Dior 2016 PRE FALL !!! | ダイコ★ブログ

Dior 2016 PRE FALL !!!

 

 

 はい、もうすぐ8月も終わりですねぇ〜。。。

 

 

 学生の皆さんは、宿題にてんてこ舞いの最中ではないでしょうかぁ???散々自由を満喫し、今頃ツケが回って来ている頃かもしれませんねぇぇぇ。。。www

 


 学校を卒業してから随分と時間が経ってしまった私からすると、それすらもなんだか青春の思い出のように思えてなりませんねぇ。。。ある意味、若い時代にはなかなか味わえない生きているという実感を、嫌と言う程味わえる瞬間のように思えてなりません。。。。。

 

 

 ええ、随分と遊びほうけたんですもの。責任は取らないとね!メリットとリスクは表裏一体でございます。。。。。むしろ、リスクしか無い時すらあります。。。しかも学生は勉強が仕事。勉強したくないならとっと社会に出て働いて、経済効果を生みなさい。。。。。なんとか新学期までに課題を片付けて、来年は同じ事をしないように計画的にやりましょうねぇ。。。。

 

 

 失敗は一度だけなら良い経験。人生の糧となります。でも、二度も三度も繰り返すと、それは後悔になります。。。。。出来る限り、自分の人生の中に後悔という黒いシミを残さないようにしましょうねぇ。。。

 

 

 

 

 そう言う私は夏休みの絵日記は、初日に全部描いているような子でした。お天気の日と雨の日といくつかに分けておいて日付は入れないで。。。。キャンプに行く時は親にどんなアトラクションの予定があるのかを確認して事前に描いてましたねぇぇ。。。。。一度、何百年に一度の大水害が起きた事があって、その時は30枚ほど無駄になりました。。。。。汗。。

 

 


 ええ、昔っから、真っ黒な子供でした。。。。。。。。。wwww

 

 

 しかし、大人になってからの宿題は一向に、、、、遅れております。いつからこんなダメな大人になったのでしょうかぁ。。。。。。。。

 

 

 

 はい、また横道に逸れましたが、ショップには既にAWのアイテムが並び出しているというのに、今回からその前のプレ フォールのリポートをいくつかさせて頂きますね。まずは、PARIS Haute Coutureのスケジュール中に行われたDior(ディオール)のリポートでございます。

 

 

 会場はもちろんAVENUE MONTAIGNEの30番地。クリスチャン ディオールの総本山のサロンでございます。。。。。

 

 

 

 今回ディオールは2016フォールコレクションを、ファッションを楽しみ、今をポジティブに生きる女性達の為に捧げています。

 

 自身の価値観を大切にし、現代という時代をしなやかに生きる彼女達は、服とアクセサリー、カッティングと生地、色と刺繍を自由にリミックスし、エレガントで個性的なワードローブを生み出す天才です。

 

 今を疾走しながらも彼女達はきちんと伝統を尊重しています。ムッシュ・ディオールが生み出して来た芸術的なまでのカッティングやディテールを、それこそ自由に取り入れているスタイルは見事。。。。。

 

 例えば、1947年の最初のコレクションに登場した、メゾンのシグネチャーの『バージャケット』はダブルブレストにディテールを変化させマスキュリンなムードに、フルールと呼ばれる華やかな花のようなドレスのフラウンスやフレアーのラッフルは、ブラックレザーの膝丈のスカートに姿を変えます。

 

 ムッシュが愛したジャングルプリントや現代の象徴とも言えるデニム、プレイドやミンクのファーまで自由に取り入れて2016年の秋をスタイリッシュに纏います。

 

 

 まずはこんなブリティッシュなムードを感じさせるチェスターコートやピーコートのルックが気になりましたね。テイラードカラーに6つボタン、フラップポケットと共通していますが、柔らかいカシミアや織りのあるウールを用い、一重でサラリと着れるものからカッチリとしたフォルムまで、実は微妙にアレンジが効かせてあるのがニクいですねぇ。

 

 またそのコーディネイトも個性的です。左のスカーレットのコートには、ボルドーのレギンスのようなビニールパンツをコーディネイトして、70'Sのロンドンのストリートスタイル風にまとめています。

 

 真ん中のアイスブルーのアテムは実にリュクスです。コートの下には丁度良い分量で覗くように計算された、ミンクのジレを合わせていて、コーディネイトするとまるでファーのライナーが覗いているかのように見えますね。フロントをオープンにしてコートの下にショールを着けているようにしてもオシャレですし、フロントを閉めてコートドレスのように着ても素敵ですね。

 

 右のブラウンのピーコートはリバーシブルで一重に仕立ててありますので、軽やかに楽しむ事が出来ます。こちらは赤いタートルネックのニットと、ブラックのシフォンのアシンメトリーなドレスを合わせてスタイリングしていましたね。。。

 

 

 チェスターコートと並んでアレンジを効かせたトレンチコートも素敵でしたね。

 

 少しだけビッグショルダーのコートはストレートでミニマムなシルエットながら、ウエストにさりげなくシィエプを施して女らしさを演出しています。ガンパッチから繋がる長めのストローラッチがまるでリボンのようで、こうやってオープンにして着ると実にエレガントでしたね。

