ALEXIS MABILLE 2016-17 AW HAUTE COUTURE !!! | ダイコ★ブログ

ALEXIS MABILLE 2016-17 AW HAUTE COUTURE !!!

 

 

 はい。では今日はALEXIS MABILLE(アレクシ マビーユ)の2016-17 AW HAUTE COUTUREのリポートをお伝えして行きましょうね。

 

 会場はヴァンドーム広場に面する、スキャッパレリ等が常連でコレクションを行う天井の高い素敵なサロンでございます。この会場のセンターにスロープを付けたランウェイをセッティングされ、始まる前から期待感ムンムンでございましたねぇぇぇ。

 

 

 今回のPARIS HAUTE COUTUREの私のアウトフィットのテーマは、12色の色鉛筆のような解り易い配色から赤、青、黄色をピックアップしておりますので、この日は赤のコーディネイトで参上しました。

 

 胸元に鎮座しているロブスターのネックレスはフランスの『nach(ナッシュ)』というブランドのアイテムでございまして、日本ではH.P.FRANCEで扱っています。陶芸家の家系のフランス人の父とタイ人の母を持つ二人の姉妹が手がけるアクセサリーブランドで、幼少より世界各国を旅して沢山の動物に触れた体験を、陶器という手法でジュエリーに落とし込む実に楽しいブランドです。

 

 このロブスターはあまりにもインパクト大でございまして、展示会で見た瞬間オーダーしてしまい、虎視眈々とお披露目の日を待ちわびておりましたが、遂にその日がやって来ました。

 

 シューズはJIMMY CHOOでございまして、こちらウェットスーツ素材にプリントで切り替えのようなモチーフを施してあってプレイフルなんですが、ソールはきちんとスポーツ対応になっていて、長時間履いても疲れないアイテムです。

 

 ジャケット、タンクトップ/我が社のHAUTE COUTURE、パンツ/BOTTEGA VENETA、クラッチ以前に手作りしたものでシューズのネイビーに合わせてみました。サングラス/多分109で2000円くらいだっかなぁ〜。。。

 

 

 

 PARIS HAUTE COTUREの伝統をしっかりと受け継ぎながらも、現代の女性達をエレガントに飾る事が得意なアレクシ マビーユは今回、情勢不安定な現代に実にフェニンで優しい作品でエールを送りました。

 

 

 テーマは『Pastel vibration(パステル ヴァイブレーション』。。。。。

 

 

 アレクシがこよなく愛する漆黒のブラックや、フォレストグリーン、ボルドー等の深い色調はすっかり影を潜め、宙に浮かぶような軽やかなパステルカラーがコレクション全体をヴェールで覆います。

 

 純白、アイボリー、エクラにミルクと様々なホワイトのトーンからベージュ、ヌード、少しワインに酔った白人の肌の色のような柔らかいピンク等をベースに、ドラジェのようなブルー、グラニテのようなバイオレット、ソルベのようなサフランとなんとも柔らかい美味しそうなカラーがランウェイに弾けています。

 

 

 

 今回インスピレーションの源となったのは、18世紀のイギリスの画家Thomas Gainsborough(トマス・ゲインスバラ)が描いた、柔らかく巧みなタッチで描かれた肖像画の数々です。

 

 Thomas Gainsborough(トマス・ゲインズバラ)は1727年、ロンドンの北東、サフォーク州サドベリーに生まれます。9人兄弟の末っ子として生まれ、当時羊毛を扱う職人をしてた父と素人画家の母に育てられ、絵の手ほどきを受けます。

 

 父が事業に失敗した事もあり13歳でロンドンに出て、挿絵画家のユベール・グラロワの元に弟子入りします。ユベール・グラロワはフランスのロココの巨匠フランソワ・ブーシェの弟子であり、フランスのロココをイギリスに根付かせた人物でもあります。ゲインズバラの作品の根底に流れるフランスロココのムードはこの時期に培われたと言われています。

 

