最近買ったレコード。オーストラリアのEMIから出ている70年代のオーストラリアのバンドのコンピレーションアルバム。なんとなく観てた初めて観た中古盤屋にあって、ジャケに惹かれて買った。


ROCKA


変なジャケ。残念ながらメタルとは違う、でもご機嫌なロックアルバム。
AC/DCが4曲も入ってる。それもボン・スコット時代の最も初期の曲。「T.N.T」や「HIGH VOLTAGE」時代の。
超ビッグなアリーナロックを演ってるブライアン・ジョンソン時代のAC/DCも最高にカッコいいが、こうやって聴くと初期の泥くさい時代もなんとも言えない味わい深さがあって良い。
他のバンドの曲は全く知らない、でもこうやって1枚のアルバムとして聴くと、それも曲のつながりが上手い、間髪入れずに重なるように次の曲が始まる感じはなんとなくロックバーを思わせる。



収録アーティストと曲名をを列記しておこう。
どういうアルバムか分かるはずだ。

HIGH VOLTAGE / AC/DC
I HATE THE MUSIC / JOHN PAUL YOUNG
GUITAR BAND / STEVIE WRIGHT
AM I EVER GONNA SEE YOUR FACE AGAIN / THE ANGELS
JUMP IN MY CAR / TED MULRY GANG
BLACK EYED BRUISER / STEVIE WRIGHT
CAN'T STAND THE HEAT / MARCUS HOOK ROLL BAND
IT'S A LONG WAY TO THE TOP / AC/DC

ST. LOUIS / JOHN PAUL YOUNG
JAILBREAK / AC/DC
CRAZY / TED MULRY GANG
EVERYDAY OF MY LIFE / LITTLE RIVER BAND
SHE'S GOT BALLS / AC/DC
EVIE (Part1) / STEVIE WRIGHT
QUICK REACTION / MARCUS HOOK ROLL BAND
GOOD TIMES / EASYBEATS



オムニバスアルバムなのに、全然違うバンドが収録されているアルバムなのにとても統一感があって、全く違和感なく聴ける。ブギーやブルーズ丸出しの非常にシンプルなロック、音圧やテクニック、過剰なメロディに頼らないロックンロールの原点を感じる。
酒を呑みながら聴いてるとたまらなく気持ちいい。なにも考えなくていい、難しい顔して聴かなくていいから。
こんなレコードを楽しめるとは、おっさんになったなぁ。



"High Voltage"


"I Hate The Music"


"Guitar Band"


"Am I Ever Gonna See Your Face Again"


"Black Eyed Bruiser"


STEVIE WRIGHTの "Guitar Band" のビデオを観たときは鼻血が出たな。スーパースター感が凄くて。