つりぼり十番勝負《ヘラブナ編①》 | human being

つりぼり十番勝負《ヘラブナ編①》

神奈川県有一の村…「清川村

「ホームページの新着情報に『熊の目撃情報』が載る」

程の辺境の地ににわたくし、だいなもは友人

パックン (「荒フォー」。魚座のA型。好きな女性のタイプは

「足の速い小学6年生の様な成人女性」

昨年は二人で「ご当地B級グルメ」を求めて彷徨い続けた。)

を連れ『秘湯』を目指しやって参りました。

村風情たっぷりの開けた田んぼを抜け、更に山道へと北上を続けます。

とある看板が二人の目に飛び込んでまいりました。

『つりぼり』

確かに気温は低いものの、暖かな陽射しが降注いでおり、
おしゃべりなどを楽しみながら、ワイワイと糸を垂らすには絶好の日より。


「やる?」


「やろう!」

の掛け声でつりぼりへとハンドルを切ったのでした。


それが


「長きに渡る、男と男のプライドをかけた骨肉の闘い」


の入口とは知らずに………。



ファースト・コンタクトの村民、つりぼりのおじさんに料金などを聞き、堀には何がいるのかを聞きました。

「ヘラとコイが入ってるよ。」




『釣りはフナに始まりフナに終わる』

純粋に「釣り」を楽しむ玄人は、最終的に突き詰めればそこに辿り着くと言われる「ヘラブナ釣り」。いくらつりぼりとは言え、プラッと立ち寄った都会派の私達に釣れるのでしょうか?

一抹の不安を持ちつつ、パックンを見ると、

「俺、小学校の時ヘラの大会に出てたんだ。」

と衝撃の告白をしました。


それが


「熱き闘争の火種」


になるとも知らずに………。


おじさんのレクチャーを元に竿を借り、
餌(ウドンに「スイミーっぽい」緑色の粉末をまぶす)を付けいざ釣らんと糸を堀に垂らしたその瞬間から



「負けられない戦い(Gets ports)


の火蓋がきって落とされていたのでした・・・・・・・。




この「ヘラブナ」と言う奴はおじさんのレクチャーによると

「ウドンにまぶした餌に寄って来て、ちょいちょい摘んでるうちに勢いで針の付いたウドンを喰ってしまう」

という「若手の芸人のリアクション」のようなのだそうで、同じポイントにひたすら「スイミーまぶしウドン」という「ネタ」を振り続け、ひたすらその「ボケ」を待つのです。

この寒空のもと、いきなりガンガン餌を食らう「空気を読まない」魚も無く、ただただ始めの20分程は待つだけに………。

つりぼりのおじさんもこの寒い中ブラリと都会から来た「ジュノン・ボーイ」(←意味知らない)二人組に何かと気をかけてくれます。

「どう?アタリある???」


そう問い掛けられた刹那、私のウキがビクリと反応しました。
「超ヴィンドキドキカン」体質の私はすぐさま竿をビンビンに立て、「アワセ」の態勢に入りました。


「ちょっと早いねえ(笑)。」

つりぼりのおじさんは言いました。


「初体験」の気負いからか、

「ホテルに入るなりいきなりパンツ降ろす」ほどの「ガッつき」っぷり

を露呈してしまった恥ずかしさに頬を赤らめた私。


しかしながら横に座る「ヘラブナ釣り大会経験者」のパックンのウキは全くの反応を見せずその「不感症」っぷりを発揮するのでした。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく。




下をクリックすると今ならもれなく


「ヘラブナの生臭い薫り」


が部屋一杯に広がります。



人間発電所