関西生まれの私は、東京に憧れる事なく30年以上過していた。
神戸という街の人間は、どうやら自意識が強すぎるらしい。
そんな私が一昨年前から関東に転勤となり、仕事はもっぱら東京都内となった。
行く先々が、すべて観光地と言っても不思議ではない場所。
正直テレビの中の世界に立っている。
俺は神戸の人間だ。そこらの地方の田舎者とは違う。
と思っても、関東平野の果てしなく続く町並みとスケールに、
「すんません。田舎者でした」と敗北宣言。
仕事で「首都高速」を走る自分に違和感を感じながらも、
そんな日常に快感を覚える。
本物の都会と、その隙間に残る時代を感じる古い町並み。
結構、嫌いじゃないなと思い始めた。
高速を飛ばしながら、何気に六本木ヒルズを撮ってみた。
世間ではライブドアの粉飾決算とホリエモンの逮捕で騒然となっていた時。
偶然映し出された光のオブジェは、あたかもセントエルモの光の如く六本木ヒルズに鉄槌を落としているようだった。