 

 トレンチコートは他にビッグショルダーのシルエットで、エポーレットまで施されたメンズライクなデザインも登場していましたね。敢えてベルトをローウエストに施してあるのも、ニクイ演出でした。

 

 こちらにコーディネイトしているのはホワイトのタートルネックと、この個性的なスカート。。。。レースのフラウンスのアンダースカートの上にチュールを一枚重ね、スパンコールのエンブロイダリーのブレードが、まるでスポーツウエアのラインのようにモダンにあしらわれています。

 

 丁寧に仕立てられたクラシカルなアイテムに、こんなクチュールテイストをさり気なく取り入れる、、、、、でも、アーティチュードは極めてニュートラル。。。。。これこそが、この秋のディオールのスタイルの醍醐味でございます!!!

 

 

 コレクション全体には今秋をスタイリッシュに楽しむ為の、様々な不可欠な要素が伺えましたね。クラシカル、英国調、ミリタリー、スポーツテイスト、クチュールのテクニック、70'Sのレトロタッチ等々。。。。。それぞれのアイテムはコーディネイト次第で如何様にも表情を変え、同じアイテムでも着る人の感性によって変化するというのも楽しい提案でしたね。

 

 こちらはホワイトとネイビーのルックですが、左はグラフィカルなジャカードのトップスに、ジオメトリックなエンブロイダリーのスカートをコーディネイトして、パターン・オン・パターンを楽しんでいます。

 

 ラグジュアリーなアイテムをサラリとデイリーに落とし込んでいるのが、スポーツテイストのフードパーカー。。。。。ポインテッドのシューズでフェミンさも忘れません。

 

 右のスーツはムッシュ・ディオールも愛したジャングルプリントを使用し、モノトーンの配色がインパクト大ですね。コロール(花冠)ラインをイメージさせるシェイプしたウエストとペプラムの女らしいジャケットには、レギンスのようにピッタリとしたパンツとハンサムなアンクルブーツを合わせコンテンポラリーです。

 

 新作のバッグ『DIORAMA CLUB』も斜めがけするアクティブさで、絶妙なフェミンXマスキュリンのバランスでございましたねぇぇぇ。。。

 

 

 ムッシュ・ディオールはシルエットを生み出す時、『女性のからだの曲線にかたどられた』造形を作り出す事に注意を払っていました。オーバーシルエットのコートやバージャケットにもそのスピリットが感じられた今回、そもそも伸縮性のあるニットは如実にムッシュのアイデンディティーを伝えるアイテムとして、現代的に解釈されています。

 

 『え?このプレーンなルックも、ディオール???』なんて思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実に新鮮で可愛いでしょ???

 

 ビッグショルダーで、パフスリーブのような印象を作り出したローゲージのニットのインナーには、なんとホワイトシャツ。。。襟には小さなミツバチのエンブロイダリーまで施してあります。

 

 ここにコーディネイトするのがクチュールテイスト満載のプリーツや刺繍が飾られた、キルト風のアシンメトリーなスカートで、さらにマラカイトグリーンのディアスキンにアリゲーターのエフェクトを施したDIORAMA CLUBをコーディネイトして、あくまでもラグジュアリーをノンシャランと楽しんでいましたね。

 

 

 こちらのハンサムなアウターをフェミニンに楽しんだスタイルも可愛かったですねぇ。。。

 

 左はプレイドのウールのコートをドレスのように着て、その上から特殊なシアリングが施されたナチュラルカラーのコートを羽織ったルックです。コート・オン・コートのスタイリングでございまして、ファーコートにはブラックレザーのベルトのディテールが施され、プレイドと合わせると英国調なムード。。。。でも、シルエットはパリジェンヌというところが実にニクイです!!!

 

 右はフード付きの一枚仕立てのフードパーカの下に、ミンクのジレをコーディネイトしたルックです。さらにその下にはレザーとレースが美しいドレスを合わせています。トレンドのミリタリーをフェニミンなフレーバーで楽しんでいましたねぇぇぇ、、、、はい、大好物です!!!

 

 

 気になるアクセサリーももちろん忘れていませんよぉぉぉぉ。。。まず、シューズではこちらのようなハンサムなスタイルが気になりましたね。どちらも丸みのあるスクエアなフォルムと、円いバックル、クリスタルのチャームを飾って、ちゃんと乙女心も忘れておりませんから!!!!

