泳ぎ方は知っていた
僕等はいきなり堕とされた
この悲しみと
喜びに満ちた
世界という海に
最初から泳ぎ方を
知っていたってことは
きっと何か意味があるのだろう
だったら
泳ぎ続けるしかないだろ
見てやろうじゃないか
その先に何が待っているのかを
君も見たいだろ?
だったら
泳ぎきってやろうぜ
この果てしない海を
哀しみと歓びにも満ちた海を
白
好きな人との会話は1時間が
1分しか経ってないように感じられるけど
ストーブの上に座らされた人の1分は
1時間にも感じられるように
人それぞれ感じる時間は違うと
アインシュタインも云っている
ほんの少しの時間で解けてしまう
東京の雪のように
誰かにとっては瞬き位に
感じる時の間にも
僕らの見える景色は劇的に変わり
遥か先まで行く奴もいる
それは僕かも知れないし
君かも知れない
誰かの瞬息も僕らには遥かな道程
何事にも集中出来ないそんな時
雨のせいにしてもいいさ
時にはさ
雨の声に耳を貸してやるのもいい
僕等はそんなに強くない
君の前以外では強がってるけどさ
たまにはさ
たまにはさ
途方に暮れさせてくれよ
だからって弱いとかじゃないからさ
勘違いしないでよ
一瞬だよ一瞬
あれ
雨と雨の間に虹が見えた気がした
なんでだろ
なんだか笑われてる気がした
なんか悔しいな
誰かなんて言わなくてもわかるでしょ?
さぁ
そろそろ雨もあがるよ
白
親愛なる姫君へ
やっぱり僕は王子にはなれない
僕は...いや私は...あなたの王子にはなれません...
何故なら、いざとなった時
王子は国民の為に命を賭さねばなりません
ですが私はあなたの為に
命を賭して生きて行きたいんです
なのでやはり王子になることは出来ません...
ですがその代わり私は...
あなたを一生守り続ける騎士になります
あなたを包み込もうとする全ての悲しみから
命を賭けてお守りいたします
約束です
一番近くでずっとお守りいたします
私は姫を一生守る白騎士になります
ですからどうか泣かないで下さい
国民はあなたの笑顔を待ち望んでいます
そして私もその中の一人です
ですからどうか笑って下さい
姫
あなたの笑顔は世界を幸せにするのですから
白









