ドイツでも人気の中東のスイーツのひとつバクラヴァ
うちの近所に人気のターキッシュ・ベーカリーがあるので
いつもそこで買っていました。
最近になって、たまたまバクラヴァのレシピを目にする機会があり、
あまりにも大量の油脂と砂糖を使っていることにびっくり
バクラヴァはティッシュのように薄く延ばしたフィロ(ユフカとも呼ばれる)という名の生地を何層にも重ね、
あいだに細かく砕いたナッツが挟んであるお菓子。
バターの香りがするパリッとした生地に、甘いシロップがたっぷりとかけられています
生地にはほとんど油分は含まれていないので、パイよりも油分は少ないのだと思っていたのですが
レシピによると、バクラヴァを形成してからオーブンに入れる前に
大量の澄ましバターとサラダをかけるようなのです
澄ましバター1カップとサラダ油1カップを混ぜたものを回しかける!
というレシピもありました。
焼きあがってからお菓子にかけるシロップも、
砂糖200グラムに1カップの水を入れて煮詰め、冷ましてからレモン汁をスプーン一杯加える
という具合です。
いくらおいしくてもこれは・・・・
では、自作してみようか・・・
YouTube で検索してみると、バクラヴァの作り方を紹介している動画がたくさんアップされています
生地を薄く薄く伸ばさなければいけないので、それが大変そうです。
ドイツのスーパーではフィロ生地がパックで売られているため、それを使えば簡単なのですが、
どういうわけか、市販のフィロ生地は常温で売られているのです
材料表示を見ても小麦粉 水 食用油 塩くらいなもの
それが常温で、しかも、そこそこ賞味期限が長い食品として売られているのは腑に落ちません
というわけで、生地から手作りしてみました。
形成後にかけたのは澄ましバター50 G
シロップは砂糖80 Gと水1/2カップで煮詰めたものにレモン小さじ1を加えたもの
あいだに挟むナッツはヘーゼルナッツにしてみました
(ピスタチオやクルミがスタンダードです)


お店屋さんのバクラヴァとはくらべものにはなりませんが、
お菓子屋さんごっこの結果としては、まあまあ満足です。
なにより、たのしかったですし
生地は破けてしまってもなんとかごまかしが効くので、次回作るときにはもう少し頑張って、もっと思い切ってぐーんと薄く伸ばしてみようと思います
ただ、バターもシロップも、この量で十分! という感想です。
おいしいですよ。中東のお菓子バクラヴァは