先月、LAメタル系のメタネタをやってたとき、そういうバンドのレコードやCDを漁ってて見つけたCDがある。そのときこれも紹介しようと思ってたんだけど、特に好きな曲でもないし思い入れもなかったからそのまま放置していた。
今メタネタ書く気はないからこれでも軽く書こうかな。メタネタ扱いでもいいんだけど、ちょっと方向性が違うから。

また昔話になるが、メタルにハマったころ好きだったギタリストはリッチー・ブラックモアやマイケル・シェンカー、あるいはゲイリー・ムーアとかそのころ日本で人気のあった定番のギタリストたちだった。
これらはいとこに教えてもらって聴き始めたもので、まず最初に音を聴かせてもらって気に入ったバンドだから、彼らがどんな姿をしているかそのときは知らなかった。
そして姿を知ってもそんなにルックスを売りにしていたミュージシャンではなかったから、それでどうとかは特になかった。シェンカーはとてもカッコよかったけどね。

そのままHR/HMに深くはまり込み、そのころヘヴィメタルはアメリカで大きく盛り上がろうとしていた。それまでの汚くて男くさいイメージだったヘヴィメタル、それが海を渡って西海岸で爆発したLAメタルはとてもファッショナブルで美しかった。そしてあるバンドのギタリストに目を奪われる。
RATTのウォーレン・デ・マルティーニ。
LAメタルの代表格バンドRATT。ファッショナブルできらびやかなイメージではあったが、よく観ると割とごつい感じのメンバーが多くいる。
そのなかでもウォーレンは掛け値なしの美形だった。他メンバーから「トーチ」と呼ばれるほどひょろっとした細い体型、優しそうな顔立ち、ギターの腕は超一流、当時ウォーレンに憧れていた。(笑)
RATTのPVは百万回観たが、そのなかでも代表曲中の代表曲 "Round And Round" のウォーレンはカッコよすぎる。
天井から落ちて来てテーブルの食器類を蹴散らしながらギターソロ、ツインのハモリ直前にジャック・オフ・ビブラートをきめて上を指差す、今書きながら思い出すだけで鳥肌が立つよ。

RATT加入前、確かジョージ・リンチと一緒に住んでいたとか、あるいは弟子であったとかで、彼のギタースタイルはジョージの影響が色濃い。ジョージが弾いていたリフやテクニックを盗んで、よくRATTで使っていたようだ。有名になるのはウォーレンのが先だったから。
ジョージは悔しかっただろう、ジャック・オフ・ビブラートももともとはジョージの編み出した技らしいし。

ウォーレンは絵の書かれたギターをよく使っていた。ああいうギターを使ったのは彼が最初なんじゃないかな?
あの「ソーズ」といわれる所謂ロンドンギター、白黒のツートン、真ん中に日の丸があってそこに剣がクロスしている、そしてボディエンド側にカタカナで「ロンドン」と書かれている。当時このギターが欲しかった。

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で、ようやくそのCDの紹介。実はそんな昔話がしたかっただけでこれ自体はおまけ。自分でもいつ買ったのか全く覚えてない。多分中古で見つけて安かったから買ったのだろう。
RATT解散後にソロアルバムを出していたのは知っていたが、特に興味を惹かなかったから、そのアルバム自体は持っていない。というよりそのころ新譜を買うのをやめていたんだろう。95年ごろ。


WARREN DEMARTINI / SURF'S UP!


そのソロアルバムに収録されている曲の先行シングル。
"Surf's Up!" という曲のヴァージョン違いが3つ入ってる。
聴こうと思ったがなんと8㎝シングルで聴けない。

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CDプレイヤーはとうに壊れてるし、iMacでは8㎝シングルは聴けない。しょうがなくtubeで探して聴いた。
ま、普通のギターインスト、曲はまあまあだが参加メンバーは豪華、Drはトミー・アルドリッジ、Bはトニー・フランクリンとなっている。


"Surf's Up!"


このtube、なんか耳障りな音が入ってるのがとても気になる。

surf's up2

彼ももう50ぐらいのはず、なのに今もあのころのカッコよさを保っているのは凄いと思う。
優しい表情のイメージが強いが、こんな写真もある。
最高にCoolだ。

warren


クレイジー・イナフ・トゥ・シング・トゥ・ユー/ウォーレン・デ・マルティーニ

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