速報 2015 SS PARIS Haute Couture Collection !!!
はい。相変わらず、パリです。
スケジュールはとっくにHaute Cotureに突入し、連日ゴージャスなコレクションが開催され、美の共演が繰り広げられております。今回実にラッキーな事に沢山のコレクションでエントリーが通って、結果かなりのハードスケジュール。。。。
寒さと疲れがMAXの中、美しい作品に癒されて、なんとか生きております。。。。
では、ダイジェストと参りましょうね。まずは今回もゴージャスなコレクションを見せてくれたのはラフ・シモンズによるChristian Dior(クリスチャン ディオール)。前回ロダン美術館に降り立ったUFOは今回は八角形に姿を変え、再びこの美術館の中庭に飛来しました。
鏡張りの室内には真っ白なイントレが組まれサーカス小屋のような楽しさに溢れた会場では、ピンクのカーペットが物語るようなドリーミーでキュートな作品が、デイヴィッド・ボウイの音楽に乗って颯爽と登場します。
なんと今回ファーストロウ。。。。。。ディオールさん!あざーっす!!!!!
目の間をチュールのドレスが通り過ぎ、ビジューのエンブロイダリーのシャラシャラと鳴る音が聞こえましたよ。
ホワイトやピンク、イエローにブルー、まるで花のようなカラフルなカラーは、軽やかなドレスに落とし込まれ、可愛らしさの中にもパテントのスキニーなブーツや、ボディースーツ等ディスコティークなムードの作品も登場しましたよ。
いやぁ~、ほんとうっとりなコレクションでしたね。。。
ディオールでは、会期中にアヴェニュー・モンテーニュの本社で、昨年末に東京で開催され話題になったコレクション、『ESPRIT DIOR(エスプリ ディオール)』のre-seeも行われました。雪の降りしきる国技館の舞台で発表されたコレクションを間近で見る事が出来ましたね。
東京の持つ可愛らしさや軽やかさ、ウェアラブルなスタイルを作品に落とし込んだ今回、日本のティーンエイジャー達が好む、ニーハイをイメージしたロングブーツをミニスカートとコーディネイトしたり、こちらのようなバッグをアクセサリーのように二重にかけたりと、自由にコーディネイトを楽しめる素敵な作品が揃いました。
シャンデリアが煌めくラグジュアリーな会場で、女性美を追求したコレクションを行ったのはATELIER VERSACE(アトリエ ヴェルサーチ)。ほんとにこのコレクションはテンション上がります!!!!
なんと今回、往年のスーパーモデルのアンバーやエヴァが登場するという嬉しいハプニングが!!!!思えば憧れだった生ナオミ・キャンベルのウォーキングもこちらで見せて頂きましたね。。。。
こちらラストルックのアンバー・ヴァレッタ嬢。。。。もはや貫禄のウォーキングでございましたねぇ。。。
翌日には前夜に発表されたばかりのコレクションがブティックに飾られ、re-seeが行われました。やはり間近で見ると本当に美しい。。。。
今回カッティングに拘ったドナテラ・ヴェルサーチは、ドローイングをするように、実に複雑で衝動的とも思える美しいカットをドレスの上で表現します。殆どすべてのシームは曲線で描かれアシンメトリー。SNSやLINE等に使われる『絵文字』をジオメトリックなモチーフとして取り入れ、エンブロイダリーなどで大胆に用いられていたのもユニークでしたね。
コレクションの後、凱旋門のすぐ側のクラブでアフターパーティーも行われましたよ。前回のパーティーも相当楽しかったんですが、今回も。。。。翌日、久しぶりに二日酔いを体験する程シャンパンを頂きましたね。。。。
ヴェルサーチのパーティーに来る人たちは、自ら楽しもうというポジティブなオーラに溢れていて、シャンパンが進むに連れ皆ハッピーになるのが楽しい所、フードもトリュフのリゾットなどが登場して美味でございました!!!!
こちら、キューバからいらしたお二人様!会場でも目立ってましたねぇ~。。。あっ、もちろん私もこの日はヴェルサスでお邪魔しましたよ!!!
クチュールの会期中に、セレクトショップ コレットでは、THOM BROWNE.NEW YORKによる2015 SSの新作のローインチと新しいビジュアルのお披露目パーティーが行われました。
スケジュール中のコレットのパーティーはいつもとても楽しく、リラックスしたムードの中、シャンパンとおしゃべりによる楽しい時間を過ごしました。
パーティーではこんな豪華な3ショットも!!!真ん中はトム・ブラウン氏、左はコレクションの演出を手がけるエティエンヌ・ルッソ氏、右はトムのコレクションで個性的なヘッドピースをクリエイトしているスティーブン・ジョーンズ氏。。。。ホント、豪華!!!!
エッフェル塔の側の豪華な邸宅を会場に、フェミニンな作品を見せてくれたのはALEXIS MABILLE(アレクシ マビーユ)。彼が得意とするHaute Coture的な美しいプロポーションの中に、こちらのチハルちゃんが来ているコルセットを前後ろにしたようなドレスや、大きな襟が翼のようなドレスなど、シュールレアリスティックな要素が鏤められます。
モノトーンにヌード、ネイビー等のシックなカラーの中に、オペラピンクやエメラルドグリーン等の宝石のようなカラーをアクセントにしたフェミニンなコレクションでしたね。
さて、そんなこんなで今日は最終日。BOUCHERONのプレゼンテーションや、GAULTIER PARIS、そして楽しみしているVIKTOR & ROKFのコレクションが開催されます。
もう、化けの皮が剥がれてボロボロです。。。。。が、最終日なので気合い入れて、そしてエレガントに参加してまいります!!!!
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速報 !! 2015-16 FW PARIS MEN'S COLLECTION Vol,3 !!
PARISはほんの少し、2℃か3℃暖かくなりましたが相変わらずの極寒。。。スケジュールは昨日から本格的にHaute Coutureに突入し、会場を彩るゲスト達もガラリとラグジュアリーに変わりましたね。。。
では、MEN'S COLLECTIONのおさらい。コレクション後半戦になると発表された作品を身近で見れるre-seeが怒濤の勢いで行われます。これ、スケジューリングを間違えたり、ちょっとプレスの友達とおしゃべりに弾むと大変な事に、、、、コレクションバスも、同行してくれる相棒達もいないので、まさに究極の自己管理。。。。今回は道に迷う事もなくズムーズに楽しく遂行出来ましたので、嬉しいばかりです。
まずはDIOR HOMME(ディオール オム)のre-seeにお邪魔して来ましたよ。なんと!!!!今回のコレクションでも注目のポピーのジャカードのジャケットに袖を通させて頂きました!しかも恒例のイケメンモデル君と2ショット!!!!実に柔らかいファブリックで、ほんとリッチな気分にさせて頂きました。
本来コレクションの最後に登場するイブニングからショーをスタートした今回。様々なタキシードやスワローテイルのジャケットはコンテンポラリーに解釈され、実にフレッシュな印象です。こちらのような贅沢なジャカード、プリンス・オブ・ウェールズ、アクセントでコレクションを盛り上げている缶バッジには本物の押し花が飾られていて、ムッシュが追求して来たガーデンの世界観が、メンズウエアでも表現されていましたよ。
DIOR HOMMEのクリエイティブ・ディレクターも務めるクリス・ヴァン・アッシュ自身の名前のブランド、KRISVANASSCHE(クリスヴァンアッシュ)はコンクリートをテーマにユニークなコレクションを見せてくれました。
お得意のストリートテイストのワードローブの中には、コートの前身頃にブラックジップのアクセントを取り入れ、ボタンホールとは違う場所で開閉を楽しめるなんて小技が効かせたり、こちらのミリタリーブルゾンのようにシャイニーなサテンを多用したアイテム等も注目でしたね。
スタイリスト村瀬氏と毎度お騒がせしている3.1 Phillip Lim(スリーワン フィリップ リム)のre-seeでは、アウトドアのディテールを施したこんなMA-1をトライさせて頂きました。いやぁ~、、、やっぱ欲しいですねぇ。。。。
フィリップ自身が見た夢、クライミングしていた彼はなんと木星まで辿り着くという楽しいエピソードを、アウトドアテイストとフィーチャリスティックな世界観で男らしく表現していましたね。
アイウエアももちろんこちらのアイテム。素敵でしょ???
AMI. Alexandre Mattiussi(アミ
アレクサンドル・マテュッシ)は16区にあるラジオ局のガレージを使って開催されました。薄暗い会場にはサーチライトが瞬き、ランウェイは直前迄水で濡らすという演出の中、ハードボイルドなコレクションがスタートします。
ワードローブ発想のアミらしいユーズフルなウエアに香るエッセンスは、いつもよりより男臭くダークサイドでしたね。シャニーなゴールドを使ったりエレガントなフラワーモチーフが登場したり、男の色気を感じさせてくれた素敵なコレクションでしたね。
Masion Marjiela(メゾン マルジェラ)は70'Sのディスコティークをテーマにコレクションをクリエイトしました。ぴったりしたトップスにワイドなパンツ、もちろんタックインで楽しむという70'Sスタイルがなんともフレッシュでしたね。
こちら、インナーのカットソーは段ボールが世界中を旅するうちに、いろんな国のスタンプやシールが貼られて行く様をプリントで表現したカットソーで、上に着ているジレはニットを裏返したテクスチャーで表現する為に、わざわざ裏側風の織りを施したアイテムです。
相変わらず上質なシャレに溢れた作品ばかりでしたね。
KENZO(ケンゾー)のre-seeではウールにメタルコーティングが施されたスペシャルなファブリックで施されたポンチョを着せて頂いて大興奮!!!!
高田賢三氏が最初にパリでジャングルジャップというショップをオープンした時、彼を受け入れ、評価し、そこに集って来たのはパリのコミュニティーの人々でした。そのコミュニティーの中の一人一人のアイデンティティーを表現した今回、作品も一つ一つが実に個性的です。特殊加工を施したムートンや様々なエスニックなムード、ニットはほんとに秀作ばかりで可愛かったですねぇ。。。
THOM BROWNE.NEW YORK.(トム ブラウン ニューヨーク)は、19区にあるパリイベントセンターに白一色で飾られた室内のセットのデコレーションがケスト達を迎えます。真っ白から真っ黒にインテリアが変化すると、まるでお葬式の参列者ような作品がゆっくりとランウェイを歩いて来ます。
白いシャツ以外は全て真っ黒というカラーパレットを用い、モデル君達は黒衣の花嫁や未亡人をイメージさせるヴェールやヘッドドレスを身に付け、黒一色で織り上げたオリジナイティ溢れるツイードやサテンやパテント。亀や鯨のモチーフが作品にアクセントを付けていましたね。。。。
今日はHaute Coture2日目。。。。。。これからCHANEL、GIORGIO ARMANI PRIVÉ、CHANELのファインジュエリー等ゴージャスなコレクションを見て参りますよぉ~。。。。。
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速報 !! 2015-16 FW PARIS MEN'S COLLECTION Vol,2 !!
はい。引き続きパリです。
こちらに居るとホントに皆さん感心する程良くお仕事するなぁ~と思いますね。ふだんはぼんやりしているパリジャン達にとってコレクションは別物。真剣なまなざしでコレクションに臨み、日本人のジャーナリストの皆様も、足を棒のようにして細かい展示会迄廻って、日々リポートをUPしています。
皆さんがネットで『ふ~ん。』なんて思いながら見ている情報も、誰かが動くから読める訳で、改めてその大変さとかを側で実感していますね。
こちらでUPしている情報も私が足を棒のようにして集めたデータ。心して読むように!!!!!!決して遊んでる訳ではありませんから!!!!!
ごめんなさい。。。。もちろん、私は遊んでます。。。。
久しぶりに足を運んだGalerie de la Minéralogieの細長い回廊でコレクションを行ったのはKRISVANASSHE(クリスヴァンアッシュ)。会場の床には落ち葉を敷き詰め、カーキ、ネイビー、ボルドーのパレットで描く、ミリタリーやスクールテイストの作品は、こっくりとして素敵でしたね。。。
会期中に今話題のエリア、ピガール周辺にニューショップとブティックをオープンしたのは、MAISON KITSUNÉ(メゾン キツネ)。新しいブティックでのお披露目パーティーにお邪魔して来ました。
デザイナーの一人、Gildas LOAEC(ジルダ・ロアエック)氏と2ショット!!!もちろんこの日は黒木氏もいらっしゃいました!ウエアともリンクするアットホームなショップとゲスト達に囲まれて、この日のスペシャルカクテル、コヒー味のマティーニは美味でございました。。。
パリ装飾美術館を舞台に実にエレガントなコレクションを見せたのはBerluti(ベルルッティ)。この日会場の真っ白のインテリアにピッタリな、鏡のようなミラーのランウェイをセットし、沢山のバルーンにベルルッティのシューズ達が宙に浮かぶような楽しい演出でゲスト達をおもてなしです。
エレガントで大人の男のスタイルは今回少しフレッシュになり、卓越したテクニックで仕立てたテイラードは見事でしたね。。。バッグも大注目でしたよ!!!