 1764年ビューフォート伯爵と愛人との間に生まれたマーガレット・バーという女性と結婚しますが、当時のゲインズバラには大した仕事も無く、伯爵からの仕送りで一家は生活しますが、父親が死んだために故郷のサドベリーへ戻ります。この時サドベリーの名士アンドリューズ家の息子ロバートが結婚し、その記念絵画を描いた事で少しずつ彼の名声は上がってきます。

 

 その後肖像画の客を求めてイプスウィッチ、バースへと移り、1768年イギリス初の王立アカデミーの設立時、最初の司書となります(ライバルのジョシュア・レイノルズは初代会長に就任)。その後50歳にしてジョージ三世のお気に入り画家として、ようやく宮廷画家という名誉ある職を手に入れます。

 

 その7年後、主席宮廷画家アラン・ラムゼイの死亡により、宮廷画家の跡目争いが勃発し、結局ジョシュア・レイノルズに持って行かれ、アカデミーとも対立する事になります。

 

 晩年はアカデミー主宰の展覧会に出展する事なく、自宅で展覧会を行ったりしながら活動し、61歳で生涯を閉じた後は長く歴史の中から忘れ去られていました。

 

 その後19世紀になり、ウィリアム・ターナーと供に風景画の地位を確立した、ジョン・コンスタンブルにより再発見、再評価され、現在はイギリスの絵画における黎明期を牽引した画家、イギリス・ロココの父等を呼ばれ高い評価を得ています。

 

  生まれ育った故郷のサドベリーの自然を愛し、『本当に描きたかったのは風景画で、肖像画は生活の為に描いていた』と自ら語ってしまうほどシニカルな性格を持ったゲインズバラ、、、、、。ですが、数多くの肖像画を残し、その中に描かれたロココ風の淡い色調の衣装を纏ったポートレートは彼のテクニックのすばらしさを遺憾なく発揮していて、今回のアレクシのコレクションにも大きなインスピレーションを注いでいます。

 

 ファーストルックに登場するこちらのドレスは、こちらの何ともイノセントのソワレでございましたよぉぉぉぉ〜。。。。

 

 アクアマリンのクレープで仕立てたシースドレスには、アイスブルーのシルクサテンのリボンを巻き付けたようなディテールが施され、後ろ見頃で美しいトレーンへと姿を変えます。

 

 サテンのリボンではクリスタルのビジューのエンブロイダリーが施され、透き通るような美しさで、アレクシらしい女らしい作品からコレクションはスタートします。。。。

 

 

 ゲインズバラの代表作でもある『青衣の青年』の中の青年が纏う衣装に見られる、気品漂う、少し紫がかった『ゲインズバラ・ブルー』は今回いくつかのルックで印象的に登場します。因みに『青衣の少年』は英語ではそのまま『Blue Boy』というタイトルでございます。

 

 こちらはゲインズバラ・ブルーのクレープでほっそりとしたプロポーションを作り、裾には繊細なシャンティレースがはめ込みで施してあります。襟や胸元、袖のホワイトの部分はシャツを着崩したようなホルターネックのデザインになっていて、ブレードのリボンのディティールが何ともロマンチックですねぇ。。。。

 

 

 こちらはパンツスタイルのイヴニングでございまして、こういうマニッシュなスタイルでイヴニングに登場すると一際注目されますねぇ。。。。

 

 ですが。。。。海外、特にPARISで完全に正式な場、例えばオペラや晩餐会等に参加する場合は、是非よ〜く考えて下さいませ。。。。

 

 実はPARISにはフランス革命直後の1779年に制定された『女性の公共の場でのパンツルック禁止』という、何ともけったいな条例がございました。フランス革命直後革命に加担する下層市民達は、当時の権力者達と対立するように貴族たちが好んだ膝丈のキュロットではなく、くるぶし丈の長いパンツを履き自らをサン・キュロット(キュロットを履かない)と称しました。

 

 元々この法律は女性がパンツを履く事で男性革命家と間違われないようにと、本来は女性を守る為に作られた法案でございましたが、1892年には乗馬服は例外とか、1909年には自転車に乗るときは例外と、様々に変化しながらも法律自体は残っていました。

