じ~的にはナニを今更って感じなんだが・・

福島第一原発事故、スリーマイル超えレベル6相当に

東京電力福島第一原発の事故は、放出された放射能の推定量からみて
国際評価尺度で大事故にあたる「レベル6」に相当することがわかった
すでに米スリーマイル島原発事故(レベル5)を上回る規模になった
$なかじ~の一日一歩-fukushima
局地的には、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故に匹敵する土壌汚染も見つかっている
放出は今も続き、周辺の土地が長期間使えなくなる恐れがある

原子力安全委員会は、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測)システムで放射能の広がりを計算するため
各地での放射線測定値をもとに、同原発からの1時間あたりの放射性ヨウ素の放出率を推定した
事故発生直後の12日午前6時から24日午前0時までの放出量を単純計算すると、3万~11万テラベクレルになる

国際原子力事象評価尺度(INES)は
1986年のチェルノブイリ原発事故のような最悪の「レベル7=深刻な事故」を数万テラベクレル以上の放出と定義する
実際の放出量は約180万テラベクレルだったとされる
今回は少なくともそれに次ぐ「レベル6」(数千~数万テラベクレル)に相当する

経産省原子力安全・保安院は18日、福島第一原発の1~3号機の暫定評価を「レベル5」と発表した
今後放出量の見積もりが進めば、再検討される可能性が高い

土壌の汚染は、局地的には、チェルノブイリ事故と同レベルの場所がある
原発から北西に約40㌔離れた福島県飯舘村では20日、土壌1㎏あたり16万3千ベクレルのセシウム137が出た
県内で最も高いレベルだ
京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子力工学)によると
1平方メートルあたりに換算して326万ベクレルになるという

チェルノブイリ事故では
1平方mあたり55万ベクレル以上のセシウムが検出された地域は強制移住の対象
チェルノブイリで強制移住の対象となった地域の約6倍の汚染度になる計算だ
今中さんは「飯舘村は避難が必要な汚染レベル、チェルノブイリの放射能放出は事故から10日ほどでおさまったが
福島第一原発では放射能が出続けており、汚染度の高い地域はチェルノブイリ級と言っていいだろう」と指摘した

金沢大の山本政儀教授(環境放射能学)によると
1m四方深さ5cmで、土壌の密度を1.5程度と仮定すると
飯舘村の1平方mあたりのセシウム濃度は約1200万ベクレルに上る・・チェルノブイリの約20倍
「直ちに避難するレベルではないが、セシウムは半減期が30年と長い
その場に長年住み続けることを考えると、土壌の入れ替えも必要ではないか」と話した

健康への影響はどうか
チェルノブイリ原発事故では、強制移住の地域では平均50ミリシーベルト程度の放射線を浴びたとされる
しかし汚染地での長期の住民健康調査では、成人では白血病などの発症率は増えていない

甲状腺がんは増えたが、事故当時小児だった住民が
放射性ヨウ素で汚染された牛乳などを飲んで内部被曝したためとみられている
飯舘村の24日午後までの放射線の総量は、3.7ミリシーベルトだ

長瀧重信・長崎大名誉教授(被曝医療)は
「チェルノブイリ原発事故後でも小児甲状腺がん以外の健康障害は認められず、すぐに健康を害するとは考えにくい
高い汚染が見つかった地域では、データをもとに住民と十分に話し合って対応を考えてほしい」と話している