ルーブルにほど近い教会、Oratoire Du Louvreでプレゼンテーションを行ったのはsacai(サカイ)。幻像的な空間の中で新しいウェアラブルなコレクションを見せてくれました。
ツイードやフラノ等サカイがお得意のファブリックを用いた、ネイビーやカーキで綴られる作品には、タイトなチューリッブ帽がアクセントとして登場していましたね。。。
3区にある狩猟博物館の一室を使ってプレゼンテーションを行ったのはAcne Studios(アクネ ストゥディオ)。クラシカルな空間で発表されたのは実にポップで遊び心溢れる作品でした。
フェミニンな要素をストリート感覚で取入れたコレクションは、ナンバリングのニットやレギンス、スキニーパンツにスカートをコーディネイトする等のユニークなスタイリングが見られ、かつてのジェレミー・スコットのようなヘアーやアクセサリーのイヤリング等パンチが効いていましたね。
スケジュール中にはロンドンのブランドを紹介する、ロンドンショールームのプレセンテーションにもお邪魔して来ました。
若手から大御所迄、つい先日発表されたロンドンを拠点とするブランドの作品を身近で見る事が出来て、それぞれがブースに分かれているので学園祭のような楽しさがあります。
こちらは今回、ピンクとブラックの作品で話題になったSibling(シブリング)のコレクションを来たモデル君。真ん中いるコレクションにも登場したユルユルの編みぐるみちゃんは、会場でも人気者で『欲しい!買いたい!』の声が溢れていましたね。
いつものテニスコートでコレクションを行ったDIOR HOMME(ディオール オム)は今回実に素晴らしいセッティングでコレクションを見せてくれました。
コレクションのスタートと供に幕が上がると、ランウェイの真ん中に縦に一直線に並ぶオーケストラ!!!演奏が始まるとともにコレクションはドラマティックにスタートします。
こちらはムートン使いのジャケットです。多分凄い肌触りなんでしょうねぇぇぇ。。。reseeで確かめて来ます!!!
新しいイヴニングの在り方を見せてくれたようなコレクション。ブラックに始まり、グレーに落としたイエローのパレットやデニムにレザー、次冬のエレガントなディオールマンを彩る完璧なワードローブが揃いました。
にしても鳥肌が立つような演出でしたね。。。
さて、そんなこんなで、あっという間に今日がPARIS MEN'S COLLECTION最終日です。始まっちゃうとジェットコースターに乗ってるような早さ。。。。そして今夜からフライングして行われるアトリエ ヴェルサーチからコレクションはHaute Coutureと移って行きます。
最終日、気合い入れて行って参ります!!!!
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速報 !!! 2015-16 FW PARIS MEN'S COLLECTION !!!
はい。極寒のパリ、連日西から東へパリ中を走り廻っておりますよぉ~。。。
いやぁ~、この毛穴までヒリヒリする感じは久しぶりですね。。。人生で一番かもしれません。はい、寒い所大嫌いなので。。。。
寒くて脳みそまで萎縮してますが、素晴らしいコレクションを見るとやはり全身が暖かくなったような高揚した気分になりますね。改めてファッションの楽しさ、素晴らしさを、毎日体感させてもらっています。
パリコレの最初を飾るのが Lucien Pellat-Finet(ルシアン ペラフィネ)のプレゼンテーション。キング・オブ・カシミアの称号通りのラグジュアリーで遊び心に溢れた、FWシーズンもってこいのアイテムが沢山登場しましたよ。
今季はスカルやモチーフの入っていない、ニット本来の編み方や素材に拘ったシックなアイテムや、宇宙をテーマに星や銀河等のモチーフが注目でしたね。
散々この前のリポートでこれが最後のCARVEN(カルヴェン)でのギョーム・アンリのクリエイションです!なんて言ってましたが、実際は今回のメンズコレクションが最後。。。。失礼しました。ディレクションまでをギョームが行い、最終的にはデザインチームがまとめたそうです。
ニューロマンティックをテーマに肩の張ったジャケットやネックの詰まったシャツ。初期のTV放送の時代にフィーチャーしたブラウン管時代のテレビやカセットテープなど、楽しいモチーフ登場していましたね。
これを見ないとPARISに来た意味がない。。。。ってくらい大好きなWalter Van Beirendonck(ウォルター ヴァン ベイレンドンク)のコレクションは、今回haute Couture等でお馴染みの由緒正しいヴァンドームのHôtel d'Evreuxに行われました。
PVCのシャツにエンブロリダリーを施したり、3Dプリンターで出力したアクセサリー等、今回も唯一無比のクリエイションです。
お隣の席に座った熊さんと2ショット。こういうゲストが会場を埋めるのもこのブランドならではですねぇ~。。。
Couvent des Cordeliersの歴史的な会場に、荒々しい巨石や鉱石を宙に浮かべたディスプレイ。。。いつもよりハードなイメージの会場で発表された3.1 Phillip Lim(スリーワン フィリップリム)のコレクションはやはり男らしいワイルドな印象を受けましたね。
パリではいつものメンバーと合流。相変わらず皆様フォトジェニックで、もっと精進しなければとオシャレ魂に火が付きます。。。
こちらはkaolor(カラー)の会場にて。ツイードやキャメル等エターナルなメンズウエアのファブリックを使いながら、パッチワークやディテールに拘った、きめ細やかな作品がランウェイを飾りました。
後日行われたkolorとadidasによるコラボレーションのプレゼンテーションでは、こんな素敵なスニーカーを見付けましたね。
こちらのスニーカーのようなオレンジやネオンイエロー、ネイビーやシルバー等カラーでお馴染みのパレットが登場し、スポーツが楽しくなるようなアイテム満載でした。
相変わらすラグジュアリーの極みを見せたのがVALENTINO(ヴァレンティノ)。繊細な手仕事によるHaute Cotureのピースからスタートし、素晴らしいコレクションでしたね。
ムートンを様々な表情で用い、個性的なポケット等実に男らしいディテールが目立ちました。中でも四葉のクローバーのモチーフは可愛かったですよぉ~。。。
80'Sのブラックカルチャーの香りを漂わせながら、新しいイヴニングスタイルの提案を見せてくれたのはBALMAIN HOMME(バルマン オム)。ダイナミックなエンブロイダリーによるエンブレムやファー使い、スワロフスキーが刺繍されたジャケットにも、ちょい悪なムードが漂います。
こちらスモーキング中のモデル君達。会場に向かう途中、思いがけないショットを頂いちゃいました!!!
今回2度目にお邪魔させてもらったのはCommune de Paris 1871(コミューン ド パリ 1871)。回を増すごとにコレクションが充実して来るのは嬉しい限りです。
タトゥーのモチーフを用いたお得意のグラフィックプリント等、今回もパリ・シックな作品に溢れていましたね。
こちらはfacebookでかなりの面白画像もUPしておりますので、ご覧下さいね。
今回もうっとりするように魅力的なコレクションを見せてくれたのがDRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)。チャコール、ネイビー、カーキ、キャメルやブラックというシックなパレットに時折鮮明なレッドを効かせ、新しいエレガントなテイラードスタイルを見せてくれました。
なんと!!!!キルトスカートが登場してたんですよ!!!!もう。。。。。。今からどーしよう!!!!!!
はい。今日はこれから3日目のスケジュールがスタートします。今日も多分マイナスでございます。血液が凍らないようにしっかり防寒して、これから Maison Martin Margiela(メゾン マルタン マルジェラ)のコレクションに向かいたいと思います!!!!
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んな、訳で。。。。。
んな訳で、ただ今パリにおります。。。
この画像は出発前の羽田のラウンジにて。。。。
衣装制作の為に数日間ろくに寝てませんでしたので、長時間のフライトにも耐えられるように、異常な量のビタミンを接種中でございます。。。。
思ってた以上にイミグレもスムーズに通過出来て、ラッシュの時間から少しズレていたので快適にアパルトマンまで辿り着きましたね。今回も島民達にもはや住民なんじゃないかと噂されているサン・ルイ島です。
なんと、-1℃。。。。。。。。東京も雪が降ったそうですが、頭皮がキリキリする久しぶりの感覚に襲われています。。。。
あの惨劇はまだまだパリ市民にとってはかなりのショックのようです。。。Hôtel de Villeにもこんな喪に服す垂れ幕が飾られていましたね。。。
パリ市内は沢山の警察官が厳戒態勢なそうで、街の中でも銃を持ったアーミーにをチラホラ見かけましたね。。。
ですが、その前では屋外スケートリンクが!!!!ローラーブレードも市を上げてフィーチャーしているので、パリジャン達は滑る関係がお好きなようですね。。。
子供に交じって真剣に滑る大人も居るのがさすが。。。。個人主義でございますので、恥ずかしいなんて廻りの目なんて一切関係ないのです。
水やらフルーツやら生活必需品の買い物の合間に、マレに新しく出来たお店でベルギーワッフルを頂きました。-1℃ですから最初ホカホカだったのもあっという間にカチカチです。。。バナナも叩けそうでした。。。。
ディナーはいつもPARISでお世話になっている友人夫妻のお宅にお呼ばれしちゃいました。これ、島のイケメンがやってるチーズ屋で美味しいと評判のやつ。カマンベール風のソフトなチーズの間にレイヤーで入っているのはトリュフ!!!!さらにトリュフソルトをかけてプンプンにして頂くと最高!!!!
初日からワインが進みますねぇぇぇ。。。。。。。
さてさて、実はもう初日がスタートしておりますよ。あまりの寒さに仕立てた服の素材のチョイスに失敗したと実感中。。。。でも、日本から頭の先から足の先迄スタイリングして参りましたので今更変更不可能。。。。。
ええ、、、、気合いで頑張ります。。。。。。オシャレは我慢ですもの。。。。
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VERSACE 2015 SS !!!
パリコレで私が着用する予定のウエアは、現在まだパターンのままです。生地もまだ買っていません。。。。この後に及んでまだ迷っております。。。。
これは完全に全裸です。。。。。。風邪引いちゃうかな。。。。いや、そういう、問題じゃねぇだろ!!!!
そんな状況の中ブログを書いてる場合か?!という声も聞こえないでもないですが、それはそれ。。。。。今日は大好きなVERSACE(ヴェルサーチ)の2015 SSのリポートをしたいと思います。
ってか、まずは着るでしょ!!!!!新作ですもの!!!!!
会場にはこんなビビッドなイエローのジャケットがございました。毎回こうやってプレゼンテーションに度にウエアに袖を通させて頂きますが、ヴェルサーチのジャケットは私の身体に驚くほどピッタリします。ガリガリの若い子ちゃんに向けて、縦長の細いジャケットがトレンドの昨今、こんなブランドは貴重でございますね。ウエストの部分はコルセットのようにバシッと締め付けて来て、『腹筋頑張らねば。。。』という危機感迄持たせてくれる服。。。。
WOMEN'Sは袖を通した事はありませんが、女子の皆さんもヴェルサーチのドレスに袖を通す時、そんな気分なんですかね。。。。。
まず、PRE SPRINGのCOLLECTIONからご紹介しましょうね。はい。現在ショップで展開中。何度も言いますが走れば間に合います!!!しかも、すぐに着れます!!!