 

 2010年、緑の党の議員が法案の廃止を訴えますが、『もはや考古学的な法律であり法案の廃止自体を進める重要性がない』と訳の解らない理由で却下されます。その後2013年にナジャット・ヴァローベルカセム女性省大臣の『法案は博物館に属する。』という言葉と共に完全に廃止されました。

 

 

 女性の権利を主張しながらも、男性に庇護され愛されるのも嫌いではないという欲張りなのが女性本来の性質。。。。こういうバックグランドを理解しながら、大胆にルールを裏切る事こそ、私は最高にカッコイイ女性だと私は思いますがね。。。。www

 

 トップスは花びらのような立体的なフォルムが美しい、シルク・ラジミールで仕立てた構築的な美しさが印象的で、やはりゲンズバラ ブルーが印象的に使われています。パンツはライラックカラーのクレープに、ポワンデスプリ チュールを重ね、サイドには即賞風にエンブロイダリーを飾り、タキシードのムードを漂わせていましたねぇぇぇ。。。

 

 

 ねぇ?一歩間違うとギリギリになりそうでしょ???安いアイドルになってしまう危険性を孕んでおります。。。。というか、安いアイドルがこういうスタイルをパクっているのですがねぇ。。。

 

 大胆なフリルが襟元とスカートに飾られたこちらのミニドレスは、トーンの違うベージュのオーガンジーに、プリュムティ(小さな斑点入りのチュール)やスイスレースを重ねた幻想的なドレスです。

 

 にしてもこの絶妙なフリルの分量感は見事!!!!こういうラグジュアリーなファブリックに慣れているアレクシだからこそ、この絶対的なバランスが生まれるんでしょうねぇ。。。

 


 こちらのドレスは少しプレイフルな要素が取り入れられています。

 パウダーピンクのレースを重ね、エンブロイダリーを施したコルセットにコーディネイトしているのは、コートドレスをくるりと巻いたようなスカートでございまして、もちろん、スカートとしてデザインされたものです。美しいサーペンタイン(中国翡翠)グリーンのシルクサテンを使い、ポケットやショールカラー等本来のディテールがジオメトリックなデザインとしてアクセントになっています。

 にしても、そもそもシルクサテンのオペラコート自体を着る機会なんて、一般人からすると人生にほぼ皆無。。。。なのにスカートにしてしまうなんて!!!!こういうセンス、大好きです!!!!
 

 

 今回のコレクションの世界観を一番忠実に表現しているとも言えるのがこちらの華やかなドレスです。

 

 スキントーンのチュールとスイスレースを幾重にも重ね、コルセットは縦に立体的なタックを取る事でキュッとした細いフォムルを作り出しています。ダイナミックなフリル三段のスカートも実に可憐でございましたね。

 

 今回沢山用いられているスイスレースでございますが、ちょっとググッてみたのですが、レース自体の面白い歴史も解りましたので記しておきますね。

 

 レースの歴史は実に古く紀元前1500年頃のエジプトでは、既に網状のレースや刺繍レースが使用されていて、古代ギリシア人やローマ人は糸や金糸でトーガを飾っていたそうです。日本の唐招提寺に残存する『方円彩糸花網(ほうえんさいしかもう)』は、8世紀以前の中国で作られシルクロードを経て日本に伝来したそうで、ヨーロッパのニードルポイントレースに極似しています。

 

 その後15世紀くらいまではイタリアのヴェネツィアやフランドル地方で、ボビンに糸を巻いて作る小さなレースやブレードが家庭内で受け継がれて行く技術として制作され続けます。16世紀に入るとヴェネチアでカットワークやレティセラ(reticella=布地に刺繍を施した後、糸を引き抜いて数本の糸を残し、ボタンホールステッチで補強して幾何学的な模様を作る技法)、ニードルレース等が考案され、フランドルではブレードなどからボビンレースが発展します。

 

