オマージュ・ノベル③
記録的な大ヒットコミック『DEATH NOTE』を生み出した名コンビ・小畑健&大場つぐみが贈る、プロ..........≪続きを読む≫
CMの間も僕はブラウン管から目が放せないでいた。
あの「ノート」に書いた名前がそうさせたんだろうか?
あまりに非科学的で信じられない。
しかし「ノート」に書かれた「使い方」通りの事が現実に起きた。
テレビの中では出来る限り長く繋いだと思われるCMがあけた。
そこに男性司会者の姿は無かった。
引きつった顔の女性アナウンサーが言う。
「司会者の………さんは体調不良を訴えて今病院へ搬送されました。
この後は番組の内容を多少変更しつつお送りしたいと思います。
ご了承ください。大変申し訳ありません。」
堅苦しく、いつもとはガラリと変わってしまったスタジオの空気を引きずりつつ、
番組は予定されていたであろうコーナーを淡々と進めていた。
恐らくもうあの男性司会者は戻ってくることはないのだろう。
僕が彼の名前を「ノート」に書き記したばっかりに………。
人の人生を大きく変えてしまったその「重責」が一気に僕に襲いかかって来た。
僕がそうしてしまったんだ。
この「ノート」の力を借りて。
罪悪感などと言う生ぬるい言葉では言い表せなかった。
人の人生を操る「魔性の力」を持ったこの「ノート」で人の運命を変えてしまう………。
押し潰されそうになった感情の先に一つの光明ともいうべき考えが浮かぶ。
いや。
違う。
これは「裁き」だ。
確固たる意思を持って行えば、「新しい世界」がきっと訪れる。
今までに無かった「新世界」の創設。
その力はこの「ノート」が僕に渡った事で発揮されるのだ。
大いなる意思はそこにある。
僕は「新世界の神」となるのだっ!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・その後。
僕は・・・・・・・・・・・・
自らの名を「ノート」へと書き込む。
「おおにしけんじ」
そして僕は変わった。
そして・・・・・・。
僕は「選ばれし者」の名前を書きなぐった。
そして「新世界」の扉を開くべく、「テレビ業界」を席巻する。
さあ次は誰の名前を書いてやろうか…………。
この「ノート」に!!!!!
次は貴方の名前かも知れない………………。
《おわり》
と言うのが『はるな愛』さんの自叙伝の内容・・・・・・・なわけない(タモさん風に)。
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