最近のヴェルサーチのスタイルでもあるコンテンポラリーなムードに溢れた今回、シルエットは60'Sを思わせるコンパクトなシフト型、ウエストは少し緩めで、シャツやジャケットでもボックスシルエットがリラックスなムードです。
スカートは圧倒的にミニが多く、かなり短めのマイクロミニまで登場しています。パンツはボーイフレンドデニムのような丁度良いシルエットですが、只のダボダボというよりヴェルサーチらしいフェミニンな解釈で実にエレガントです。
カラーは何と言ってもレモンイエロー。少しパステル調の春らしいカラーはブラックやホワイト、対照色のモーブも優しくトーンアップされ、ジェラートのようなカラーの中でコントラストを楽しんでいましたね。アクセントとして取入れたレッドやボルドーも実に効果的で、春が待ち遠しくなるような軽やかで華やかなコレクションです。
では、コレクションをご紹介しましょうね。まずはなんともチャーミングなボーダーのルックです。
コ-トとしても着れるノーカラーのドレスはフロントにモノトーンのボーダーを施し、今季の注目のカラー、レモンイエローでジオメトリックなジグザグ模様を描きます。トップスはフロントだけに施してあるボーダーですが、スカートでは全体にあしらい、袖口にも同様にコントラストを付けていましたね。
インナーには同じくジグサグプリントのシャツをコーディネイトし、グラディエーター風のフラットのロングブーツのディテールとリンクさせているのも実に気が効いています。
サーシャ嬢のクリーンなイメージも相まって、爽やかなルックでしたね。。。
はい、人気のメドゥーサプリントは、今季のカラーのレモンイエローとモーブでソフトな印象で、ブラックのラインをコンテンポラリーに施していたのが印象的でしたね。
キモノスリーブにストレートシルエットと実にリラックスなムードで、一枚でパーティーにも行けちゃうくらいの存在感がありましたね。
インナーにスキニーパンツやレンギンス等を合わせて、カジュアルに取入れてみるのも、オシャレですね。。。
濃厚なヴェルサーチのプリント好きの私的にはこんなチャーミングなルックを紹介しない訳には行きません。。。。
ヴェルサーチお得意のラグジュアリーなムードも漂いますが、実に爽やかな感じがしませんか?ラムネのようなミントカラーをベースに60'Sをイメージさせるジオメトリックなドットや、風にたなびくフラッグのモチーフを施し、マリンテイストも感じさせるフレッシュさです。
大胆なパッチワーク風のプリントは、コンテンポラリーアートのコラージュのように衝動的で、メドゥーサのモチーフのハイカットスニーカーもレモンイエロー。。。。そこに敢えてカラフルなビジューのアクセサリーをしちゃうのも、ドレスダウン&アップのバランスが最高のルックでしたね。。。。
続いてミラノでランウェイ形式で発表された2015 SS コレクションです。今回プレスリリースの中でクリエイティブ・ディレクターのドラテラ・ヴェルサーチはこんな言葉を記しています。
『今回のコレクションはフレッシュで新しいVERSACEです。現代的でクリーンで且つ強い女性達が今そして将来のVERSACEのターゲットとする女性像です』 ードナテラ・ヴェルサーチ
PRE SPRINGから引き続き、クリーンでシャープなイメージを強く表現したコレクションは、ブランドのDNAでもあるウルトラフェミニンをベースにしながらも、現代的で時折スポーティーな軽やかさも見せています。60'Sをイメージさせるコンパクトなシルエットはコレクションを代表するフォルムとして重要です。キュビズムの絵画のような、またはミニマムアートのようなグラフィカルなカッティングが注目で、ディテールやプリントにも沢山登場します。
見かけのクリーンさとは裏腹に、Atelier Versace(アトリエ ヴェルサーチ)というHaute Cotuture COLLECTIONを抱えるこのブランドらしく、テクニックは驚きのものがあります。お得意のレザーウエアには繊細なカットワークやアイレットが施され、ダッチェスサテンとストレッチのメッシュは寸分のズレもなく縫い合わされます。
一見、コンテンポラリーでクリーンなアティチュードを追求するため、より高度になったテクニックは手仕事とは思えない程完璧で、人気のバロックプリントもメタルパーツやパテントと組合わされ、今回も見事に調和していましたね。
では、早速コレクションを見て行きましょうね。ファ-ストルックには90'Sをイメージさせるスポーティーでクリーンなルックが登場します。シャープでありながらも丸みを持たせた女らしいブラックのジャケットに、インナーはクロップドのカットソーが軽快でしたね。
ミニマムなトップスにコーディネイトするのは個性的なスカート。前回のアトリエ ヴェルサーチのコレクションでも登場した、ロングのタイトスカートの片方の部分だけミニになっているアシンメトリーなデザインで、ブレードのように施されてるホワイトのステッチがアクセントになっていましたね。
今回ウエアの楽しさを表現しているキーワードにカラーブロッキングが登場します。メンゾンのアイコンでもあるグレカパターンを拡大し、ダイナミックにボディを切り取るデザインで、カッティングの楽しさを表現する為にシルエットは極めてミニマムなのも潔いですね。
こちらはシルクにメッシュのファブリックで仕立てたドレスで、パターン自体の透け感と、ウエスト部分に施したチュールの透け感が違うのもユニークでしたね。こちらのようにクレープとメッシュの他に、ダッチュスサテンとメッシュのコーディネイトもあり、さらにドラマティックでしたね。
細かい事を言いますが、このメッシュの部分剥ぎが無いんです。。。。つまりファブリックの状態からこの形に裁断している訳なので、どれだけロスが出ているのやら。。。。そういう細かい部分もラグジュアリーなのがヴェルサーチの素晴らしさですね。。。
コンテンポラリーなテクニックをフィーチャーした今回、ヒートカットなどインダストリアルなディテールが目を引きましたね。
こちらのルックはトレンドのメッシュをかなり拡大し、ヒートカットしたバスケットのようなファブリックです。スポーティーなトップスやスカート等と合わせてレヤーで楽しんでいて、他にはAラインのミニドレスのバージョンもありましたよ。
ファーストルックでもそうでしたが主にカジュアルなルックで、90'Sを彷彿させるアンダーウエアのエラスティックバンドを見せるようなディテールも注目でしたね。ウエアのカラーとぴったり合わせると所がなんともスタイリッシュで、パンツやスカートのウエストベルトにも登場していましたね。
いやぁ。。。。。これは腹筋鍛えとかないと。。。。。。ヤバいですねぇぇぇ。。。。
メゾンが得意とするプリントやエンブロイダリーで生み出す濃厚な表面効果を、現代的に再解釈するとこういうアイテムになるのかな?とイメージさせるこちらのニットも楽しかったですね。
ホワイト、ブラック、パウダーピンクの糸を用い複雑なカッティングが施され、細かいパーツの部分まで全て編み方を変えています。ボディは鹿の子のような編み方を使い、ホワイトとピンクをメランジェし、それぞれ編み方を変え、表面のテクスチャーも繊細に変化させています。
スリーブはまたユニーク。ボーダーに編んだブレードの間に糸を渡す事で、より肌の覗く分量が増えセクシーさを演出し、打ち込みを強くしたブラックの部分はギュッとボディを絞めコルセット効果もあります。
ニットはとても数学的なアイテムで、この絶妙なデザインを生み出す為に天文学的な数式を解いて行く作業になります。だからこそシンプルなスェットシャツのデザインのニットが只のセーターにならない。。。。
素晴らしいですね!!!
こちらはまた違うカットワークのテクニックを施したセットアップです。
20世紀の抽象画とデザインの分野に多大な功績を残した女流画家、ソニアドローネをイメージさせる円のモチーフを多用しながら、それらを幾つも重ね、さらに細かいホールを施し、独自のパターンを生み出した個性的なマテリアルが使われています。
モチーフの中にはビジューやスパンコールのようにアイレットを施し、実に現代的なレザーはレースのように繊細で素晴らしかったですね。
こちらはジャケットにブラトップ、スカートのコーディネイトですが、他にAラインのミニドドレスもございますし、こちらのテクニック、シグネチャーのバッグ、パラッツォにも取入れられていましたね。
はい。やっぱり私、大好物なので御紹介しない訳には行きません!!!!
トレードマークとも呼べるメドゥーサ モチーフですが、今季は実にコンテンポラリーで、濃厚なテンションはそのままに軽やかなのが印象的です。コレクションでも数多く用いられていたパウダーピンクやアクアブルーをベースに、モンドリアンのような大胆な色面使い、デフォルメしたドッド等がパターンのシャープさを強調しています。
こちら、左のブラウスの上から右のカットソーをレイヤーするというスタイルングがコレクションでは登場し、スタイリング次第でシンプルにもゴージャスにも楽しめるって所も素敵でしたね。
ね?こちらのプリントも、いつものムードからするとかなりクリーンでしょ?
ディテールとしても今回登場しているアイレットをプリントで表現したパターンで、アイレット同士を繋いだ、メタルメッシュのようなパターンを発見出来ますね? こちら、もちろん、このドレスにする為だけに制作されたプリントですので、サイドにブラックのラインを取入れたり、コントラストの強いアブストラクトなパターンを取入れる事で、スリムに見せたりとプリントの時点で、プロポーションの事迄考えて制作されていますね。ほんと、こういう所は、シビれます!!!!
胸元には同じカラーのアイレットをイメージさせる大きなホールをパテントで施し、プリントの上にさらに表面効果を施すという実に手の込んだ仕事なのも素晴らしいですね。
顔の近くに着けたフィーチャリスティックなチョーカーや、アイレットのようなホールのメタルパーツを飾ったシューズ等、全体のイメージがリンクする所も、実にオシャレですねぇ。。。。
コレクション後半には未来へ向けた新しいイブニングウエアを提案するような、華やかな作品がランウェイを飾ります。
クリーンでミニマムなシルエット、大胆なカラーブロック、スワロフスキーを多用し、マットな光沢のシルクとコントラストを楽しむダイナミックな作品でしたね。ディテールにトランペアレントを取入れる事で、ドレスのように見えるセットアップやセットアップに見えるドレス等トロンプルイユの効果も加わり、実に楽しかったですね。
こちらはロングドレスですが、マイクロミの位置にチュールを差し込みミニスカートのようにも見え、下に流れるスカートの部分はまるで宙を浮いているかのように素敵でしたね。
大胆な斜めのカッティングやゴージャスなスワロフスキーのバックル、グレカパターンが複雑にドレスをカッティングし、アクティブなのに実にエレガント、間違いなく着る人を1ランクも2ランクもUPさせ、美人に見せる素晴らしい作品でしたね。。。

今回、テーマにしたのはキューバ、ハイチ等と並んで高級リゾートして有名な、カリブ海に浮かぶ宝石『バハマ』。複雑な歴史と美しい文化を生み出して来たこの地のストリートのムーブメントやリラックスしたビーチリゾート、エネルギッシュなスピリットがまたしてもこのブランドらしいセクシーなスタイルに落とし込まれます。
『私が愛する男達は自由で自信に満ちあふれていて個性的です』 ( ドナテラ・ヴェルサーチ)
彼女がそう語るように、今回は実にオリジナリティに溢れています。イタリアに古くから根付く、男らしくてセクシーなスタイルをベースに、WOMEN'Sもびっくりなアトリエが誇るクチュールテクニックがふんだんに登場し、ラグジュアリーなスタイルを完成させます。
まず、私が袖を通させて頂いたのはコレクションの冒頭に登場する、何とも言えない絶妙なピンクのジャケットです。リラックス感を追求したオーバーシルエットのジャケットは、暑いビーチリゾートでも快適に着れそうなサラサラとして爽やかなテクスチャーで、他にテイラードにはウールクレープやクレープデシン等繊細なファブリックを使用しているのが特徴でしたね。
ネックレスも今季のアイテムでロープのようなチェーンにメドゥーサのチャームが付いた、なんともインパクト大なアイテムでございました!!!
こちら、同じ温度のあるピンクで仕立てられたアロハシャツは、パームツリーやレトロな自動車等、バハマのストリートのランドスケープをボーダー状に描いたユニークなプリントが用いられていましたね。。
コレクションではインナーに同じピンクのメッシュのシャツ、少しトーンを押さえたモーブのシルクのバミューダパンツがコーディネイトされなんともリッチなムードでしたね。。。
個人的にはインナーに白のリブのタンクトップ、ホワイトのリネンのバミューダ、ホワイトのパナマ帽でオーセンティックなリゾートスタイルとして着るのも素敵かと思います。バズ・ラーマン監督、ディカプリオ主演の『ロミオとジュリエット』のようなムードで楽しむのは、いかがでしょう????
インパクトのあるプリントばかりがフィーチャされがちなヴェルサーチですが、一見シンプルに見えるアイテムの中にも贅を尽くしたリッチなテクニックが伺えるのが素晴らしい所で、きっと本当のお金持ちや大人はこういうアイテムをゲットするんだろうなぁ~、といつか挑戦したいと虎視眈々と狙っております。。。。
こちらのニット、リラックスムード満載でございまして、チラリとケーブル編みが見えるでしょ?これ、ルレックスの糸が織り込まれていて実際に見るとかなりキラキラでしたね。立体感のあるモチーフも実にゴージャスでしたね。。。メッシュのTシャツのモデル君のマッチョボディばかりに気を取られないで下さいね!!!
