今日はLOVE LETTERSを観に行ってきた。
この公演、前回見たのは2年前。三木さんと朴さんのペアだった。その時は最初話の流れが分からず、???となったが、途中でやっとすべて手紙のやりとりだったということに気がついてその手紙のやり取りに引き込まれていた。
今回は2回目なので話は分かっていた。でも演じ手が違うとどのくらい違うのかというのが楽しみだった。何よりマモがどんなアンディを演じるのかが気になった。
無邪気な幼少時代。青年期、大人になってから、結婚してから、晩年まで。50年にもわたる手紙のやり取り、その時代に合わせてちょっとずつ座り方や声の感じが変わっていく。相手の手紙の朗読の際にはうんうんとまるで今読んでいるかのように頷いたり驚いたりするマモとお相手の彩乃さん。この二人、登場の時から顔を見合わせてニコっと微笑みあったり、とっても息ぴったり!微笑み合って座った瞬間にその場にアンディとメリッサがいた。
どんどん話が進み、すれ違いにすれ違いを重ねた二人、メリッサはアンディが日本で他の女性と結婚すると思いこんでしまい、別の結婚し、結局離婚してしまうあたりからずっと自分にはアンディしかいないと思っているのに対し、アンディはメリッサが結婚した時、ショックを受けたものの、彼女が一番大切な存在だとは気がつかない。メリッサではなく別の女性と結婚してもメリッサとは変わらないと思っている。でもメリッサは違う。ずっとずっとアンディに救いの手を求めていた。手紙を書いて返事を待つ。でもアンディの返事はメリッサの望んだ返事ではなかった。アンディが会いたいと言った時にはもうメリッサは合える状態ではなく彼女はこの世を去る。
ここからがこの朗読の最大の見せ場、やっとメリッサの大切さに気付いたアンディが最後の手紙を読むシーン。だんだんとライトが落ちて泣きながらメリッサへの手紙を読むアンディ。
二人の気持ちがやっとつながった時、舞台の幕が下りる。
本当に素晴らしかった。手紙の大切さ、伝えることの大切さを知った。
今回、特に素晴らしかったのはお相手の彩乃さん。後半部分、救いを求めるメリッサはずっとずっと泣いていた。それを見事に表現し、彩乃さんもずっとずっと泣いていた。ハンカチで目じりを抑えながらアンディへの手紙をつづっていた。それが本当に素晴らしくて・・・
マモは時がたつのを座り方で表現し、驚きや嬉しさを全身で表現してた。手紙を今読むように、メリッサが意外なことを書いてくるとえっ!!と驚き椅子を座りなおす。後半部分では大人になったので足を組んでみたり、とにかく様々な表現を全身でしていた。
同じ演目を違う役者さんでというのはいろいろ思うことがある。どちらがいいとかそういうことではないと思う。ただ、好みというのは出てしまう。
私は三木さんのアンディの方が好みで、彩乃さんのメリッサの方が好みだと思った。
それはどちらがダメとかそういうのではなく、ただ単に好みの問題。
そしてもっと細かく言うのならば、少年期のアンディはマモで大人になってからは三木さんかな。無邪気でちょっとずれている少年・青年時代のアンディはマモがピッタリだと思う。大人になってからは微妙な感情のズレや大人らしい男の魅力、晩年の男の魅力はやはり三木さんかなと。これもすべて好みの問題。
また、別の人で観て見たい。この公演が人気なのは内容がいいからなんだな。

