今更ですが。
本当に本当に幸せな夜だったので、記しておこうと思います。

結局は、あれもこれも夢ではなかったということで。
部外者が理屈を並べたところで“目の前の現実"の威力はデカい。

そこには素敵な音楽がありました。


【yazzmad】
OAとはいうものの、曲数多めで、しっかり印象付けられていたと思います。
良くも悪くも「そっくりさんになりたい」のインパクトが…笑
そっくりさんになりたーい、君のそっくりさんになりたーい♪ って数日頭の中回ってました。


【StrangerSaid.】
無形の輪 から。
ああ、これ。これが聴きたかった…と、浸る数曲。

DIMM.主催とHOLLOWGRAMでは久々メイクしてて衣装も黒っぽい感じでしたが、今回はラフな出で立ち。
デニムジャケットにインナーは白のVネック、黒のパンツをロールアップして足元スニーカー、だったかな。あとメガネ。

最初のMCで「ryoさん待ちの人はちょっと待っててね」と、笑いを取る攸紀さん。
…貴方はryoさんの前座ではないはずだ。笑

ドラムが今回から大嵩潤さんになりました。
「OJは…俺はOJって呼んでるんだけどStrangerSaid.を愛してくれていて。全然覚えてない!って言ってたけどスタジオ入ったら9割完璧だった」
godさんで何回か拝見してますが素人耳にも上手い人だなーと思ってました。そしてニコニコ楽しそうに叩く姿がとても可愛い。
裕地さんの紹介にいこうとした時に何やら足元の機材がトラブったようで「ゆっちさん自分で紹介してくれます?」と振ったのに、裕地さんが話し始めたところで「直りました!」と立ち上がる攸紀さん。
DIMM.でベースがトラブった時に似たやり取りを見た気がします。笑
攸紀さんも最近アップライトベースを始めた(※HOLLOWGRAMのライブで弾いてた)が裕地さんのそれとは全然違って、裕地さんのは弾くのが難しいそうです。どう違うのかは私には解りません…。

新曲は、7月のLoft深夜公演で聴いた曲でした。
他の曲に比べると透明感がある、DIMM.寄りかな?とも思う綺麗な曲。
“繰り返す夢で良いとそう思っていたはずなのに”?
Loftではギリギリの高音まで昇るサビが、今にも消えそうな儚さで綴られる言葉が、寂しくて堪らなかったんだけど、バンドver.は芯があるというか、ちょっと強そうになってた気がします。あまり寂しさは感じなかったかも。

そういえば、StrangerSaid.は黙って棒立ちで聴いていられる音楽だけど、今回は気づいたら足がトントンとリズムを取ってしまってて(笑)大人しく立ってるのが難しかった。
力強さを感じたのは、ドラムが違うからだったのかな。

「…昨日の話なんだけどね? 最初お願いした時は、制作に集中したいとやんわり断られて」
主語を言わないから、前日の告知を見た人以外は何の話だか解らなかったと思いますが、盛大に迎えて下さい、的なフリからゲストボーカルのryoさん登場。
黒いスーツ姿で、髪は長いストレート。9GOATS観に行ってた頃、この方の眼力には何度殺されるかと思いましたが、メイクしてないと目が優しげです。
拍手と歓声に攸紀さんが、
「…やっぱり違うね。俺の時と全然違う」
すかさずフロアから飛ぶゆきのコール。笑
「いやいや、いいよ。ありがと」
ああ、攸紀さん機嫌良いな…笑
り「突然出ちゃってスミマセン…笑」
ゆ「HOLLOWGRAMっていうより、9GOATS BLACK OUTって言った方がわかる?」
この辺りで会場後方がざわつき始める。