ヨーロッパ人が考えるビーチリゾートを意識させるベージュも注目のカラーで、今回沢山登場していましたね。イギリスレースのシャツや滑らかなレザーのブルゾンなんか、焼けた肌だと全身ワントーンになって最高ですねぇぇぇ~。。。。
はい。お約束です。中盤のセクシーゾーンです。これが楽しみでヴェルサーチのコレクションをチェックしている方々も少ないない筈。。。。。
今回、アンダーウエアやビーチウエアには古代ローマのテイストが登場しました。ホワイト中心のカラーパレットに、ドレープを寄せてトーガのように身体に巻き付けたデザインや、シグネチャーのメドゥーサのメタルパーツをローマ時代のブローチ、fibula(フィブラ)のようにあしらったりと実にユニークです。
セクシーなウエアと一緒に登場した、濃厚なアクセサリーはやはり古代ローマを感じさせ、レザーやチェーンを巻き付けたようなサンダルも注目でしたね。
ライスタイルアイテムを手案する『VERSACE Home』の、グレカパターンのバスタオルや食器等も一緒に登場して、実にユニークなプレゼンテーションでしたね。。。
こちらも実にインパクト大なライダースジャケットでございましょぉ???
バハマ特有のカラフルなカラーで描かれたのは、ストリートを飾るグラフィティのような躍動的なモチーフ。パームツリーやシュロの葉、ストリートのビルの前にはクラシカルなビートルが描かれ、モチーフの中にはローマ風の男性のヌードも描かれてますね。
緻密なアップリケでプリミティブな世界観を作り出したこのモチーフは、アンリ・マティスの後期の切り絵作品、『JAZZ』に通じるオプティカルなムードのに溢れていて、何とも楽しげですね。
コディネイトされているパンツも、やるなぁ~。。。って感じです。イギリス刺繍のような規則的なアイレットを施したファブリックを用い、はい、丸見えでございます。。。もちろん、ヴェルサーチのアンダーウエアをコーディネイトしていますが、こちら商品かされるんでしょうぉかぁぁぁぁ?????
今回のテーマ、バハマのリゾートの自由なスピリットは、イブニングシーンにも肌を見せるスタイングを多く登場させましたね。
次シーズン、様々なブランドで登場し、実際に街で見かける事はあるのかどうか私が一番注目している、素肌にジャケットを羽織るという大胆なコーディナイトや、クロップドパンツにサンダルやラグジュアリーなスリッポン等、開放的なスタイルが素敵でしたね。
ピークドラペルの美しいタキシードにコーディネイトしたこちらのデニムは、デニムとは思えない驚くべきテクニックが用いられています。渦を巻いたバロックモチーフをカットアウトし、そこにビーズのエンブロダリーを施し、カットアウトした部分を手作業でボロボロにほぐすというクチュールのようなテクニックが見られます。
一見、ダメージ加工のデニムのような印象もあり露出具合もさりげないので、これなら取り入易いのではないでしょうかぁ????
ってか、どっちにしてもめちゃめちゃラグジュアリーですけどね。。。。。
ボディの美しさを表現する事に長けている、ヴェルサーチというブランドにとって、肌の露出が多くなるSSシーズンはその最大の魅力を十二分に発揮出来る最高のシーズンで、今季も唯一無二のセクシーという概念の捉え方に、感動と脱帽したコレクションとなりました。
コンテンポラリーでクールにまとめられたWOMEN'S、濃厚にドラマテックに彩られたMEN'Sとアティチュードは少し異なりますが、リラックスというのは根底に流れるスピリットで、以前のように大騒ぎして着る服ではなく、ウエアラブルで着る側に様々な選択肢を与えてくれているのも嬉しい限りでしたね。
ヴェルサーチに関してもう一つホットな話題を一つ。今回御紹介したWOMEN'S 2015 SSのキャンペーン広告に、なんとあのMADONNAが起用されました。ああああああ。。。。。。もう、、、、、溜まらんです。。。。。。
マドンナが一番最初にヴェルサーチの広告に登場したのは1995年。30年という時間を経て今回4回目となる起用にマドンナはこんなコメントを発表しています。
『全身ヴェルサーチをまとうことはいつの時代もとてもエキサイティングです。
ドナテラがパッションや鮮明なイマジネーションを込めて作ったコレクションを誰よりも先に着れることができてとても光栄です。』
またクリエイティブ・ディテクターのドナテラ・ヴェルサーチはこんなコメントを記しています。
『マドンナはヴェルサーチのアイコンの一人です。友人であり世界でもっともパワフルなアーティストである彼女を2015春夏のキャンペーンに起用できたことをとても光栄に思います。』
Talent:Madonna
Photographer :Mert Atlas & Marcus Piggott
Art Director :Giovanni Bianco
Stylist :Jacob K
Hair: Garren
Make Up : Lucia Pieroni
どれだけ時が流れても、永遠に最前線を走り続けるマドンナとヴェルサーチのコラボレーションは実にエキサイティングで、嬉しいばかり!!!!!最新のヴィジュアルチェックも含め、是非ショップにも足を運んでみて下さいね!!!!
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Cartier La Panthère !!!

はい。また週末ですね。何だか2015年に突入してさらに毎日が早い気がします。。。一日が過ぎて行くのが早く感じる人は毎日が充実しているそうです。逆に遅く感じる人は充実してのかもしれませんねぇ。。。貴方の毎日はスピーディーですか????
ただ今開催中の2015-16 FW MEN'S
COLLECTION、ロンドン、フィレンツェのピッティと終了し、間もなくミラノがスタートしますね。私も来週の火曜日にはパリに飛び立ちます。今回もいろいろと制作しておりますが、航空会社から出発5日前の警告がメールで届きまして軽く焦っています。。。。まだ全然間に合っておりません。。。。。。
そんな事は置いといて、今日はCartier(カルティエ)のリポートをお伝えしましょうね。
こちらも、随分と前の話になってしまいますが、、、。Haute Coutureが終了してまだ夏の暑い夜に行われた素敵なイベントでした。
会場となったのは有明コロシアム。。。。。ジュエリーのプレゼンテーションに選ばれるのはあまりにも想定外な場所でございます。。。。こんな場所で一体何をみせてくれるのでしょうかぁぁぁ。。。。期待に胸が膨らまない訳には行きません!!!!
Haute Coutureで仕立てたばかりのブラックのセットアップでこの日はお邪魔させて頂きましたよぉぉぉ~。もちろん、シャツはスッケスケです!!!!
有明コロシアムを貸し切って今回の為に作られたスペースは実にエクスクルーシブで、普段何万人という人が入ってテニスの試合をしているとは思えない程、全く別なゴージャスな空間になっていました。
入っていきなりのこのウェルカムドリンク。。。。。こんな素敵なセッティングがこの日一夜の為だけだなんて!!!!!!
しばし歓談とシャンパンでこの日のショーが始まるのを待っておりますと、こんなフィンガーフードがお席へとやって参りました。。。
こちら、アイスクリーム。。。。正直、この日はもの凄い蒸し暑かったので嬉しい限りでございましたね。くるみやナッツの中のアイスクリームを頂くと!!!!
なんとフォアグラ味。。。。。。。アイスクリームバーでフォアグラ味は初体験でございいましたね!!!!
この素晴らしい空間の中で、カルティエはメゾンのアイコンの一つでもある『Panthère(パンテール)』のコレクションの新作発表を祝う素晴らしい夜を演出してくれました。
まず、ゲスト達の前ではダンサー達によるダンスのステージが行われます。COULD NEVER BE A DANCERというフランスを拠点に活動する男女デュオが監修したステージは、地球上に生命が誕生した原始の時代まで遡り動物が誕生し、森の奥深くではパンテールも誕生するシーンからスタートします。やがてパンテールは女性の姿へと変化し、あらゆる時代や国を超え新しい文化を育んで行きます。
ダンスのジャンルも様々。土着的なプリミティブなダンスから、四肢を伸びやかに使ったコンテンポラリーダンス、軽快なミュージカルタッチのシーンも登場してゲスト達を楽しませてくれましたね。。。
巧みなスクリーンを使った演出は実に楽しく、時折こうやってカルティエの名作やパンテールの生みの親でもあるカルティエのデザイナー ジャンヌ・トゥーサンの写真等が映し出されます。
ショーが終ると会場にはこれでもか!と言わんばかりの金の紙吹雪!!!!!
熱気冷めやらぬ中、会場の左右の南国のグリーンで飾られた壁面が開くと、そこには新作のパンテールコレクションが所狭しとデコレーションされているではありませんか!!!!
ほんと何処迄楽しませてくれるんだか、カルティエさん。。。。。
今回ご紹介させて頂くパンテール コレクションですが、カルティエにおいてアイコンであるこの豹のモチーフ。ここで少しアーカイヴスを紐解いておきましょうね。
1847年、パリ、モントルゲイユ街29番地に誕生したカルティエにパンテールのモチーフが登場するのは1914年。ジュエリーウォッチとして美しいその模様が、オニキスとダイヤモンドによるパヴェ セッティングで施され実に美しい作品でした。
同年3代目のルイ・カルティエはアールデコ期に爆発的な人気を誇ったイラストレーター、George
Barbier(ジョルジュ・バルビエ)に『パンテールのような女性』というテーマで作品をオーダーし、その後美術史上とても貴重になる美しい作品が出来上がります。この水彩画は当初展示会のインビテーションに使われましたが、のちにメゾンの広告にもなりました。
メゾンのコレクションやアートとなって表現されたパンテールのような女性=ラ・パンテールは活動的で魅惑的。時に廻りを振り回す程のパワーを持ち常に自由です。間もなく訪れるアール・デコの時代、髪を短く切り、短いスカートを履いて社会進出して行く、アクティブな女性達の気分に実にマッチします。
実際にラ・パンテールのイメージを担う女性として最初に登場したのはジャンヌ・トゥーサンではなでしょうか。。。ルイ・カルティエのビジネスパートナーでもありミューズでもあった彼女はカルティエを代表するジュエリーデザイナーで、1933年にメゾンのハイジュエリー部門の最高責任者に就任します。戦争を跨ぐ波乱の時代に活躍した彼女は真に女性達が求める物に敏感で、顧客たちの生き方やその人のアイデンティティーを尊重するような、愛に溢れたジュエリーを数多く制作しました。
ジャンヌが生み出す、魅惑的な情熱的なラ・パンテールの最初のバトンが渡されたのはウィンザー公爵夫人です。彼女もまた時代を翻弄し、時代に翻弄された運命のヒロインです。1948年にジャンヌは公爵夫人の為に116.74カラットのカボションカットのエメラルドの上にパンテールが佇むという、美しいクリップブローチを制作します。
その後、バーバラ・ハットン、アガ・カーン妃ニーナ、デイジー・フェロウズ、メキシコの大女優、マリア・フェリックスとそのイメージは受け継がれ、現代においても自由に自分の意志で人生を切り開き、幸せを勝ち取って行くアグレシッブな女性達のお守りとして愛され、メゾンを代表するジュエリーコレクションとなりました。
ダイヤモンドのハイジュリーはオペラやソワレでしか着けてはいけないなんて、オールドファッションなルールを気にしない彼女達の為に、Tシャツやデニムにもマッチしそうな自由で開放的なムードに溢れています。
では、早速コレクションをリポートして行きましょうね。まず、こちらのネックレスです。
コンテンポラリーに解釈された新しいパンテールの表情は実にシックです。まさに獲物を発見し、狙いを定めるかの如く、鋭いツァボライト ガーネットのまなざしが神秘的でもありますね。咥えたダイヤモンドのリングには滑らかなボンボンがカスケードし、間を繋ぐパーツにはブラックラッカーで表現したレオパードの斑のパターン。。。
洗練された都会的なムードがハンサムな印象で、ブラックスーツなんか素敵なんじゃないでしょうかぁ???もちろん、ジャケットは胸を開け気味に、素肌の上に飾って頂きたいですね。。。
Photo By Tania & Vincent © Cartier
このハイジュエラーにとって特別な存在であるパンテールは、アトリエスタッフ達の鋭い観察眼から形出しされます。
立体的に表現される事が多いパーテールは彫刻的、解剖学的なアプローチから分析され、細部に至るまで実に精巧なのが特徴で、目の鼻の距離、目を囲む曲線の傾斜、耳は立て過ぎず、寝かせ過ぎず絶妙な位置で切り取られます。
斑点を表現した美しい毛並みに用いられるテクニックは想像を絶するものがあります。多角形、三角形、菱形のモチーフを一見無造作に施しているように見えますが、斑と斑の間の距離は緻密に計算されています。滑らかな毛の流れは背中の部分には比較的大きな斑を、白いお腹の部分には斑を施さない等細かいディテールまで本物そっくりです。
こちらはまるでサーカスにで人気者のパンテールのような愛らしい表情と、くるりと身体を捻り、自分の尻尾に絡み付くという曲芸を見せてくれているかのような楽しいデザインです。指にはめると手のひらで野生のパンテールを飼いならしているような素敵な気分にさせてくれる事でしょう。。。
Photo By Vincent Wulverick © Cartier 2014
ご覧下さい。実にコンテンポラリーなアイテムでしょぉ???ホワイトゴールドの丸みを帯びたブレスレットに施されたのは、なんとパンテールの斑のパターンだけ。。。クリソプレーズを部分的に差し込む事でよりスタイリッシュな仕上がりになっています。
このブレスレット実に良く考えられていて、肌に触れない一目に触れる所はダイヤモンドをパヴェセッティングし、その上にオキニスの多角形を配してゴージャスに仕上げ、肌に近い部分にはホワイトゴールドにラッカーで斑模様を表現している部分は素晴らしいですね。
肌へのストレスを軽減させるのはもちろん、テクスチャーの違うパターンは驚く程精密にパターンが繋がり、まるで影の部分まで緻密に作り出したかのような素晴らしいブレスレットでしたね。。。
Photo By Vincent Wulverick © Cartier 2014
こちらのパンテールもまた少し表情が違うのがお解りですか?ギシジアや古代ローマ美術等に描かれた獅子の姿のように、実に簡潔でクリーンにデザイン化された表情はどこかオリエンタルなムードを感じさますね。
斑模様は入れず、ダイヤモンドのパヴェでぴったり貼り付くように毛並みを表現し、丸みを帯びたツァボライト ガーネットの瞳は優しと力強さを同時に表現しています。
チェーンは実にユニーク。日本の鎧の鎖帷子のように緻密にリングを繋げ、肌に触れた時の触感やストレッチする動きを追求した仕上げになっていて、チャームのパンテールのヘッドはクロージャーにもなっていて、開閉する度にガブリンチョしますよ!!!!
