Roger Vivier 2017 SS MIDNIGHT RENDEZ-VOUS !!! | ダイコ★ブログ

Roger Vivier 2017 SS MIDNIGHT RENDEZ-VOUS !!!

 

 

 それでは今日は魅惑的なシューズやバッグで、常に私達をうっとりさせてくれる、PARISのラグジュアリー アクセサリー メゾンRoger Vivier(ロジェ ヴィヴィエ)のリポートをお送りしましょうね。。。

 

 

 会場は最近恒例となっているパリ装飾美術館のエクスクルーシヴなサロン。。。真っ白な壁と天井の高いインテリア、モノトーンのドミノ柄のフロアーはこの上なくシックでございまして、花のように華麗なこのメゾンのアクセサリーを引き立てる素晴らしいインテリアですねぇぇぇ。。。

 

 なにより、ここはPARISのど真ん中。。。。。。何処からでもアクセサスし易いのが最高に嬉しい部分でもあります〜!!!!!

 

 

 ここ数年、世界中のキーとなるストアーで展開を続けてきた、ロジェ ヴィヴィエのHAUTE COUTUREとも言える『RENDEZ-VOUS COLLECTION(ランデヴーコレクション)』ですが、すっかり認知度も上がり、ますます魅力的に進化しています。

 

 今回は2017 SS 『MIDNIGHT RENDEZ-VOUS(ミッドナイト・ランデヴー)』と題し、魅惑的で開放的な夏の夜のシーンを飾る、深夜の不思議な魔法の粉をふりかけたような素晴らしい作品達が出揃いましたよ。

 

 

 クリエイティブ・ディレクターのBrunoFrisoni(ブルーノ・フリゾーニ)が今回インスパイヤされたのは、毎年『バーニング・マン』が開催されるアメリカ・ネバダのブラック・ロック砂漠の情景です。。。。。

 

 『Burning Man(バーニング・マン)』とは、8月最終の月曜日からアメリカの祝日Labor day(レイバー・デイ)にあたる9月の第一月曜日まで開催される、現在世界中で最も注目されているイベントの一つでございます。

 

 会場のネバダ州のブラック・ロック砂漠はネバダ州リノ市の北北東に位置する乾湖で、電気やガス、ラジオ放送や携帯電話も圏外という外界から遮断された場所で行われます。このイベントに参加する人々は全て自身を『プレイヤー』と呼び、商業主義から決別し、他人の力をあてにせず、隣人と協力しながら新しいコミュニティーを築き、強烈な自己管理、自己表現を行い、最後には何も残さないといういくつかのコンセプトを持った1週間だけのエルドラドを作り上げます。

 

 元々はヒッピーの流れを組むアメリカ人のLarry Harvey(ラリー・ハーベイ)という人が、恋人とのけじめを付ける為に木材で組み立てた人間の形のオブジェをカリフォルニアのベイカー・ビーチに搬入し、火を放ったというエピソードをルーツとしていて、このアクションがカリフォルニア周辺のアンダーグラウンドアーティストやアメリカ全土のヒッピー達に共鳴し、ムーブメントは広がって行きます。

 

 1990年になるとベイカー・ビーチという小さな水槽の中ではいろいろなトラブルが起こり始め、敢えて、ネバダのブラック・ロック砂漠という劣悪な自然環境の場所を選び、さらにエコロジーと自己表現、情報や経済活動に支配されない極めて自由な自己表現の場所として、アーティストやミュージシャン、ダンサーや大道芸、仮装など様々なジャンルのカルチャーを取り込んで盛上がっています。

 

 

 はい、今、私が一番行ってみたいイベントの一つです。。。。。スペインの牛追い祭と並んで。。。。。wwwww

 

 

  今季ブルーノがイメージしたのは、既成概念や社会的バックグラウンドを脱ぎ捨て、自分の内側にある強いアイデンティテーを自身のアウトフィットに表現し、リズムドラムが強く打ち込むトライバルミュージックに身を委ねる美しい女性。。。。。乾いた空気と砂荒らしの中、彼女はプリミティブでありながらアバンギャルト、そして何よりも自由を謳歌する女性です。

 

 例えば。。。。そんな彼女は映画『マッドマックス』の登場人物のように、自由な価値観でアウトフィットを決めるかのしれませんねぇ、、、。レザーやフェザーで覆われた、未来のコミュニティーの女王のような存在かもしれません。。。

 

 

 まず、こちらのバッグはそんな神々しい存在をアピールするかの如く、鳥のモチーフがあしらわれたアイテムでございまして、今回鳥のモチーフは全ての作品の共通項としてアイコニックにコレクションを彩ります。

 

 インディアンの伝説の中に登場する巨大な鳥、Thunderbird(サンダーバード)は巨大な身体と雷を放つ目を持つと言われ、嵐の前に表れ雷鳴を招き、子供達をさらって行くと信じられています。強大な存在感は同時にリーダーシップや火を象徴し、無限の可能性を運んで来ると崇められています。

 

 そんなサンダーバードのような王家の紋章を、カボションカットのターコイズやホワイトバッファローターコイズ風のストーンをびっしり敷き詰めて表現し、強さと華やかさを兼ね備えたアイテムでございます。

 

 ちなみに、ホワイトバッファローターコイズというのは、アメリカネバダ州でしか採掘出来ない白色のターコイズでございまして、見付けるのは白いバッファローを見付ける程稀という事から、この名前が付いてんですって!!!!

