いよいよ始まるみたいだねマガモ

次世代のエネルギー資源として期待される「メタンハイドレート」の採掘試験に向けた作業が
14日朝、愛知県渥美半島沖で始まった
海底で採掘するのは世界初の試みで
商業化が実現すれば、天然ガスなどの資源を輸入に頼る日本にとって、待望の国産資源となる

地球深部探査船「ちきゅう」(総トン数約5万6700t)が
愛知県沖約70kmの地点で準備作業に入り、夕方以降、本格的な採掘試験に着手する予定
chikyu
試験は、独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」が、経済産業省の委託を受けて行う
メタンハイドレートは、メタンガスと水が結晶化した天然ガスの一種
静岡県から和歌山県にかけての海域には、メタンハイドレートを含む地層が広がり
日本で消費される天然ガス13年分の量が埋蔵されているという

❖地球深部探査船「ちきゅう」 
日本・米国が主導する統合国際深海掘削計画(IODP)において中心的な活躍をしている科学掘削船(深海掘削船)
巨大地震・津波の発生メカニズムの解明、地下に広がる生命圏の解明、地球環境変動の解明
そして、人類未踏のマントルへの到達という壮大な科学目標を掲げている

海洋石油掘削に利用されるライザー掘削システムを採用しており
水深2,500mの深海域で、地底下7,500mまで掘削する能力を備えている
世界最高の掘削能力であり、マントル物質や巨大地震発生域の試料を採取することができる
掘削機器には最新鋭のものがそろい、ほとんど全自動なので今まで問題となっていた怪我が皆無
また、石油・天然ガスなどが噴出するおそれのある海域でも安全な掘削を行うことができる
掘削中はGPSの位置情報や風・波の測定情報を元に、1基のサイドスラスタと6基のアジマススラスタを自動制御
船の位置を誤差半径15メートル以内に固定する「自動船位保持システム」(DPS)を備えている

船体ほぼ中央に船底からの高さが130mの掘削用デリック(デリックだけでは72m)がそびえるほか
掘削中は半年以上にわたって移動できないため、乗船研究者・乗組員の交代のためにヘリポートが備わる
船上では単に深海底掘削を行うだけではなく、掘削試料を用いた分析を行うための研究区画も備えられている