こちらもまた趣の異なるパンテールが表現されていましたね。後ろ足を折り曲げリラックスしたムードで、横に長いその身体のフォルムを生かし、ダイヤモンドとオニキスの毛並み、オニキスの首輪まで飾っています。
ボールと戯れているようにダイヤモンドのリングとスクエアなパーツが施され、絶妙なアシンメトリーなデザインも実に洗練されたデザインでしたね。
こちらもチャーミングでしょ??? 身体を丸めたパンテールがグリーンベリル、エメラルド、アクアマリンの3石のストーン達とじゃれ合っているような、遊び心溢れるデザインです。
多くのハイジュエラーでは作品をクリエイトするに辺りまずデザイン画が描かれます。デザイン画一枚からラグジュアリーなアセクセサリーをクリエイトしてしまうメゾンも多いのですが、カルティエの場合まず彫刻職人によってグリーンワックスの塊を用いて立体的な青写真が作られます。3Dで形を確認する事により、思わぬ部分にスペースが生まれたり、またそこにストーンをセッティングする事によって、ストーン同士の相互関係や思いがけない美しい角度を発見する事が出来ます。
因みにパンテールの耳は外側にはダイヤモンドのパヴェ セッティング、内側にはポリッシュ加工とテクニックを変えたり、オニキス等で施される斑の形も一つとして同じ形はなく、1個の斑をセッティングするのに1時間はかかるそうですよ。。。
こちらはリングになりますが、また素敵でしょぉ???パンテールという一つのモチーフでこれだけ表情を変え、フレッシュな作品を生み出せるのはこのメゾンがパンテールの事を熟知し、長年研究を重ねて来た賜物だと言えますね。
ホントに素晴らしいリングです。ソリッドゴールドの塊にいくつものくぼみを用いて作り上げたスケルトンのパンテールのヘッドは、ジオメトリックな解釈は力強さとシャープさを生み出し、ツァボライトガーネットの瞳はまさに獲物に襲いかかるような鋭さとスピート感に溢れています。
こちらもガブリンチョするように指にはめるデザインですが、このデザイン、、、、男子にも良いんじゃないですかねぇ。。。是非、獲物を取り逃してばかりの草食系男子には力強い見方になるんじゃないでしょうかぁぁぁ???
Photo By Vincent Wulverick © Cartier 2014
こちらのネックレスも実に美しかったですね。。。。
表情を変えるパンテール自身をジュエリーにした作品が多い中、パンテールとそのランドスケープまで一つのアイテムの中で表現したネックレスは、ロック クリスタルとダイヤモンドで飾られたグラフィカルなモザイクのフロアーを、音も立てずに優美に歩くパンテールの姿を上から表現しています。
着用するとロッククリスタルから透けた肌はダイヤモンドと美しく共鳴し、まるで名脇役のようにパンテールを用いている部分にもセンスを感じますね。
Photo By Tania & Vincent © Cartier
最初の誕生から100年を経た2014年、『パンテール』はさらに進化を遂げます。どれだけ女性の社会的地位が向上したからと言っても、それは女性達自らが臨む形とは程遠いのも事実。この強烈に力強い捕食者は今の時代においても女性達の気分を代弁し、彼女達を優しく見守ります。着ける事で潜在的なパワーが開花し心のままに行動し、強烈な爪痕を廻りに残します。もしかしたらこのジュエリーを身にまとう必要が無くなった時に初めて、男女平等という夢のような社会が実現するのかもしれませんね。
全ての美しいものは光と影、明と暗の両方を兼ね備えたものです。美しい薔薇には棘があるようにそのどちらもが共存するからこそ、お互いの魅力をさらに引き出しより美しく輝きます。臭い物に蓋をしたり美味しい部分だけ抽出していまうと、それは日本のくだらないバラエティ番組のように退屈で、決して美しくはありません。自然のままの姿を受け入れ。時には可愛らしく時には脅威すら抱かせるこのパンテールの表現にカルティエというメゾンの奥深さを感じ、それが美しいストーンで飾られ、身に着けるという喜びは筆舌し難い喜びがありますね。
今ある貴女の姿は本当の貴女ですか???もっと自由に、もっと好きなように生きても問題ないのかもしれませんよ。。。。心の底から自由に、自然に生きて行きたい方には守り神となる『パンテール』のジュエリーを見に着け、貴女だけの素敵なライフスタイルを送って頂きたいですね。。。
2013年年末からパリで開催された『カルティエ、スタイルと歴史展(Cartier, "LE STYLE ET L'HISTORIE" )』は実に素晴らしい展覧会でした。カルティエの歴史を理解する上でも是非参考にして下さいね
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CARVEN 2015 SS !!!
今日はCARVEN(カルヴェン)のリポートをお伝えしましょうね。
昨年の秋、今回ご紹介する2015 SS Prêt-à-Porterが発表されるや否や、アーティスティック ディレクター、ギョーム・アンリのNINA RICCI(ニナ リッチ)移籍が発表されました。
1945年にマダム・カルヴェンがスタートしたフランスのエスプリ溢れるメゾンは、当時ファッションのパイオニア的存在で、多くの人々が楽しめるように背の低い人でも美しく見えるドレスや、スポーツテイスト溢れる作品で大人気となります。
1993年マダムが引退した後はHaute Cotureだけは継続されましたが、実質風前の灯火。。。。。。そこに新たなブームを引き起こしたのが、2010年にアーティスティック ディレクターに就任したギョーム・アンリでした。
どんどん金額が上がり、現実的に着る事が不可能となってしまったラグジュアリーブランドの中で、顧客たちが実際に手に届くプライスで作品をクリエイトし、唯一無二の才能とユーモア溢れる作品を発表し、一躍このメゾンをトレンドの中心に持って来たのが彼でした。
私は、まだパリの小さなプレスルームで展示会を行っていた頃から見ていたので、卒業おめでとうという気持で感無量ですねぇ~。。。カルヴェンというメゾンの次の進化、そしてギョームの次のクリエイションを楽しみにしたいと思いますね。。。。。
さぁ、そんなカルヴェンでの彼のラストコレクションとなる2015 SS。まず試着させて頂いたのはMEN'S WEAR COLLECTIONからです。イギリスの映画監督Ken Loach(ケン・ローチ)の作品に登場するような、郊外に住み近くの工場に務め、週末はサッカーを見るか友達と飲みに行くか。。。そんな一見トレンドのファッションとは何の関係も無さそうなマイルドヤンキーをテーマに、彼らにも春は花びらを散らしながら季節の到来を告げ、インダストリアルとネイチャーとの対比を見せた、実にロマンティックなコレクションでした。。。
ねぇ?何処と無く工場の制服とか、深夜勤務の警備員みたいなワーキング スタイルでしょ???私は着てるのは彼らに降り注いだ花びらの刺繍を施したスウェットです。凄いポエティックなんですよぉ~~。このアイテム。。。。
いやぁ~~~、これはかなり欲しいです。。。。はい!!!!!
さて今日はWOMEN'S COLLECTINをリポートさせて頂きますが、まずはPRE SPRINGのコレクションから御紹介しましょうね。
こちらのコレクションは先ほどお話したMEN'S COLLECTIONとリンクしていて、郊外の工場で働く少年達のガールフレンドという設定です。。。。。ケン・ローチの映画をご覧になった方にはもの凄くイメージしやすいのですが、、、、、、
言葉にすると凄い残念なんですが、例えば私が見た映画で『天使の分け前』という作品があります。イギリスの郊外のヤンキー達がメインキャスト。窃盗やレイプ等の軽犯罪で裁判を受け、執行猶予中の更正活動で彼らはウィスキー作りに巡り会います。素晴らしいウィスキーを作りたいという気持が彼らの心に火を付け、ダメ人間達が少しずつ生きる意味や、大切な事を見付けて行くハートフルコメディです。。。。すっごい良い作品です。。。
自称左翼と名乗るケン・ローチならではの社会の底辺にいる労働者達の目を通して、社会の矛盾や無情を描きつつも、そこに何かしら心の温もりや季節の移り変わりを感じさせる名作が多く、よりリアリティを追求する為にフレッシュな新人俳優を使う事が多いです。
そんなコミュニティの中で暮らす今回のCARVEN GIRLはボーイフレンドのジャケットやデニムを何気なく着こなしたり、気楽なスタイルの中にも上品なクチュールのタッチを残しています。一見粗野で乱雑に見えても持ち前の内面のピュアさがスタイルにも現れ、心地よいミスマッチとなります。
まず、今季多くのブランドで登場している80'Sに流行った、SOMETHINGのジーンズのような、微妙な明るさのブリーチのデニムのドレスです。『中学校の頃から着てる?』って程、オーセッティックなデザインは逆に新鮮で、一枚で白いスニーカーにソックスなんてスタイリング、、、最強なんじゃないですかぁぁぁ????
私のリポートでは度々ご紹介しますが、カルヴェンでは実に秀作なリトルドレスが毎シーズン必ずと言って良い程登場します。ちょっとおめかししたワンピース、ちゃんと着るとパーティーにも行けるようなこのアイテムには、ギョームならではのツイストの効いた生地扱いが存分に楽しめますね。
今回はこちらのドレスが素敵ですね。絶妙なペールグリーンのドレスは、センターにワーキングウエアに見られるような無神経なまでのジップを大胆に用い、サイドから開いたドレープをフロントで結び、クチュールっぽさも感じさせてくれるドレスです。
右のパンツのサイドにもボウのディテールが用いられ、こういうちょっとした部分にもセンスの良さを感じますねぇぇぇ。。。
このプリント、今回のMEN'S COLLECTIONのインビテーションにも用いられていたプリントで、散った花びらがアスファルトの上に積もっているシーンを表現しています。
メンズでは登場しなかったのに、WOMEN'Sでは登場するなんて。。。。。。
デザインもノンシャランとしてシンプルさで、あえてウエストゴムのディテールも実にユニークでしたね。
因みに私が試着した花びらの刺繍のアイテム、WOMEN'Sではドレスやシューズなんかでも登場していましたよ。。。。画像の右端に辛うじてご覧頂けるかと思います!!!
