で陽気、
片方のおじいさんはイライラして欲張りなおじいさんでした。
ある日呑気なおじいさんは森で木を切っていました。
すると大雨にあってしまい、雨宿りをしていました。
そのうちおじいさんは寝てしまい、気がつくと夜が更けてしまっていました。
帰ろうと森を歩いていると、どこからともなくお囃子の音がします。
おじいさんはその音の方へと行ってみました。
すると森に棲む鬼たちが宴をひらいていました。
おじいさんは陽気な性格でしたので、そのお囃子に誘われて踊りながら宴の中に入っていきました。
するとその踊りに鬼たちは喜び、たいそう気に入られてしまいました。
「じいさん、明日もここに来てくれ。それまで預かっておくぞ。」
そう言って鬼がおじいさんの「こぶ」を引き抜きました。
おじいさんはこぶが取れた事に喜んで家に帰りました。
その話を聞いた「欲張りじいさん」は自分も取ってもらおうと夜の森に出かけようと思いました。
が、「呑気なおじいさん」の頬には鬼に引き抜かれた為に
「裂傷痕」がくっきりと残っていたので、欲張りじいさんは夜の森には行かず、その足で
「高須クリニック」へ向い綺麗に取ってもらったうえ、ついでに
「ヒアルロン酸注射」も打ってもらって「チョイ悪」になって帰って来ましたとさ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おしまい。
「マ、ママッ…………。」
「Yes!『高須クリニック』!!」
「お、おやすみなさい……。」
「はい。おやすみ。」
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