『彼の唄を彼の声でもう一度聴きたい』と、多分沢山の人が言いたくても言えなかっただろう願いが叶ってしまうわけで。
生きてたら良いことあるよ、って無責任な慰めも強ち嘘ではないと思う。
(大袈裟だけどそれくらいのレベルであり得ない夢だと思ってましたよ、私は。)

ryoさんの
「昔、ゆきと一緒に作った曲を」
という言葉から始まった、ryoさんボーカルのa withered flower。
「…今、音出てなかったよね!笑」と、ギターが出だしで躓きつつも、流石というか、呼吸の合った演奏を聴かせてくれました。
曲中に二人が顔見合わせて微笑ってたり。
哀しい曲のはずだけど、柔らかい空気でした。

「ただ、逢いたい」
「私の声に」
「ただ、逢いたい」
「答えてよ」
アレンジ変わってるから、ここは二人が交互に歌う形。

GULLET時代の、昔の曲、だけど、2年前の4月に聴いた時からこの曲は私にとってはリアルタイムで生きてる曲で。
攸紀さんが大事に大事に歌ってた(と思う)曲で。
ryoさんが歌うのを初めて聴いたので正直、違和感が半端ない。笑
GULLETファンだった人は違う感慨があるんだろうな…と、泣きそうになってる周囲を見て思う。

曲が終わってただただ雰囲気に飲まれているフロアに、
「…お知らせしていいですか?」
とryoさんが告知を始める。
「こういうのは直接伝えられる場で言いたかったから、断ったくせに出ちゃって。笑」
そこはゆきさんの我儘ってことにしておいた方がキレイだったと思うよ…。
お知らせの内容は↓
HOLLOWGRAMの1月のライブは間に合う。
音源はやっぱり年明けになっちゃう。
名古屋・大阪でのライブも考えている。
(…やっぱり始動が早過ぎた感はありますよね、どうしても)

「残りの曲、残りのイベント楽しんで下さい。お邪魔しました。」とはけていくryoさんを拍手で見送った攸紀さんが「…まだ帰らないでね?まああと1曲なんだけど。」と一言。
大丈夫、貴方を観にきてます。

ラストは白日。
白日の、音源になる前の歌詞を思い出すと感慨深いものがありました。
音源で「射した光に色づいた木々」と抽象化されていた部分は最初はダイレクトに“過去の時間”のことを歌っていたので。
過去の時間は、それが“苦悩の日々”でたれ“素敵な日々”であれ、同様に足枷になり得るのだということに気付かされ、あの歌詞はライブで2、3回しか聴いてないはずだけど、ぐっさり刺さって頭に残っていた。
同じ思い出は時に、糧にもなる訳で(だからこそ、音源のspecial thanksに“memory”という言葉が入っていたのだと思う)
今日どう生きてるか、ということが過去を意味づけるのだと思う。
それを踏まえた、この日とこれからのこと。
この二人がまた同じステージに立つことが、必然だといいな、と思っています。
勿論HOLLOWGRAMに期待はしてるし現時点で応援する気は満々ですが、やっぱりそれは聴いてみなきゃ解らないことだから。
(8月のライブはきらきらした夢を見ていたような心地で、まだいまいち確信が持てない。)

終了後、攸紀さんがtwitterで、
「見に来てくれる人が楽しんでくれるのが一番なのはわかっているけど、俺にとってメンバーの笑顔も同じくらい大切」
と書いていて、凄く嬉しかった。
“ファンのため”に、楽しんで欲しいとか笑顔になって欲しいとか、そういうこと前面に出して活動する人たちも居るけど私はそういうの大っ嫌いで。
創る目的や理由はステージの上の人の中に在るべきだと思ってて、それをこっちに転嫁しないでくれ、と思ってて。
捻くれすぎかもしれませんが。
ステージの上の人がやりたいことをやりたいようにやった結果出てきた音楽を自分が好きだと感じられたらラッキー、なのであってね。
幸い、今私が観に行ってるバンドは皆それが叶っているから。
これからもやりたいことをやりたいようにやって欲しい。
鮮やかな色をつけ始めている、というその世界。
その色が濁らないまま、壊れないままに、観せてもらえる日を心から楽しみにしています。
それを自分が好きだと思うかどうかは、また別の話だから。