はい。続いてはガラリとイメージを変えて2015 SS Prêt-à-Porterをリポートしましょうね。
60'Sのシルエット、スポーツウエアの気分、そして魅惑的な佇まいという3つのキーワードからクリエイトされた今回、F-1のサーキットのようなスピード感溢れるランウェイを舞台に発表されました。力強くダイナミックな女性像は同時にFrançoise Hardy(フランソワ・アルディ)のような実にフランス人らしいフェミニンな魅力に溢れています。
今回注目なのが様々な日本のモチーフです。浮世絵や着物をイメージさせる模様、カタカナで『カルヴェン』と書かれたロゴ等がランウェイに登場しますが、これらはスピード感を表現する要素として用いられているのが実にユニークでしたね。日本のコミック等にインスパイヤしてかもしれませんが、簡潔な線や潔いデザインはフランス人の彼らには、そういう風に見えるのかもしれませんねぇぇぇぇ。。。。。
カラーはモノトーンに、イエローやブルー、レッド等メリハリのあるパレットで、マテリアルも個性的。シルクや光沢のあるレザー、レースにハニカムステッチを施したコットン、パイソン等一見衝動的的でとっ散らかったセレクトに見えますが、そこには細心の注意が払われ、想定外の楽しさに溢れています。
では、早速ファーストルックからリポートして行きましょうね。まずは、いかにも60'Sムードのコートドレスです。当時頻繁にウエアに用いられた肉厚のもっちりしたブラックのファブリックを用い、ボディのショルダーからスリーブへかけてレーシングコスチュームのサイドラインのように、ホワイトのカッティングを施します。
ボディーの真ん中の丁度着物の帯にあたる位置に大胆にホワイトをはめ込み、横に広がったテイラードカラーやステッチの幅等の細かい部分迄、実にチャッチーでしたね。
バッグとシューズに少しだけ今回注目のイエローを取り入れ、スタイリッシュでワクワクするようなルックからコレクションがスタートします。
コントラストの楽しさとスピード感を追求した今回、ギョームがこれまでクリエイトしたコレクションの中で一番シャープな印象を受けましたね。
60'Sのテイストは現在トレンドのメインステージにあるコンテンポラリーというスタイルと融合し易く、フィーチャリスティックなテイストやジオメトリックなカッティングは数多くのブランドでも再解釈されて登場しています。でも、そこはギョームがやる事、、、、ユーモアとググッとイメージを掴み表現するスタイルはオリジナリティに溢れています。
スピード感を追求した今回のコレクション。。。。。ランウェイでのモデルちゃん達のウォーキングも異常に早くて、知人のジャーナリストは写真が全部ブレブレだったそうです。。。。
今回注目のモチーフが日本の浮世絵。油絵の具で陰影たっぷりに描く西洋絵画の表現とはまるで逆の、コントラストの強い線を生かした、よりデザイン的な表現は木版画という手法による制作から生まれます。
その中でもいくつかのモチーフが登場していましたが、こちらは美人画。喜多川歌麿や鈴木春信等で有名なこのジャンルの中から、恐らく『春画』と言われる江戸時代のエロティックアートからセレクトされているようですね。。。。
しかも、ディオールのHaute Cotureのドレスやブシュロンのジュエリーにも登場した、葛飾北斎の富嶽三十六景の中の名作中の名作、『神奈川沖浪裏』をイメージさせる、荒波の中になよやかな女性の姿が描かれているのもユニークですね。
こちらはブラックとイエローを用い、トップスは疾走感のあるライディング風ブルゾンです。左右に大きく広がる襟と、ブレードのようなレザー使いが60'Sのムードを醸し出していましたね。
スカートはこの大胆なプリントをさらにティアードにしたアイテムで、複雑なパッチワークのように見せていたのもユニークなアイディアでしたね。
カルダンやクレージュのヴィンテージのパンツスーツのようなこちらも素敵でしたね。
ブラックのジャケットはやはり左右に大きく広がる襟がポイントで、七部丈のスリーブとウエストから広がるフレアーがエレガントです。さりげないベルボトムのパンツはホワイト。クラシカルにセンタープリーツをしっかり施し、オーセンティックなムードでしたね。
ルックを印象付けているのはハイウエトに施したベルトとバックルのレッド。そしてフロントの胸元を飾る浮世絵の風景画です。。。。。日本人の感覚からするとこういう取入れ方って想像つかないですよね。。。
今回抱きかかえるように登場したバッグは、バイクのヘルメットを意識しているそうですよ。カラフルでグラフィカルなヘルメットのムードを表現する為に、細かい異素材によるパッチワークや、こちらのように和風のプリントを取入れたアイテムもあり、楽しかったですね。
もう。。。。。。かなり、ヤバいでしょ?可愛いでしょ?これ、絶対パリで大きいサイズをゲットしたいと思っております。
こちらはご覧の通りの安藤広重や葛飾北斎等で有名な浮世絵の風景画でございます。ファブリックにプリントを施す時点で、いくつかの画像を繋げている所もユニークですね。
左のワンピースにもなりそうなロングTシャツは雪景色に紅葉の山々でしょうかぁ???右も同じく岐阜県白川郷の合掌造りの景色が雪化粧した浮世絵に、山の景色が繋がっていますが、、、、、、あの、、、、これSSコレクションですよね????
カタカナで書かれた『カルヴェン』や2015を意味する『二零十五年』が、浮世絵の中に描かれるタイトルや作者名の短冊のようで、ギョームはこのディテールがきっと気になったはず。。。。。
面白ついでにこんなシャツも見付けました。フロントは可愛らしい着物の花柄なんですが、さりげなく後ろに、、、、、、『巴里晴』。。。。。。はい、日本晴れのパリ版って事ですかね。。。。
こちらはヴィンテージのアロハみたいな感じでかなり可愛かったですね。しかも後ろ側にさりげなく漢字を施すのも、西洋人の日本語のタトゥーのようで気が効いています。
まったく新たな浮世絵の解釈に、フランス人ってこういう風に日本文化や浮世絵を捉えているんだなぁ~と感じましたね。。。。
ってか彼は特別か。。。。。
こちらのドレス達も実にユニークでしょ?
元来着物は全て柄を考えて染め、仕立てられます。全体で一枚続きの柄や黒留なども、あらかじめ白生地で仕立てて柄を描き、それをバラして生地の状態で友禅をかけたりします。絞りの着物の大柄等になると、偶発性の高いテクニックを見事にコントロールするために高いテクニックが要求されます。
着物を染める上で最優先にされる柄を、、、、、、ギョーム先輩、、、、ぶった切ってます。。。。。。。。。
左のドレスは雲文様の中の桜の花の大柄をプリントし、ハイウエストのドレスのスカートの部分にダイナミックに取入れ、着物の端等に施される職人の名前や呉服屋の紋等も、まるでマークのようにヘムの部分にあしらわれていましたね。
コレクション後半にはさらに疾走感を感じさせるドレスが登場しましたよ。
カラー違いの浮世絵のプリントをレーシングウエアのように流線形のカッティングで切り替えたドレスは、レースの上にさらにプリントしたファブリックも用い、実にコンテンポラリーです。
波間に漂うなまめかしい浮世絵の美人達は、グスタフ・クリムトの作品『金魚』等のムードも感じさせさりげなくデカダンなでしたね。。。
コーディネートしているパテントのブーツもユニークです。前から見るとポインティッブのフラットブーツですが、バックスタイルは大胆なホールが開いてて、実にフェティッシュでしたよ。
ランウェイには登場しなかったアイテムも、素敵なものが多いのもカルヴェンの良い所で、プレゼンテーションではこんなアイテムを見付けましたよ。
はい。。。鶴でござんす。。。。しかもこんな真上を向いてるなんて。。。。斬新過ぎる。。。。。プリントを加工したのがフランス人だからかもしれませんが、何処と無くヨーロピアンに見えるのは私だけではない筈。。。。
この鶴のモチーフは、かなりインパクト大なシルバーメタルのネックレスにもなっていましたので、気になる方はチェックしてみて下さいね。
こちらもユニークなファブリックを使ったドレスで素敵でしたね。
巻貝でございます。モノトーンでジャカードで表現した規則的なパターンはジオメトリックで、60'Sのリゾートのムードが漂い素敵でしたね。
やっぱり、これもジャポネスクなんでしょうかぁ????
ギョーム・アンリは一つのコレクションを成立させるというより、まるで1本の映画を撮るようにこれまでクリエイトして来ました。
ヘッドライトが闇の中に鋭く刺すランウェイの中で、サスペンスの世界の女優達をフィルムノアール テイストで表現したり、20世紀に活躍した世界で最初の女性冒険家兼カメラマンのをテーマに、アールヌーボーとアフリカのアドベンチャーの融合を描いたり、MEN'S COLLECTIONでも南フランス、プロヴァンスをテーマに印象派の画家達が描いたカラーパレットを用い、画家の浮世離れした可愛らしいスタイルをポエティックに表現したりと、そのどれもが実にコンセプチュアルでユーモアに溢れていました。
今、思い返してもコレクションを見て来たというより、なんだか素敵な映画を沢山見たという感覚のほうが強く、毎シーズンテーマになる人物像が自身の世界の中で、実際に着ているかのようなワードローブは、着る人に一緒になって演じてみるという楽しみを与え、そんな所も人気の理由なのかもしれませんね。
さぁ、そんなこんな言っても、もう次の2015-16 FW PARIS MEN'S COLLECTIONは間もなくスタートします。どんどん先に行くのがファッションでございますよ!!!来週の今頃は私もカルヴェンの新作を見ている筈なので、どんな作品を見せてくれるか実に楽しみですね。
今後もカルヴェンのクリエイション、そしてギョーム・アンリのクリエイションにますます注目して行きたいと思います!!!
CARVEN 2014-15 FW PARIS PARIS Prêt-à-Porter COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ。
CRAVEN 2014-15 FW PARIS MEN'S COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ。
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JIMMY CHOO 2015 SS !!!
はい。三連休中日ですが、皆様如何過されましたか?お正月太りを解消する為にジムへ行かれた方、年末の大掃除の残りを済ませた方、はたまた美術館やギャラリーに足を運ばれた方、、、、、それぞれに充実したホリデーを過されていると思います。
私は、、、、、、、寒くて無理。。。。。。。ほぼ引きこもりです。元来南の生まれですので、寒いのは死ぬ程苦手、、、、、毛皮を着たいが為になんとかこの季節を我慢しますが、将来は冬のない国で生きて行きたいと心から祈っておりますね。。。。
さて、今日はJIMMI CHOO(ジミー チュウ)の2015 SS のリポートをしたいと思います。年末にUPしたのが2014-15 CRUISE。現在ショップやオフィシャルサイトで紹介されているアイテムになりますが、こちらはその後の重いコートを脱いで春の気分を満喫する時期や、夏の予感すらする頃にショップを彩るコレクションとなりますよ。
実は今回、こんなスペシャルなインテリアでの開催となりました。2015 SS シーズンのシューズやバッグのデザインからインスパイヤされたデコレーションを施し、特別な空間で新作のコレクションを発表するという意欲的な試みでした。。。
会場で振る舞われたフィンガーフードも、今回のシューズのデザインに合わせて、モノトーンのアニマルモチーフや、イエローを刺し色にしたデザインでゲスト達を楽しませてくれましたね。。。。
今回クリエイティブ・ディレクターのサンドラ・チョイはプレス リリースにこんな言葉を記しています。
『ヒルマ・アフ・クリントの作品から、自由で穏やかな感覚を発見したの。ほとんど科学的とも言える図形のような作品の作用と、彼女が用いた色の数々を掛け合わせたコレクションよ。彼女のボヘミアン・スタイルとインパクトの強いエスニック性は、彼女の時代のアイコンでもあり、ルールを破る事を恐れなかったことを体現していたと思うわ。もし彼女が現代を生きていたら何を着たいと思うのか、そんな事を想像しながら私自身が進むべき方向を見つけたの。』
ここで今回のテーマとなったHilma Af
Clint(ヒルマ・アフ・クリント)について少しお話をしておきましょうね。ヒルマ・アフ・クリントは1862年スウェーデン海軍士官の父、ヴィクトル・アフ・クリントの第四子として生まれます。一家の暮らしは穏やかで、夏にはメーラレン湖に浮かぶアデルソ島の牧場で過し、幼少期に触れた自然の情景は、彼女の創作に深く影響します。1880年、妹ヘルミナの死により宗教的な方向に救いを求め活動を開始します。
家族はストックホルムへ移り、ヒルマはアカデミー・オブ・フィンアーツへ通い出すとその才能を開花させ、同学校に通っていた4人の友人たちと女性芸術家集団『de fem(5人)』を結成し、芸術活動を始めます。
彼女は自分が信仰していた神秘主義の要素から作品を制作します。カンディンスキーを始めとするこの種の信仰者達が描く、自己の存在や宇宙、人間の深層心理等をテーマにした作品ですが、円や図形という抽象的なモチーフで視覚的な言語化を試みた画家で、1941年までに1000点以上を越える作品を制作していま
す。
1944年82歳で死去しますが、没後20年は作品の公表を控えられ、1970年にストックホルム近代美術館に彼女の作品の寄贈の申し出がありましたが、美術館側はこれを拒否。1980年代に入り美術史家のエイク・ファントの力で世界に紹介され、2013年にヨーロッ
パで大規模な展覧会が行われ現在大注目のアーティストです。
サンドラは彼女の作品から様々なエスニックの要素、そして衝動的とも言える大胆なコントラストを今回の作品に取入れています。異素材の組み合わせという生易しい物ではなく、一見タブー
とも言える唐突なコンビネーションは、彼女のセンス溢れるデザインの匙加減とアトリエの素晴らしいテクニックにより、成立不可能とも思える魅惑的で新しい作品となってコレクションを彩ります。
自由で意外性に溢れた常識を覆すようなコレクション。。。。まずは、こちらのバッグからご紹介して行きましょうね。こちらジミー チュウでは今や不動の人気のバッグ『ALBA』。今シーズンはこんなバージョンで楽しく登場しましたよ。
トレードマークのスクエアのメタルパーツの廻りを、立体的なスタッズを施したブラックのエキゾティックレザーがフレームとして飾ります。ボディはパイソンやエラフスネークの大胆なパッチワークが施され、何よりもふんだんに飾られたシャープなビジューが実にゴージャスですね。
このビジュー、見かけ以上にサラサラと揺れ、パーツの先端も丸くカットしてあるので肌触りも実に滑らか。。。
こんなインパクト大の、スタイリングの主役になりそうなアテイムと、スペシャルな会場に、もう、、、、、テンション上がりまくりです!!!!!
