オマージュ・ノベル②
記録的な大ヒットコミック『DEATH NOTE』を生み出した名コンビ・小畑健&大場つぐみが贈る、プロ..........≪続きを読む≫
家につき自分の部屋へ入る。
ノートの「使い方」を全て読んだ。
やはりくだらない……。
しかし悪戯にしてはまあまあってところか………。
ベッドへと寝転ぶ。
やはり退屈は僕の元から去る気は無さそうだ。
ここはその「くだらない悪戯」にのってやるのも悪くは無いと判断した。
何人かの名前を悪戯に書き込んでまた屋上から落としてみるのも良いだろう。
何しろ退屈なのだから。
先ずは誰の名前を書こうか?
試しに自分の名前を書いてみようか?
いや、しかし、本当にこの「ノート」に「使い方」通りの力があるとすれば……。
悪戯と思いつつ、少し信じようとしている自分に苦笑した。
では誰を………。
僕は部屋に入るなり観もしないテレビの電源を入れる癖がある。
静寂すぎるのが得意ではないのだ。
そのテレビにふと気付く。
平日に毎日生放送している情報番組だ。
芸能人の色恋沙汰や、何処のスイーツがウマいだのとどうでもいい様な情報を垂れ流す番組である。
男性司会者は局アナ上りで、テレビ番組にそれほど興味もない僕でも顔と名前ぐらいは知っている程
知名度は高かった。
「ノート」にその司会者の名前を書いた。
「使い方」によれば、書いてから40秒後に結果が訪れるらしい。
部屋に備え付けてあるデジタル時計を確認した。
10秒………20秒………。
番組は滞りなく進み、VTRに入った。
「あるわけないか………」
僕はひとりごちた。
そして急速に興味が薄れ行くのを感じる。ベッドに横になり天井を見る。
番組は短いVTRをあけてスタジオに戻った様だ。
男性司会者は先程と何変わらず進行を進めていた。
それでも一応時計を確認した。
指定の40秒までは後10秒。
悪戯だ……単なる悪戯………最初から分かっていたじゃない…………
すると突然、ブラウン管の中の様子が大きく変わった。
男性司会者に変化が起きる。
スタジオ内にいるパートナーの女性アナウンサー、ゲストコメンテーターは一瞬何が起きたのか
分からない様だった。
画面上でも確認出来る程にスタッフが慌てている様子が伝わる。
僕はベッドから跳ね起きブラウン管を注視した。
飛び交う怒号……スタッフが男性司会者に駆け寄る。
呆気に取られている女性アナウンサーにカメラが向いた。
「あ……あの………一旦CMです。」
《づづける》
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