 

 手前のアンクルブーツに用いられているのはカーフレザーに、テジュ(オオトカゲ)プリントを施した素材です。

 

 Teju(テジュ)とは南米に生息する体調3フィート程のオオトカゲの事で、黒やベージュ、黄色の縞模様が特徴です。またTeju Jagua(テジュ・ジャグア)と呼ばれる、南米ウルグアイやアルゼンチン、ブラジルの一部分に生息する、原住民グアラニー族達の神話に登場する巨大な竜がそのルーツと信じられています。

 

 私、こういう希少動物のレザーを現代のハイブリッドな技術で蘇らせるテクニックが大好きでございまして、これこそまさに人間やの最先端技術が、未来の地球の為に行うべき事ではないかと思えてなりません。。。。

 

 奥のダービーは今季初めて登場したフォルムで、クラッキングしたディアスキンのブラックザーを使用しています。シューズのチャームのクリスタイルはアクセサリーでも登場していましたので、お揃いで楽しんでも素敵かと思われます〜。。。。

 

 

 バッグやレザーグッズにはこちらのようなプレイフルな、思わず笑みがこぼれてしまうような動物のモチーフが注目です。『フラワー・ウーマン』をクリエイトし続けるディオールにおいて、様々な花のモチーフはこれまで数多く登場して来ましたが、ここまでチャーミングなアニマルが初めての事かと思われますね。。。

 

 スワンやトンボ、ハチや蝶。。。。イメージはムッシュ・ディオールが幼少期を過したグランヴィルの館の庭や、その周辺にやってくる鳥や昆虫達です。しかもモチーフの中にはDIORのアルファベットや鍵のモチーフ等も描かれ、トロンプルユになっております。。。。

 

 こちらのLADY DIORはブラックとホワイトのカーフスキンに、刺繍でこのハッピーで楽しいアニマルちゃん達が描かれていましたよ。。。。

 

 

 こちらはバッグチャームやモバイルケースでございまして、より立体的に作られていましたねぇ。リザードや様々なレザーを組み合わせ、ハンドステッチやビジューの刺繍を施し、フェザーまで飾っています。

 

 左端がトンボで右の二つはキツツキですかね?顔の部分には鍵のメタルパーツを用いたりとモダンにデザインされているのがキュートです。

 

 先ほどの刺繍のLADY DIORに着けるもよし、ウォレット チェーンに着けたりしたら、男子でも楽しめそうなアイテムでございましたねぇぇぇ。。。

 

 

 はい、こちらも登場したばかりの注目のバッグ『Diorever』でございます。

 

 横から見ると少し底の広い台形型で、しっかしたハンドルと収納力バツグンのトート型でございます。デザインのポイントとなっているのがフラップでございまして、フラップの表と裏にどちらもマグネット式のクロージャーが取り付けられているので、フラップを被せるスタイルでも、裏側に返してもピッタリと収まるというハイブリッドなアイテムです。

 

 センターのクロージャーはエンブレムのフォルムで、露になってもアクセントになってチャーミングですし、敢えてフラップの表と裏で2タイプ楽しめるのも素敵です。

 

 ここ最近トレンドのシボ感のあるトリヨン レザー(雄のキップレザー)やカーフ、ラムスキン、ラグジュアリーなアリゲータやクロコダイル等、既に様々なバリエーションで登場していておりまして、個人的には写真の真ん中のトンボのモチーフが刺繍されたアイテムが今季らしくて気になりましたねぇ。。。

 

 

 

 

 

 前回のHAUTE COUTUREからデザインチームが手がけるディオールでございますが、若いスタッフ達ならではの、これ見よがしな大袈裟な表現を一切排除し、着る人の自由なアイディアで、フェミニンにもマスキュリンにも楽しめるスタイルが並んだように思えます。

 

 さりげなくミニマムなアティチュードの中にも漂うのは、繊細なテクニックを施したウエアラブルなアイテム達。。。ボイーフレンドから借りて来たようなオーバーサイズのパーカーやピーコート、ナイティーのようなスリップドレス、着心地の良いニットやフェティッシュなビニールパンツまで、実は意外性に溢れ、自然と冒険出来ちゃうアイテムです。

 

 

 オケージョンの枠を自由に越えて、遊び心たっぷりに自分を表現する。。。。ディオールの2016 プレフォール コレクションには、そんなアクティテブで軽やかな女性像が強く写りましたねぇ。。。

 

 

 今回、刺繍のモチーフにも登場した『ミツバチ』でございますが、ヨーロッパでは花から蜜を集め、蜂蜜を作り出すその習性が、勤勉さや収穫、豊穣等をイメージさせ古来より人々生活に不可欠とされ、愛されて来た昆虫です。もちろん、皇帝ナポレオンの象徴としても有名ですよね?

 

 ムッシュ・ディオールも幸せを運んで来ると言われるミツバチが大好きで、ラッキーアイコンとしていました。。。。。。多くのスタッフ達がせわしなく勤勉に作業し、様々なノウハウを全てつぎ込みながら、最高の美を作り上げて行く自身のアトリエの事を『ミツバチの巣』と度々重ね合わせていたそうですよ。。。。

 

 

 

 

 

 

 2016 Dior CRUISE COLLECTIONのPARISでのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ 

 

 2016 SS PARIS Haute Coutureのリポートはこちらからどうぞ。 

 

 2016 SS DIOR HOMME PARIS MEN'S COLLECTIONはこちらからどうぞ 

 

 2016 SS Dior Fine JewerlyのPARISでのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

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 今回のリポートした Diorの素敵なお話も掲載されている私の初の著書、『ブランドパスポート』は、現在絶賛発売中です。シグネチャーのバッグのLADY DIOR、バージャケットのお話等も楽しめます。


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