こちらは『KAYA』という今シーズンのメインピースの一つでもあるシューズです。数種類のスネークレザーを用い、ヌーディーにまとめたフロントに、バッグはしっかりかかとをホールドし、なんともユニークな現代彫刻のようなヒールが施されます。
何と言っても印象的なのはバックル。上からメタルやエキゾティックスキンで包んだ物等、あえて個性の違うデザインをミックスさせているのもユニークで、パインピングやソールの細かい部分まで、巧みに素材やテクスチャーを変えて、実に手の込んだ作品ですね。
解りますかぁ?この一見、無秩序にも見えるのに、絶妙にバランスを計算された作品。。。。まさにアーティストの感性で一気に描かれた抽象絵画のような迫力と力強さに溢れていますね。。。
こちらは『KASCADE』というシューズです。やはりジオメトリックなフォルムのヒールが印象的なシューズですね。
こちらのボディの部分に使われているのはポニースキンにゼブラのプリントを施したもので、ジミー チュウでは人気のマテリアルですが、今回このプリントの中にイエローのラインが1本だけ施してあるのが解りますか?このアイディアは実に面白くて、トップの際の部分やソールのステッチにもアクセントカラーでイエローが施してあります。
しっかりと甲を包むワイルドなデザインからすると、ストラップは驚く程細く華奢で、さらにそこにクリスタルのビジューが繊細に施されます。このコントラストが今回のコレクションの一番の醍醐味で、実に楽しいシューズでしたね。
こちら、トップがスエードになったオールブラックのアイテムもあり、そちらはこのシューズ自体のコンテンポラリーなフォルムを、より楽しめるデザインになっていましたね。。。
解りますかぁ?この乱暴なまでの甘美な組み合わせ。。。サンドラはヒルマの作品からその大胆さや表現の自由さに深く感動をしたように、私には思えましたね。100年も前にこんな実験的な作品が描かれ、クリエションの為に何も恐れなかった彼女の姿勢は、サンドラにとって勇気づけられた事と思います。。。。
こちららのバッグは先ほどたっぷりとメタルのビジューが飾られたバージョンと同じ『ALBA』ですが、こちらはなんとも夏らしいアフィアが用いられてエスニックなムードですね。ナチュラルカラーとブラックに染めたラファイを大胆なストライプに編み込み、ボディにはゼブラのプリントを施したポニースキンを用い、そのマテリアルのコントラストは圧巻でしたね。
あえてバックショットから撮影させて頂いたこちらのシューズは、かかとの部分からスティレットヒールへ繋がるゴールドの縦のラインが実に美しく、まるでコルセットのようなレースアップのディテールが実にセクシーですね。
官能的なバックスタイルに対してフロントは実にミニマムでシャープ。4本のブラックのエラスティックバンドを施した直線的なデザインで、フロントとバックで全く表情を変えるユニークな作品でしたね。
ダイナミックな今シーズンの衝動的なムードをよりエレガントに楽しめる、こちらのフェミニンなシューズ、『VARINA』も魅力的でしたね。
数種類のカラーやテクスチャーのベルトが優しく足を包み込むようにデザインされたこのシューズですが、直線の中にゼブラプリントの部分にだけ。ほんの少し角を丸くとっているディテールがかなり技あり!!!シャープで大胆に見せながらもその一点で女らしさを表現しているという優秀なシューズでしたね。
こちらは実にフェミンなパンプスタイプのシューズです。ジミー チュウのパンプスは内側と外側のカッティングを微妙に変化させ、足にしっかり寄添いながらも、足の形を美しく見せてくれると評判で、リピーターも多いですね。
今季はそんなエレガントなシューズにもユニークなテクニックが見られて面白かったですよ。まず右側はゴールドとブラックのレザーを細くカットし、イントレチャートで編み上げたテクニックが施されています。大胆なVのカッティングが足を細く見せ、大人の夏のシューズですね。
左はゼブラのモチーフをグリッターで表現したシューズです。大きさの違うグリッターをパターンに敷き詰め、多分夜のパーティーなんかで履くと一見キラキラですが、よ~く見ると『あれ、アニマルモチーフ?』って感じで、さりげなくワイルドなアイテムでしたね。
こちらのショルダーも実に今季の気分を感じさせる素敵なアイテムでしたね。スエードやクロームメッキのパテント、レッドやホワイトのレザーをフリンジ状にカットし、無造作に施したかのようなアイテムで、フリンジを配置する位置や、先をVにカットする事で想定外の楽しさを産み出します。
喜平のチェーンを二重に施し、チラリと見えるメタルパーツと供に、ゴールドでまとめている辺りもラグジュアリーですね。
ボヘミアンなテイスト溢れるアイテムなので、夏の軽やかなペザントなんかとコーディネイトしても素敵なんじゃないでしょうかぁぁぁ???
人気のスタッズを用いたアイテムも、今回ワイルドでアグレッシブなデザインが注目でしたね。こちらのバッグは使い易いトートバッグのデザインですが、スネークのプリントを施したレザーをボディに使い、そこに大小様々な星のスタッズを施す事で、フェミニンな力強さを表現しています。
人気のプラットホームも今季はスネークパターンが注目で、焼けた肌にはピッタリなクールなシューズでしたね。
今シーズン、80'Sのムードを感じさせるブリーチしたデニムが多くのコレクションで登場しましたが、ジミーチュウでもデニムを意識したアイテムが登場して注目でしたね。
こちら、デニムに見えるでしょ???でも、実はレザーなんですよぉぉぉぉ~。。。ブルーに染めたレザーの上に1mmにも満たない無数の傷を縦横に施し、ブリーチしたデニムの繊維まで表現した実にユニークなテクニックが用いられています。
デニムって触れるとコットンの暖かみのある感触ですが、こちらは触るとレザー独特のひんやりした感じがあり、履いて行くうちに足に馴染んで行きます。いやぁ~、、、これは目から鱗のテクニックでしたね。。。。
スニーカーやスリッポンタイプのシューズには実際のデニムを使ったアイテムもありますので、色々ミックスしてコーディネイトに取入れるとオシャレなんじゃないでしょうかぁ???
先ほどのデニム風レザーのシューズの後ろにあったハンドバッグ、『RILEY S』もそうですが、スタースタッズを施した人気のコレクションには、デニムと対照色のイエローのアイテムが今回豊富でしたね。
ここ数シーズン、トレンドの中心にあるこのカラーは、コンテンポラリーでフレッシュな印象が素敵で、SSシーズンにはモッテコイのカラーですね。上のトートはイエローのレザーにシルバーのスタースタッズが規則的に施されたアイテムで、下の左側は表からジップが見える使い易いクラッチです。
真ん中のホワイトのトートにはゴールド、シルバー、クロームメッキのスタースタッズが大小様々なに施された楽しいバージョンで可愛かったですね。他にホワイトのトートではスタッスを施し、上からレザーを重ねレリーフを描き出したユニークなアイテムも、爽やかで素敵でしたね。
クラシカルなムードで人気の『AMIE』。こちらも今季はゼブラプリントのヘアカーフで登場しましたね。先シーズンは綺麗なコーラルやネイビー等でフェミニンな印象でしたが、マテリアルが変わるとこんなにスタイッシュなムードにも変化出来るというのは、デザイン自体が完璧だからでしょうね。。。
ボディーのゼブラモチーフに対して、ハンドルがブラック、フタの下からチラリとだけ見えるボディにモノトーンのドットをあしらっている所も実に洗練されていて、今季の衝動的にモチーフをぶつける気分を上品に表現しています。
こちらの『AMIE』、今季、ブラックのパイソンで施した、ウルトララグジュアリーなバージョンもございましたよぉぉぉ。。。。
前回登場して注目だったトライアングルのキューブを施したコンテンポラリーなヒールは、今回ビジネスにも使えそうなプレーンなデザインでも登場していましたね。
私個人的にヒールが後ろにズレたようなこのデザイン大好物なので、嬉しかったですね。
フロントはプレーンなのにバックスタイルは遊び心溢れたデザインで、ブランドが追求する二面性を持つ女性像を見事に表現していましたね。
カンディンスキーやモンドリアンよりもずっと前の時代、1800年代後半に恐らく世界で最初に抽象絵画を描いたヒルマ・アフ・クリントは、早過ぎたタイミングと女性である事という二つの不運の御陰で、つい最近迄日の目を見る事がありませんでした。
タイムマシーンに乗ってやって来たかのようなこの隠れた芸術家の、偉大なる才能と見た事のないような大らかな作品は、サンドラの感性を刺激し、同じ女性のクリエイターという立場に立ってイマジネーションの翼を自由に拡げた素晴らしいコレクションとなりました。
実にセンスが良いなぁと感じたのは、衝動的なまでの大胆な素材やデザインを合わせながらも大半がモノトーンのパレットで表現している部分。コントラストを表現する為にこの無彩色を使うのは実に効果的ですし、かなりアバンギャルドなデザインをカラーで親しみ易くしているのも見事!もちろん、SSシーズンに沢山登場しているカラフルなウエアともマッチするスタイリッシュさと楽しさに溢れていましたね。。。
是非今年のSSシーズンは、ジミーチュウの自由で大胆なデザインのアーティスティックなシューズをワードローブに取入れて、人とは違う、自分だけのスタイルで毎日を楽しんで下さいね。
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今回御紹介したロンドンを拠点にスペシャルなフットウエアを発表するブランド、JIMMY CHOOのお話しもより詳しく掲載されている私の初の著書、『ブランド・パスポート』は現在絶賛発売中です。是非、書店等でお求め下さいね。
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KNEZO 2015 SS !!!
はい。日本は寒い寒い3連休に突入しましたが、皆様はいかがお過ごしですか?
月曜日は成人式ですね。新成人の皆様おめでとうございます。。。。。
最近は20歳と言えどもまだまだ頭の中身は中学生以下の方々も多いようですが、人生は大人でいる時間のほうが圧倒的に長いです。早くきちんとした大人に成長して、バリバリと社会で活躍して頂きたいものですね。。。。
では、今日はHIRAO INCの展示会へお邪魔しましたので、そちらで扱っているKENZO(ケンゾー)のリポートへと参りたいと思います。
まずはこの日、こんなフォトサービスがございましたよ。会場にはグリーンバックが設置してあって、専用のタブレットで撮影すると、背景がいろいろ選べるというユニークなアトラクションでした。
背景のプリント一番強烈なこちらにさせて頂きました。。。。。こちら、2015 SS MEN'S、RESORTのプリントにも登場しているエッフエル塔や自由の女神のエンブレムを、大量に敷き詰めたもの、、、、。
大丈夫ですか?私営業妨害してませんかねぇぇぇ????