 1533年、メディチ家最後の王妃、カトリーヌ・ド・メディシスとフランスのアンリ二世との結婚により、フランスに様々なイタリアレースが紹介された頃、フランドルをルーツとするベルギーでは良質の麻が穫れる事により爆発的にレース産業が発展します。

 

 一節によるとルイ16世とマリー・アントワネットは当時まだ技術力の低かったフランスのレースを嫌い、ある日突然国王と王妃の衣装に使う全てのレースをベルギー製に決定したそうです。当時ベルサイユには二人のレースを編む為に3000人以上のレース職人と家族が暮らしていたらしく、この一件がフランス革命の火付け役となったというお話もありますね。。

 

 スイスにおけるレース産業はむしろ後発隊でございまして、手仕事の伝統を持つイタリアやベルギーのレースに比べ、基本機会編みからスタートしています。1883年ドイツの研究家が偶然ケミカルレースの技術を発見します。これは絹布に綿糸で刺繍をし、その後漂白剤などに付けると動物性の部分は劣化して土台が透けるというシンプルな物で、後にスイスのザンクト・ガレン地方の業者が改良を重ね、発展して行きます。

 

 何も無い所から一から編み上げていくイタリアやベルギーのレースは、繊細で美しい反面、劣化に弱く幅も狭い物が中心、、、機会で編み上げるケミカルレースは後に加工してベースの布(現在は不織布)を溶かす為にある程度の強度もあり、生地幅もかなりのものが作れるので、HAUTE COUTREのドレスのように大量の生地を使用作品には最適です。

 

 この発明に脅威を感じた他の地域のレース業者はスイスレースに『偽物レース』というレッテルを張り、長い間安価で取引されて来ました。

 

 現在では技術はめまぐるしく改良され、かなりレベルの高いケミカルレースが作れるようになりファッションの世界でも多く見られます。またその技術は東南アジアや中国に輸出されさらに安価な物を手に入れる事も出来ますね。。。

 

 

 こちらのスキントーンのシルクサテンのドレスは、ジャケットを巻き付けたようなビスチエがシュールリアリスティックで素敵です。

 

 丁度ラペルの部分が胸元のペプラムとなり、ウエストの部分にはジャケットの前端のカーブしたようなディテールやポケット、その上からメゾンのアイコンでもあるボウモチーフのサッシュがキュッ!としめてありますね。。。

 

 かなりニッチなお話でございますが、HAUTE COUTUREのテクニックの一つで、こちらのドレスのヘムに施されているように、裾の織り上げを決してアイロンで潰さない方法でございます。軽くまつってそのままにするのですが、シルク等のある程度生地が馴染んでくれる素材じゃないと出来ない技で、布端をふっくら仕上がる事によりさらに高級感が増します。

 

 私、このテクニックが好き過ぎて、ポリエステルのスカートとかにもあえて折り返しにドミット芯等を入れてふっくら感を出したりしますねぇ。。。。はい、マニアックですいません!

 

 

 ボディーの真ん中にダイナミックなフリルを持って来て、プロポーションをぶつ切りしてしまうようなデザインはアレクシのお気に入りのテクニックでございまして、やはり身長180cmのモデルちゃん達が着ると実にゴージャスに見えますね。

 

 背の低い日本人からするとフリルの幅が変わってしまって、このバランスが生まれないのが何とも残念で仕方ありません。。。。

 

 ヌードベージュのブラが覗く胸元から青みがかったアイボリーでシャープにホールドするようなディテールを施し、パライバトルマリンのような薄いブルー、アクアマリンのような少し濃いトーンのブルーへと変化して行くスカートは軽やかです。

 

 真ん中のフリルの端に施されたリボンのモチーフもロココ感を盛り上げててアクセントになっていますねぇぇぇ。。。。

 

 

 今回のコレクションのランウィはシートに対して、モデルが左から登場しスロープをあがり、右からキャットウォークを歩き、また右にスロープを降りて行くという作りになっていまして、会場にいたゲスト達は作品を360°、特に横の景色を多く見る事になり、実にその印象が強く残っていますね。

 