 

 

 こちらはご覧の通り、イヌワシの姿がクリスタルのエンブロイダリーや、レザーのカットワークで表現されています。ベースが黄麻色のプリミティブなファブリックで、そこにシルバーやゴールドのレザー、クリスタルの刺繍と都会的な要素を組み合わせる辺りに、センスの良さを感じさせますね。。。

 

 天高く羽根を広げる鷲はネイティブ インディアン達にとって、太陽に一番く、神に一番近い存在として崇められています。アリゾナ州に居住区を持つ先住民ホピ族はカナーチェ(尊敬されるべき精霊)を信仰していて、祝祭の時にはそのカナーチェのように羽根やカラフルな装朿で身を飾り、鷲の羽根を捧げて彼らと繋がります。この時音楽やダンスを行うのは、彼らと交信手段だそうです。

 

 持っているだけでもなんだかスピリチャルなパワーをゲット出来そうなバッグでございます。

 

 

 こちらのクラッチバッグには、70'Sを彷彿させるレトロチックな鶏のレザーワークが施してあります。丁度今頃中華圏の皆様は旧正月で春節のお祝いでございますし、しかも今年は酉年。。。。各ブランドがSNSでグリーテング ムービーを発表していますねぇ。。。。。あら?意識してたのかしら???www

 

 鶏は古くは紀元前8000年頃から、ヤギやヒツジ等と同じく家畜として人間に飼育されていた古い歴史があり、余りにも身近であり過ぎる故に神格化が難しく、伝説のなかでは軽視されたり『普通』『一般的』等の象徴として登場する事が多いですねぇ。。。

 

 種の中には闘鶏をする程激しい性格の物もいますし、江戸時代の日本画家で、今や世界中から注目される伊藤 若冲は、数多くの美しい鶏の姿を残していますので、皆様もご覧になった事があるでしょう。。。

 

 なによりやはり食用として日常的に人間の口に入るという事がイケナイのでしょうかぁ。。。。可哀想な性。。。。。。でも、私は肉の中で鶏肉が一番好きです!!!!(←関係ない???)

 

 

 こちらは実にロジェ ヴィヴィエらしいゴージャスなブーティーサンダルでございます。

 

 インディアン達は太陽を創造主、人間界にある物全てを作ったと考えています。また、発展、成長、エネルギー、治癒能力、昼の世界を司ると信じています。

 

 太陽のモチーフをイメージさせる放射状のモチーフが前後に飾られ、様々な大きさのスパンコールがビッシリと刺繍されていますね。グリーンのグラデーションの具合も何ともエレガントでありながらシックで、まさに履くHAUTE COUTUREでございます。

 

 ヒールにはこちらもメゾンのアイコンの一つ、スフィアがミラーボールのように輝いていますねぇ〜。。。

 

 

 2015 AW ランデヴー コレクションで登場した『Papillon de Nuit』は夜にはだたく蝶をシューズに飾った実に幻想的なコレクションでございました。

 

 あまりにも好評だった為様々にアップデートを重ね発表されていますが、今季はPARISのエスプリを漂わながらも、アメリカ的なオプティカルなムードもプラスされ素敵でしたね。。。

 

 左のオペラピンクのシューズは上質なシルクサテンを身に纏い、バックの少しサイドの部分に羽根を広げる蝶のように大胆なボウモチーフが施されています。スクエア気味にラインをシャープにしたフロントの部分とのコントラストが見事です。

 

 右のサッチェルバッグはフロントにメゾンのアイコンでもあるバックルをビジューで飾り、ボウのモチーフやチャーンまで飾ったフェミニンなアイテムでございましたよぉぉぉ。。。

 

 

 今回、ロジェ ヴィヴィエではイヴニングシューズにおける運動性という事に細心の注意を払い、その構造や機能性をふまえた上で多くのアップデートを行いました。

 

 美しく見えるというのはとかく身体を酷使する事が多く、90年代くらいは『オシャレは我慢』なんて普通に言われていました。現在ではいかなる状況においても快適さを楽しむ時代なので、どんなハイヒールであってもコンフォートな要素はマストで要求されます。

 

 こちらは足を通すと、まるで足の上に直接数本のグリッターのパウダーで線を引いたかのような、クリアーにも見えるエアリアルなサンダルでございますね。

 

 極限までストラップを細くしながらも、かかとの部分はデザインに見せかけた人体光学的なパターンをあしらい、しっかりホールドするディテールになっています。

 

 まさに用と美を兼ね備えたシューズ。。。。パーティーに出席しても、さらにそこでアクティブに行動出来そうなシューズでございましたねぇ〜。。。

 

 