まずは現在ショップに並んでいる、2015 RESORTのコレクションから御紹介しましょうね。
このコレクションでキャロルとウンベルトがテーマにしたのは、少し前にこちらのブログでも御紹介した2015SS PARIS MEN'S COLLECTIONでもテーマにした『パリ』という街。。。。
日本からフランスへ渡り、パリで成功したこのメゾンの創業者高田賢三氏と同じく、現在のクリシティブ・ディレクターの彼らもカリフォルニア生まれの外国人。何度足を運んでも魅力的に写るパリの情景やパリジャンのワードローブが、彼ららしいコンテンポラリーなムードで解釈されます。
パリジャンの定番とも言えるブルトンストライプやポルカドット等のグラフィカルなパターンはジオメトリックにウエアに落とし込まれ、フランスとアメリカの絆を表現したエンブレムと混ざり合います。パリジェンヌの少女達が着るシュミーズやキルティング等はデフォルメされ、変化を持たせた楽しいプロポーション に溢れています。
さて、ここでニューワード!ブルトンストライプについて解説しておきましょうね。アラ ン・ドロンやジーン・セバーグ、パブロ・ピカソやジャン・ポール・ゴルチェ等の著名人達も愛用していて知られていますが、元々はフランス海軍由来のストライプで1958年にはフランスの船乗りは着用を法律で義務付けられていて、これは海に落ちた時にも目立つ為、用意に救出し易いからだとされています。
これより以前には、ナポレオンが戦いで勝利を収める度にラインを増やしたと言われる、21本の線を引いたフランス海軍の制服が残されています。
フランスでは今も70年前と変わらず、ARMOR LUX(アルモー・リュックス)という会社が、フランス最西の州ブルターニュで伝統的に生産しています。ARMOR LUX(アルモー・リュックス)はブルトン語で『海に光を』という意味だそうです。
はい。またうんちくをたれてしまいましたので、さっさとリポートに参りましょうね。こちらは60'S風のコンパクトなミニドレスですが、複雑な切り替えが実に印象的な作品ですね。
ホワイトにネイビーのポルカドットの中には、時折自由の女神やエッフェル塔のモチーフのエンブレムが顔を覗かせています。そのポルカドットをプリントの時点で、まるで紙を破いたかのようにブルトンストライプや、トロピカルなムードのリーフや花々と繋ぎ合わせ、さらに複雑なカッティングを施す事でユニークなアイテムへと落とし込みます。ちなみにこのプリントのタイトルは『Torn Paper』。
このユニークなプリントはこちらのようなミニドレスの他にジャケット等でも登場し、セットアップで全身このプリントで取入れていましたね。
こちらはポルカドットとストライプをミックスしたプリントです。ネイビーのブラックのストライプの上にホワイトのドッドを重ね、ドッドの部分にはレッドのストライプを施し、しかもパターンを少しズラしてみたりと、デジタル加工でプリントに立体感を表現していましたね。素材はダッチェス サテンで張りがありましたね。
スクエアなディテールの60'S風のドレスは前立てのカッティング等も実にユニークで、ミリタリーのテイストを感じさせるフロントのホワイトのボタンは、敢えてバラバラのモチーフ。。。。これは旅先でボタンが取れてしまって、また新しいボタンを付けてもおかしくないように、最初っから敢えて違うモチーフのボタンを施しているそうです。。。
毎回個性的なアクセサリーも注目のケンゾーですが、ネイビーやホワイト等で登場したシグネチャーの『Kバッグ』や、ウエアに合わせたポップなアイテムが注目でしたね。
個人的にはこちらのクラッチ、、、、かなり気になりました。。。。
OUIとNONというプリントは施されたアイテムで、OUIをひっくり返すとNONになるというアイディアもユニークでしたね。。。
『新婚さんいらっしゃい』のYES NO枕ですかね。。。。。はい、解る人だけ解れば良いです。。。。
ビーチリゾートにも気兼ねなく持って行けそうなキャンバスのバックのコレクションも登場して楽しかったですね。こちらファブリックをコストダウンした事でプライスもヴァリュー価格らしく、若い世代のファンにも持ってもらいたいというウンベルトとキャロルのメッセージが込められています。
フューシャピンクXブラック、ホワイトXネイビーのバージョンで登場し、バッグINバッグにも出来そうな、様々な形やサイズのポーチ等も沢山登場していましたよ。
はい。続いては2015 SS COLLCETIONのリポートと参りましょうね。
このコレクションの会場に選ばれたのは、パリの北、Porte de la Chapelleの側の屋内スケードボードリンク。普段は子供たちの笑い声で溢れるこの空間に用意されたいくつものヴィジュアルには、『Knola』という名前のアバターが登場し、様々な国の言葉で、こんな事を語り始めます。
『地球は唯一無二の惑星です。この地球を大切にしましょう。。。』
これ迄黒マグロの保護等環境活動にも参加して来たキャロルとウンベルトは、さらに壮大な地球という惑星を一つの集合体として考え、未来へ向けて新たなメッセージを問いかけます。テーマは『未来へ向かうパリジャンのワードローブ』。2015 SS MEN'S、2015 RESORT、そして今回のPrêt-à-Porterで最終章となるパリ三部作の完結編はその目を次の時代へと向けます。
未来を見つめるパリジャンのスタイルには恐れや迷いはありません。オプティミスティックに状況を分析し、自由にボーダレスにライフスタイルを楽しみます。そして過去と現在をクロスオーバーするスタイルは、様々なディテールやデザインとなってウエアに落とし込まれます。ファブリックも伝統的なモチーフを現代的にアレンジしたりといとも簡単に時空を越えます。。。。まさに進化と伝統に長けた二面性を持つ女性です。
シルエットも実にユニークでしたね。ビッグシルエットのジャケットにフレアーのたっぷり入ったパンツ、構築的なドレスにインナーにスカートを合わせたりとヴァリエーションに飛んでいます。ほっそりしたシルエットでプロポーションを作りドラマティックなフレアーでエレガントなムードを醸し出すドレスは、かつてのクリストフ・バレンシアガのHaute Coutureのように美しかったですね。
カラーバレットはモノトーンに始まり、サックスやネイビー等の爽やかなカラー。時折華やかなピンクも登場しますが、簡潔でクリーンなカラーが印象的です。
では、ファーストルックからリポートして参りましょうね。登場したのはこんなリラックスムード漂うルックです。ゆったりしたブラウスのようなコートはダブルフェイスのネオプレンで、フロントに引き手が印象的なジップを施しています。スクエアなテーライドカラーが実にフューチャリスティックで、襟のエッジにはメンズコレクションでも登場したラバーのディテールが施されています。
パンツはバギーパンツの常識をとっくに越えてしまったかの如く、ボリュームたっぷりのです。日本の袴のようにたっぷりとした分量感で、こちらはウオッシュをかけた80'Sっぽいデニムが使用されます。
シンプルですがストロークの強い、透明感のあるルック。。。。。そんな作品からコレクションはスタートします。
今回、ファブリックのテーマの一つにもなっていたのがイギリス刺繍。クラシカルでプリミティブな伝統的なレースの中にも驚きのハイブリットなテクニックが隠れていましたね。
クラシカルなカットワークのレースにも見えるこちら、なんと『KENZO』というロゴがコットン レースになっているんですね。。。斜めのカッティングにフレアーをティアードで施したシャツにも用いられ、持っているバスケットのように見えるバッグも、同じモチーフをレザ0にカットワークしたアイテムでしたね。
こちらも一見クラシカルなイギリスレースに見えますが、透明のネットの上にポリエステル糸でジグザグ模様を描いていて、実際はメッシュに近い印象のフューチャリスティックなテクスチャーでしたね。
ドレスのシルエットとして注目だったのがエッフェル塔のようなAラインのドレス達。たっぷりとヘムのフレアーにボリュームを取り、トップスは塔の天に向かって刺すような尖ったフォルムが印象的でしたね。
このシルエットは後ほどご紹介するジオメトリックなプリント等でも登場して、実に涼しげな印象でしたね。。。
こちらのジャケットに用いられているファブリックも実にユニークでしたね。一見日本の藍染めや刺し子のように見えますが、ネイビーのファブリックの上にホワイトのシリコンの糸を織り込んだ、フューチャリスティックな解釈の絣のようなファブリックです。
角度によってシリコン独特の光沢が生まれ、インナーのシャツとパンツはそのパターンをプリントに起こしたファブリックを使用しています。ちなみにこのパターンには『ピンストライプ』というタイトルが付いています。
今回、同じパターンやプリントを違う素材に施しコーディネイトするスタイルが目立ちましたね、一見一つのファブリックで構成されているようなルックの中にも、陰影が生まれ奥行きの深いものになっていましたよ。
こちらのトップスも、同じプリントを素材を変えて表現するのというコンセプトで作られています。ピンクベースの華やかなジオメトリックなプリントの上には、アシンメトリーにテクニカル メッシュを重ね、ユニークなアイテムに落とし込みます。
こちらのメッシュには、ベースのダッチェスサテンのプリントの中の濃いカラーだけを抜いたような淡いプリントが施され、動くだびに上下が緻密にズレ、実に美しかったですね。センターにはファーストルックに登場したテイラードのデコレーションで用いたれていたラバーのパーツが、まるでエンブロイダリーのように飾られていましたね。
はい。こちら全身で着ると実に華やかなプリントでしょ?このジオメトリックなプリント、20世紀初頭のソニア・ドローネ等の抽象主義の絵画のようにも見えますが、実はパリの街の中の、駅等に張られているポスターからインスパイヤれているそうで『PAPER』というタイトルのプリントです。
パリの街頭のポスターは剥がしては貼り、貼っては剥がしを繰り返す物で、たまに張り替え作業をしている時にメトロで遭遇すると、過去のポスターの残骸や破れた端っこが偶発的に重なり、実にアーティステックです。
そのコラージュのようなテクスチャーをコンテンポラリーに解釈したこちらのプリントは、ピンクの他にアイスブルーのバージョンでも登場していましたね。こちらの素材はポリエステルクレープで、オバーシルエットのトップスに、ボリュームたっぷりのイージーパンツのオールインワンです。。。
このビックシルエットXビッグシルエットというコーディネイト、相当可愛いんですが、間違いなくガリガリに細くないと、似合わないルックですよねぇぇ。。。。
ジャケットやスーツスタイルもシャープなデザインが多かったですね。キャロルとウンベルトがイメージする未来の働くパリジェンヌは、もしかしらこんなエフォーレストなスーツに身を包んでストレスフリーに仕事をこなしているのかもしれませんね。
ストレッチの効いたビスコースのピケで仕立てられたジャケットは、フロントのジップのデコレーションが印象的で、サイドにはスリットを入れたデザインです。コーディネイトしたローライズのパンツの、腰の部分だけが少し覗くように緻密に計算されたカッティングがセクシーでしたね。
パンツはサイドにパネルを入れる事で、そこまでボリュームが無くてもヒラヒラと風に揺れ軽やかで、全体的にハンサムだったところも素敵でしたね。。。
私、今回の中でこのルック、一番好きかも。。。。
現在色んなメゾンのコレクションで引っ張りだこのモナちゃんが着ているドレスは、コレクション後半を飾るブラックにネイビーやレイボー、メタリックシルバーをジャガードで織り出した、ソワレに使うようなビスコースブレンドのリッチで張りのあるファブリックです。
こちら、重工業の工場等で、金属を削った時に発生する金属片をイメージしているらしく、クラシカルなサテンの光沢とモチーフの未来的なアイディアのコントラストが面白かったですね。こちは花のようにフレアーを拡げたミニドレスですが、他にシャープなパンツスーツ、たっぷりとボリュームを取ったドレスのようなコート等でも登場していましたね。
インナーにコーディネイトしているニットも実にユニークでしたね。ボディーに菱形のホールを開けてニットを編み上げ、そこにPVCのスクエアなパーツをはめ込んでいます。これ、ケンゾーで人気になった目のモチーフで、テクニックを変えて、さりげなく取入れられているのも芸が細かかったですね。。。
メッシュやネオプレン等スポーツウエアのファブリックを用い、個性的なフォルムのヒールやグロッシーなシルバーのレザーをまるでスニーカーをデザインするような感覚で切り替えていたのも楽しかったですね。
カリフォルニアと並んで彼らのもう一つ活動の拠点、パリをテーマにした今回のコレクション。何度足を運んでも魅力的なその街にリスペクトを払い、トリロジーの最終章として、未来のパリジェンヌや彼ら自身のメッセージすら込めた素晴らしいコレクションでしたね。
個人的には肩肘張らないナチュラルなクリエイションに好感が持てましたね。ケンゾーという世界的なビッグメゾンでデザインを行う事のプレッシャーは想像を超えるものだと思います。右往左往しながらも真摯にクリエイションに向き合いながら進んで来た彼らが、新しい気持で正直にクリエションを行ったように私には思えました。
タイガーや目のモチーフ、スタンプを押したようなロゴ等のキャッチーなモチーフを全て排除して、これだけ完成度の高いコレクションを見せてくれたのは、彼らが自身達のクリエイションにプライドを持ち、そしてまた別のステージを目指している事の決意のように私には見えましたね。。。
エフォートレスでリラックス。ボリュームたっぷりのウエアは風を孕んで実に涼しげです。本当に、こんな軽やかでプティカルな未来がやってれば良いなと心から願う、KENZO 2015 SS Prêt-à-Porter COLLECTIONでした。。。
2014-15 FW KENZO Women'sの東京でのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。
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2014-15 FW KENZO PARIS MEN'S COLLECTIONはこちらからどうぞ。
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