 作品の中にはこちらのようにスーパーフレアーのドラマティックな作品も登場していましたが、まぁ、横や後ろの景色の美しい事。。。。。まさにお手本通りのすばらしさでございますねぇ。。。

 

 こちらはこのボリューム感のみを言いたいかの如く実にシンプルなデザインです。ビスチェの丸みのある胸元のラインから、横方向の切り替えは一切排除した贅沢なカッティングで、サイドのボウモチーフはポケットになるという現代的な要素も取り入れられています。

 

 こいうボリュームのある作品はデザイナーの技量が如実に現れもの、、、、、年末の歌番組や等で普段ソワレを着ないアーティストが孫の晴れ着並みに頑張ってドレスを来ているの等を見ると、妙にバランスが悪かったり、貧そに見えたりして残念な思いをする事が多々あるんですよねぇぇぇ。。。是非、そういう皆さんはお手本にした方が良いと思いますよぉぉぉぉ〜!!!!!

 

 

 こちらが今回のラストルックとなった作品でございまして、ゴールドとプラチナのダブルカラーのサテンで仕立てたビッグケープのルックでございます。

 

 ケープの襟元は肩からホルターのような仕立てになっていて、後ろ見頃のネックの部分には可愛らしいボウのモチーフが配されています。そこから流れるように造形的なラッフルが後ろ見頃のトレーンまで続き、まるで大輪の花のようなダイナミックなデザインです。

 

 パンツはトランスペアレントのレースにクリスタルやビジューをエンブロイダリーした物で、まさに妖精のようなムードの作品でございました!!!!

 

 

 

 

 

 フランスのロココをイギリスの画家達が再解釈し、さらにそれを逆輸入したような今回のアレクシの作品。。。。トーマス・エジンバラの作品の中に流れるロココのムードは、アレクシの手によって2017年の現代女性にマッチするように、アクティブさや自由さがプラスされ、ダイナミックで構築的な作品が目立ちましたねぇ。このデザインとカラーのミスマッチが、只の歴史絵巻ではなく、作品にモダンなアプローチを与えているんでしょうねぇ。。。

 

 

 さて、既に先日1年後の2017-18AW MEN'S COLLECTION、2017 SS PARIS HAUTE COUTUREも発表され尽くしましたが、よりSNS上のインパクトを追求したような安易なコラボレーションが悪目立ちし、なんだかファッションが私達に近づき過ぎて、さらに通り越してどこか遠い所に行ってしまったような、筆舌ならない消失感のような物まで感じてしまいましたね。。。。

 

 

 物事の本質は置き去りになり、口優しく手に取り易い物のみがチヤホヤされる昨今、全てがコンビニ感覚でボタン一つで手に入ってしまう世の中において、消費の形態は凄まじく変化し、ショッピングという本来実に魅惑的な時間すらも、感情や感動を伴わない方向へ向かっているような気がしてなりません。。。

 

 

 なんだかこんな事を続けていると、そのうち何の感情も無く、核ミサイルのボタンをポチッと押してしまう人が出て来ても仕方ないのかな。。。。。なんて、ちょっと恐い想像をしてしまうのは私だけなのでしょうかぁ。。。。

 

 

 お手本となるような美しい物、形は尊重されなければならない。。。。例え自分のライフスタイルに関係なくても、そこに何かしら心が動いたのであればきちんと記憶しておく事は極めて重要な事です。アレクシのコレクションにはどうすればシルククレープは最も美しく扱えるかという事や、どんなボリュームにすると女性をもっと華麗に輝かせるか等という命題の一つの答えのような物が確実に存在します。

 

 

 そういう事の一つ一つの記憶が次の美意識を生み出して行く訳ですし、一番大切な事を置き去りにして、刹那的な快楽だけ追求していては、文化の灯火はやがて消えてしまうような気がしてなりません。。。。

 

 

 もの凄く軽やかで美しかった今回のアレクシ マビーユのコレクション。。。。幻想的なヴィジュアルに目を奪われながらも、心ではそんな事を考えずにいられなかった私でございました。。。。。

 

 

 

 

 

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