 インディアンジュエリー等でも特別な存在であるターコイズ。。。そんなターコイズカラーのサテンでクリエイトされたこちらのシューズとバッグは、雄大なインディアンの美意識とPARISのHAUTE COUTUREのエレガンスがミックスされた実に美しい作品です。

 

 シューズは先が少し内側に入ったフォルムのヒールで、プラットホームやアンクルベルトのダイナミックさと、ビジューで埋め尽くされたバックルの対比が素晴らしいですね。

 

 クラッチバッグにもビジューのバクックルモチーフがポイントになっていますが、こちらはカラフルな糸や金糸で刺繍されたイヌワシのモチーフとコーディネイトされ、なんだか古代の暗号のようにも見えますね。。。

 

 こちら今回のコレクションの中で、個人的にも一番気になったアイテムですね〜。。。1枚目の写真でも2ショットさせて頂きましたし、InstagramにもイラストでUPさせて頂いています!

 

 

 レッドカーペットではすっかりお馴染みのロジェ ヴィヴィエのペア・クラッチ『Boite de nuit』も、今季はネイティブ インディアンをイメージさせるターコイズとコーラルで飾られていますねぇ〜。。。

 

 一番上はクリスタルとターコイズで全てを埋め尽くしたエンブロイダリーによるもの、下の二つはシャンパンゴールドのシンプルなボディーに、ゴールドがあしらわれたターコイズやコーラルのハンドルを、ブレスレットのように腕にかける楽しいデザインでございます。

 

 ターコイズは自然と供に生きるネイティブ インディアンにとってはとても重要な石で、空の色を取り込んだこの石には大自然の強大な力が秘められているそうです。勇気やパワーを与え、持ち主を邪悪なエネルギーから守る役目も宿っているそうです。また珊瑚は人間の血の色を象徴するもので、彼らはこの組み合わせを好んで装飾品等に取り入れていますね。またナハボ族ではターコイズを粉末にして文様を描き、雨乞いの儀式等に使ったとも言われています。

 

 インスピレーションを高めたり、持つ人を邪悪なエネルギーから守り、自己実現力を高めたりと良い事尽くめのこのストーン。。。旅のお守りや友情を強めるという効果もありますので、これからの迎える春、遠くに行ってしまう大切な友人にプレゼントするには最高だと思いますよ〜。。。。

 

 

 このメゾンの最初のスニーカーとして発売以来大人気の『スニーキー ヴィヴ』は、今回のランデヴーコレクションに合わせ、少しおすまししたムードで登場しましたね。

 

 ボディー全体をタキシードをイメージさせるブラックサテンで覆い、センターにはビジューのバックル、アンクル部分には『Papillon de Nuit』の華やかなボウモチーフが飾られ実にエレガントです。

 

 一度ドレスダウンしたアイテムを再度ドレスアップするというアイディアのこちらは、私達の活動するオケージョンがどんどんボーダレスになっているのを象徴するようで、様々なシーンで活躍してくれそうなアイテムでしたね〜。。。

 

 

 最後は今季のバーニング・マンの自由なムードを、ブラックカラーでシックに楽しんだアイテムでございます。

 

 左のブーティーサンダルはセンターに縦のパーツを通し、そこに羽根のような形のパーツを横に並べて足を覆ったアイテムでございまして、足を通すとフロントの小さなホールから肌の色が除き、まるでビジューを飾ったように見えるセクシーなアイテムです。右はブラックサテンをベースにした『Boite de nuit』でございまして、クリスタルのビジューのみでイヌワシのフォルムを刺繍していますね。

 

 都会的なデザインなので比較的取り入れ易いと思いますね。。。個人的には70'Sをイメージさせる細身のジャケットとローライズでベルボトム風の、トム・フォードの頃のGUCCIのタキシードスーツなんかと合わせると、ワイルドで素敵かと思われますよぉぉぉ〜。。。。

 

 

 

 

 自由と大自然の開放感、そこで繰り広げられる自由な自己表現と型にはまらない新しい美意識を求めて、アメリカ ネバダ州のブラック・ロック砂漠へ飛び立った今季のロジェ ヴィヴィエ ウーマンは、その地に古くから根付く自然崇拝のモチーフや、移り変わる空の色で足元を飾り、都会的なムードにオーガニックなパワーまで吸収し、彼女本来の美しさは多面的で魅力的になったようです。

 

 

 これからやって来るであろう、日差しの強い夏の季節を夢見て、色んな意味で今大注目のアメリカのスピリッツをアウトフィットに取り入れて、より自由で軽やかなシーズンを楽しみたいものでございますねぇ〜。。。。

 

 

 あっ、そうそう、圧倒的な自由な表現を求めて大きくなったイベント『バーニング・マン』でございますが、最近ではかなり企業も参入していてお金の臭いも漂うになって来たという嫌なニュースも耳にしましたねぇ。。。どんな過酷な状況においても必ず成功を勝ち取ろうとするフロンティアスピリットもまた、アメリカのアイデンティティーでもございますしねぇ。。。。

 

 

 

 私的には、チャリンチャリンという音が大音量のトライバルミュージックになる前に、なんとか、足を運びたいと思います!!!!!

 

 

 

 

 

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