米GMボルトを自主回収=電池発火の恐れ「再生の象徴」で痛手

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は5日、搭載されているリチウムイオン電池が発火する恐れがあるとして、米国で販売した電気自動車(EV)「シボレー・ボルト」を自主的に回収し、安全対策を行うと発表した
「顧客満足度を高めるための措置」で、リコール(回収・無償修理)ではないとしている


ボルトは、出遅れていた環境対応技術で挽回するため、2010年末に投入したGMの再生の象徴
昨年末までに約8000台を販売した
ボルトの安全問題は、09年の経営破綻から順調な業績回復を遂げた同社のイメージに悪影響を及ぼす恐れもある


GMのPHV車ボルト、バッテリー改修を発表

米当局の衝突テストにおいて、バッテリーから発火の可能性が指摘された
GMのプラグインハイブリッド車(PHV)、シボレー『ボルト』
GMは、同車のバッテリー改修作業に乗り出す 
これは5日、GMが明らかにしたもの
同社の発表によると、車両の床下にあるボルトのバッテリーを金属製のカバーで覆うなどして
側面衝突時の衝撃に耐える対策を実施
さらに、バッテリーのクーラント量をモニターするセンサーと、バッテリーのクーラント漏れを検知するセンサーを追加する


GMはボルトの顧客と連絡を取り、順次ボルトのバッテリー改修作業を行う方針
同社のマリー・バーラ副社長は、
「ボルトのバッテリーパック自体に、変更は加えない 我々は延べ28万5000時間以上のテストを実施しており
バッテリーセルの設計には自信を持っている」とコメントしている


衝突試験で電池発火 GMボルト正式調査


米運輸省傘下の道路交通安全局(NHTSA)は25日
米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の電気自動車(EV)「ボルト」に搭載されている
リチウムイオン電池が発火する恐れがある問題について、改めて衝突試験を行った結果、発火が確認されたと発表した
この問題の正式調査に乗り出す

5月にも衝突試験を行っているが、その際は試験後約3週間が経過してから火災が発生していた
NHTSAは先週、改めて3台のボルトを使って試験を実施
その結果、衝突後に1台の電池から火災が発生 別の1台の電池からは煙と火花が確認された