はなさかじいさん
「ねえねえ!ママッ!お話聞かせて!」
「しょうがないわねぇ……じゃ、何がいいの?」
「うーんとねぇ………………『はなさかじいさん』!!」
「はいはい。………では始まり、始まり………。」
ある所に正直者の「正直じいさん」と嘘つきの「うそつきじいさん」がおりました。
ある日、正直じいさんの飼っている「ボチ」が裏の畑を堀かえし吠えるので正直じいさんは掘り返してみました。
すると「大判・小判」がザクザクと出てきました。
でもそこは「正直者」の正直じいさん、警察に届出てしまい、大した金額を手にする事はありませんでした。
その噂を聞き付けたうそつきじいさんはポチを自分の畑に連れて行きました。
ポチはまた掘りながら吠えたのでうそつきじいさんは意気揚々と掘り返しました。
しかし出て来たのは何かの器のかけらやら、石のかけらでした。
うそつきじいさんは怒ってポチを殺してしまいました。
しかしそのかけらを持ってある人に見せて見ると何と「縄文式土器」やら「矢じり」やらの
貴重な「出土品」なのが判明しました。
うそつきじいさんはさらに発掘を進め、出土品をコレクターに高額で譲る一方、地元の大学に
破格の高値で土地を譲渡する事に成功しました。
そして巨万の富を得た「うそつきじいさん」は残りの人生に満開の花を咲かせる事に成功したのでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おしまい。
「マ、ママ………」
「世の中『銭ズラ』。」
「おやすみなさい……。」
「はい。おやすみ。」
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